2007年08月31日

ゴールデン・リング(ニーベルングの指環メイキング) 

クラシックは音楽の中でも良質のドキュメンタリーを作成しやすいジャンルです。





『ゴールデン・リング』−メイキング・オブ・レコーディング−ショルティ&ウィーン・フィル、ニルソン、他

これは有名な演奏、ショルティによるワーグナーの「ニーベルングの指環」の録音セッションを撮影したドキュメンタリーです。1965年の映像。

まず見物は若きショルティの指揮ぶり&往年のワーグナー歌手たち(ニルソン、ヴィントガッセン)の姿。なにせディースカウが若手ですから。(彼らの姿を見ると現在のワーグナーの歌手は小粒に感じます)
途中で登場するサプライズゲストには笑いましたが。

当時の録音セッションがいかに大変だったのかが分かるシーンが数多くあります。15分1セッションを継ぎ足して録音していく様子、別会場で演奏する角笛(音の遠近感もなるほどといった感じ)、録音の指示を出すジョン=カルーショウなどなど。

このセッションを継ぎ足して録音するというスタイルを見ていると、本番一発勝負のクナッパーツブッシュがこの録音を指揮しなかったのは分かるような気がします。それに対してショルティは指揮、行動共にエネルギッシュです。

世紀の録音である「ニーベルングの指環」がいかにして作られたかがよく分かるドキュメンタリーです。やっぱBBCの作るドキュメンタリーはおもしろい。

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2007年08月30日

ブーレーズのマーラー交響曲全集完成

昨日紹介したバルトークの演奏で指揮をしていたブーレーズですが、マーラーの交響曲全集が完結しました。





マーラー 交響曲第8番『千人の交響曲』 ブーレーズ&シュターツカペレ・ベルリン


オケがベルリン国立O.。何か意味があるのでしょうか?
どのような演奏か楽しみです。

ちなみに各交響曲で振ったオケは下記の通り

交響曲第1番<巨人> シカゴ交響楽団
交響曲第2番<復活> ウィーン・フィルハーモニー
交響曲第3番 ウィーン・フィルハーモニー
交響曲第4番 クリーヴランド管弦楽団
交響曲第5番 ウィーン・フィルハーモニー
交響曲第6番<悲劇的> ウィーン・フィルハーモニー
交響曲第7番<夜の歌> クリーヴランド管弦楽団
交響曲第8番 ベルリン国立O.
交響曲<大地の歌> ウィーン・フィルハーモニー
交響曲第9番 シカゴ交響楽団




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2007年08月29日

バルトーク ピアノ協奏曲全集 ツィマーマン、アンスネス、グリモー、ブーレーズ

自分が好きな作曲家にバルトークがいるのですが、でもこの作曲家は多少とっつきにくくあまりメジャーとはいえないです。個人的には現代人にこそブレイクしそうな作曲家だと思っているのですが。





バルトーク ピアノ協奏曲全集 ツィマーマン、アンスネス、グリモー、ブーレーズ


このピアノ協奏曲全集は世界的に有名なピアニストが1曲ずつ担当するというおもしろい企画となっており、贅沢な内容となっております。

指揮者ブーレーズが透過性の高さもあってこの演奏からはバルトークのもっている激しい一面は聴けません。まさにクリアー&スマートの極致です。結果的に誰にでも聴きやすい演奏となっています。(コテコテのバルトークファンから言うと物足りないという声も聞こえそうですが)


ピアノ協奏曲第1番 ツィマーマン(p) ブーレーズ シカゴ交響楽団

ツィマーマン&シカゴということもあって非常にバランスのよい演奏となっています。ツィマーマンのコントロールのいきとどいた音色はききものです。

ピアノ協奏曲第2番 アンスネス(p) ブーレーズ ベルリンフィル

アンスネスがベルリンフィルをバックにバリバリ弾いています。この演奏は期待以上によかったです。

ピアノ協奏曲第3番 エレーヌ・グリモー(p) ブーレーズ ロンドン交響楽団

芸術家肌のグリモー節は今回も炸裂。バルトークの遺作でもあるこの曲をヒューマニズムあふれる絶妙のタッチで再現しております。独自の世界観もありなかなかの演奏です。3曲の中では個人的にグリモーの3番が一番印象深かったです。


通して聴いてみるとブーレーズの指揮は(いい意味でも悪い意味でも)ブレがないと感じました。非常に楽しめるCDでした。

とっつきにくいバルトークのピアノ協奏曲を万人受けする演奏をしたCD一度聴いてみてはいかがでしょうか



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2007年08月28日

バッハ 平均律クラヴィーア曲集(全曲) リヒテル

プロのピアニストを目指す人なら必ず弾くと思われる曲にバッハの平均律があります。バッハの鍵盤楽器用の曲はチェンバロなどで弾く演奏も多いのですが、自分はピアノによる演奏の方が好みです。






バッハ 平均律クラヴィーア曲集(全曲) リヒテル(P)


平均律は弾くと難しいですし、プロのピアニストにとってもチャレンジしがいのある曲です。そのため録音されている演奏はそれぞれ何がしかのメッセージを感じとることが出来ます。

でも学者の説明のような技巧的な演奏、ピアニスティックに走った演奏など聴いていて疲れる演奏が多いです。グールドなんかもこの曲に関してはインパクトはあれども...という感じです。

正直どれを聴いても楽しくないというのが率直な感想で、自分にとっては好きでない曲の一つでした。


そんな時購入したのがリヒテル盤でした。(安価でしたから?????[???i???j

一曲目の出だしを聴いた瞬間「なんと美しい曲だ」と思いました。

そのままの勢いで一気に全曲聴いてしまいました。????????

とにかくバッハの深遠な世界の素晴しさを堪能できる演奏です。全盛期のリヒテルの名人芸も堪能でき、それでいて聴きやすいのです。録音も包み込むような感じでこの演奏には合っています。

まるで泉から湧き出た水で喉を潤したような心地よい感覚です。

寝る前に毎日一曲づつ聴きたくなるような演奏です。



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2007年08月27日

レコ芸9月号読者チョイス・シューベルト/未完成

レコード芸術9月号から「読者が選ぶマイ・ベスト・ディスク」を紹介します。


「究極のオーケストラ超名曲」シューベルト 交響曲第8番<未完成>


第1位





ワルター指揮 ニューヨーク・フィル

暖色系の曲といえばまずこの人ブルーノ・ワルター


第2位





C.クライバー指揮 ウィーン・フィル

新鮮な響きの未完成、個人的にはカップリングの交響曲第3番の方がより上出来と思います。


第3位





ヴァント指揮 ベルリン・フィル

ドイツ的な重厚な響き。北ドイツ放送響(2000年、東京ライブ)もオススメ。

第4位

フルトヴェングラー指揮 ウィーン・フィル


4位フルヴェンはグレイトの方が指揮者の特性が出ておもしろいような気がします。未完成はちょっと胃もたれするような感じがします。(別に悪い演奏ではないのですが...)


第5位

カラヤン指揮 ベルリン・フィル

シューベルト色な演奏というよりはカラヤン色が前面に出た演奏。



個人的に一番聴くのがジュリーニ指揮 バイエルン放送交響楽団と先にあげたヴァントの東京ライブ、あとはベーム指揮 ベルリン・フィルなども聴きます。





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2007年08月25日

レコ芸9月号海外盤試聴記特推盤2

レコード芸術9月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。


<オペラ・声楽曲>

ベルリオーズ 『キリストの幼時』 デイヴィス&ロンドン交響楽団、テネブレ合唱団

ベルリオーズ レクイエム C.デイヴィス&シュターツカペレ・ドレスデン

ドビュッシー 歌劇《アッシャー家の崩壊》 フォスター(指揮)、ウィーン交響楽団

ブクステフーデ オルガン作品集第1集 コープマン(オルガン)

デュカス 歌劇『アリアーヌと青髭』全曲 ボツスタイン&BBC交響楽団、フィリップス、ローズ

フィンジ ある若者の訓戒、地球が朽ちるまで、他 エインズリー(テノール)バーンサイド(ピアノ)

フランク 声楽とオルガンのための作品集第1集 イノセンツィ(オルガン)テトゥ&ソリスト・ド・リヨン

ハンソン 歌劇『メリー・マウント』 シュウォーツ&シアトル交響楽団、フラニガン

ヒンデミット 歌劇『画家マティス』全曲 ヤング&ハンブルク・フィル、シュトルックマン

クラーサ 歌劇『ブルンディバール』 シュウォーツ&ミュージック・オブ・リメンバランス、他

シェーンベルク 『グレの歌』 ギーレン&南西ドイツ放送交響楽団

ワーグナー ジークフリート牧歌、ヴェーゼンドンク歌曲集 リポヴシェク、サヴァリッシュ、バイエルン国立管弦楽団員

合唱曲集(ブラームス、シューマンなど) ムジカ・リングア

『ペロティヌスとアルス・アンティクァ』 ヒリヤード・アンサンブル

フィリップ・ヘレヴェッヘ 1981〜2007年の軌跡

ヴォーン=ウィリアムス『ウェンロック・エッジで』、他 ギルクリスト(T)ティルブロック(p)フィッツウィリアムQ




<ヒストリカル・コレクターズ>


ベルリオーズ 幻想交響曲(1949)、『ロメオとジュリエット』(1953) ミュンシュ&フランス国立放送管弦楽団

録音におけるエルガー演奏家たち

ハチャトゥリアン 交響曲全集、協奏曲集、仮面舞踏会 コンドラシン、ガウク、オイストラフ、フリエール、他

シューマン オラトリオ『楽園とペリ』 ジュリーニ

ショスタコーヴィチ 歌劇『鼻』、歌劇『賭博者』 ロジェストヴェンスキー&モスクワ・シアター・オペラ、レニングラード・フィル、他

ハルトマン 交響的賛歌、葬送協奏曲、他 シュナイダーハン(vn)クーベリック&バイエルン放送交響楽団

チャイコフスキー 交響曲第5番、シューマン ピアノ協奏曲 フリッチャイ コルトー(p)

個人的にこのフリッチャイはオススメです


マーラー:交響曲第4番、モーツァルト:交響曲第40番、ベートーヴェン:交響曲第7番 ワルター&RAIローマ管




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2007年08月24日

レコ芸9月号海外盤試聴記特推盤1

レコード芸術9月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。


<交響曲・管弦楽曲・協奏曲>


シューマン 交響曲第4番、他 ツェートマイアー(指揮、vn)ノーザン・シンフォニア

エルガー 交響曲第1番、他 ヒコックス&BBCウェールズ・ナショナル管弦楽団

ディーペンブロック 管弦楽作品集、管弦楽付き歌曲集 フォンク&ハーグ・レジデンティ管弦楽団、フィニー(Ms)、他

ハイドン 協奏交響曲、交響曲第100番『軍隊』、他 ニコリク&オランダ室内管弦楽団


<室内楽曲・器楽曲>



アーノルド 管楽器のための室内楽作品集 イースト・ウィンズ

バッハ ゴルトベルク変奏曲 ディナースタイン(p)

バッハ ソナタ集、他 アラール(チェンバロ)

ベートーヴェン ピアノ独奏曲全集 Vol.5(ソナタ第16, 17, 18番) ブラウティハム(fp)

コレッリ ヴァイオリン・ソナタ集(作品5−7〜12) フェルナンデス(バロック・ヴァイオリン)

ドビュッシー 前奏曲集第1巻、第2巻、他 バウゼ(p)

ハーバ 弦楽四重奏曲全集 シュターミッツ四重奏団

ハービソン ピアノ三重奏曲第2番、チェロ組曲、他 アメリア・ピアノ・トリオ、カヴァフィアン(va)、他

シューマン 後期ピアノ作品集 コッホ(fp)

ショスタコーヴィッチ ピアノ五重奏曲、4つのワルツ、ピアノ三重奏曲第2番 ナッシュ・アンサンブル

テレマン デュオ・ソナタ&トリオ・ソナタ集 アンサンブル・アマリリス

アンドレアス バッハ写本 アラール(チェンバロ)

グリーグ:チェロ・ソナタ、ラフマニノフ:チェロ・ソナタ、他 ターニャ・テツラフ(Vc)シュスマン(p)

『シュパヌンゲン音楽祭10年の歩み』1999−2006年ライヴ集

ベルク:抒情組曲、シェーンベルク:弦楽四重奏曲第4番、他 プソフォスQ



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2007年08月23日

レコード芸術9月号特選盤2

レコード芸術の9月号で特選を獲得したCDを紹介します。
(器楽曲部門〜)

<器楽曲部門>






ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第28番、第29番 内田光子(p)

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第8番<悲愴>、第21番<ワルトシュタイン>、第23番<熱情> 及川浩治(p)

ショパニッシモ IV/河合優子(p)


デュリュフレ オルガンのための作品全集 ワルニエ(org)

ジョリヴェ ピアノ作品集 藤原亜美(p)

序奏と華麗なるポロネーズ〜チェロ小品集 ロストロポーヴィチ(vc)

1935 通崎睦美(木琴) 京都po Chamber Ensemble





リサイタル・サル・プレイエル リゼ(p)


<声楽曲部門>






ベートーヴェン ミサ・ソレムニス クレンペラー&フィルハーモニア管弦楽団

三善晃 唱歌の四季, Etc: 山田和樹 / 東京混声合唱団



<音楽史部門>



天正遣欧使節の音楽 アントネッロ


<ビデオ部門>






モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』全曲 アーノンクール指揮、グート演出

2006年ザルツブルグの演奏。かなり個性的


モーツァルト 歌劇『フィガロの結婚』全曲 ヤーコプス指揮 マルティノーティ演出

軽快な演奏ならコチラ


マーラー 交響曲第6番『悲劇的』 アバド&ルツェルン祝祭管弦楽団



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2007年08月21日

グールドのBOXセット

グレングールドのCDは何回も再発売されまして、その度にファンは買い直すというはめにおちいっておりました。

しかしその問題は解決しそうです。

グールド/オリジナル・ジャケット・コレクション(80CD)


グールドの80枚組みのBOXセット、しかも一枚あたり200円強

ぶっちゃけ安い。????????

バッハ、ベートーヴェン、モーツァルトなど以外は揃えにくいものも多くこのラインナップはうれしい限り。

おまけにオリジナルジャケットときたら...

また買ってしまいそうな自分です。


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2007年08月20日

メトネル作品集(おとぎ話・忘れられた調べ) メジューエワ(p)

ピアニストにもいろいろおりまして、先日紹介したアルゲリッチのように天才もいれば、その人なりの独自の世界を歩むことで名を知らしめるピアニストもおります。





メトネル メトネル作品集(おとぎ話・忘れられた調べ) メジューエワ(p)

ロシア出身の女流ピアニストであるイリーナ・メジューエワは独自のピアニズムをもっており、それが個性となって演奏と結びついております。特にロマンティックな曲が音色にあっているようで、その傾向が一番出ているのがロシア人作曲家メトネルのピアノ曲となっております。

メトネルのピアノ曲はロマンティックな曲調が主流で、「この曲はすごい」と言われるような曲ではありません。人によっては演奏うんぬんではなく曲が魅力なしと言われそうな感じもあります。

しかしメジューエワはこの作曲家に思い入れがあるのか、非常に味わい深いロシア的なロマンティックな響きで素敵に演奏しております。それは河原にひっそりと咲く小さな美しい花のよう。

曲に新しい息吹を与えたこの演奏を聴くと、いつも優しく懐かしいホッとした気持ちになります。これはロシア的な旋律が日本人の郷愁を誘うからかもしれません。

このメトネル作品集は第2集もあるらしく、今度はそちらも聴いてみたいと思います。


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2007年08月19日

ザルツブルク音楽祭でシェイクスピア



本年度のザルツブルク音楽祭でシェイクスピアの戯曲「真夏の夜の夢」が上演されるとの事

ザルツブルクといえばモーツァルトですが、このように変わった演目も上演しているんですね


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2007年08月17日

ワーグナー名演集 クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル

毎年夏にバイロイトでワーグナーが演奏されます。過去に数多くの指揮者が振っておりますが、個人的に一番すごいと思われるのがクナッパーツブッシュ(以降クナ)です。

kna_wagner.jpg

ワーグナー ワーグナー名演集 クナッパーツブッシュ/ウィーン・フィル

クナのワーグナー演奏としては「パルジファル(全曲)」が有名ですが、これについてはまた別の機会に。

今回紹介する演奏は「ニーベルングの指環」「トリスタンとイゾルデ」「パルジファル」からの抜粋となっており、フラグスタート、ニルソンなども参加しております。オケはウィーンフィル。

クナの特長としてはなんといてもスケールの大きさ(緻密さはないですが)。地底奥底から鳴っているような響き、規定の枠外にはみ出すテンポにオケの音。けっして上手な演奏ではないが、圧倒されっぱなしです。(現在なら指揮台にあげてもらえないのではないかと思う稀有の存在です)特長から言ってワーグナー、ブルックナーが特に相性が良いようです。

この指揮者の演奏は好き嫌いははっきり分かれるタイプです。「下手でミスだらけテンポもダレダレ」などと感じる人は嫌いでしょうし、自分みたいな感じ方をする人にとっては好ましいと感じるでしょう。

現代には存在しないタイプの演奏。クナにしては録音がまずまずのこの演奏。スケールの大きさとフレージングの長さ、それでいて内面が燃焼している演奏、一聴に値すると思います。

クナの演奏を聴くと、この時代の指揮者は非常に個性的なような気がします。みな俺流みたいな感じがあって、それを突き詰めたところに他人には分からない境地みたいなものがあるのかもしれません。

聴かない人もクナッパーツブッシュという(舌をかみそうな)名前は覚えておいて損はないと思います。


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2007年08月16日

ショパン ピアノ協奏曲第1番 アルゲリッチ(ショパコンライブ)

自分が行ったコンサートで天才と思った人が二人います。一人目は指揮者カルロス・クライバー、もう一人がピアニスト マルタ・アルゲリッチです。そのアルゲリッチが世間に名を知らしめたのが1965年の「ショパンコンクール」(もちろん優勝)。





ショパン ピアノ協奏曲第1番 他 アルゲリッチ(p)ロヴィツキ指揮 ワルシャワ国立Po.

これはアルゲリッチのショパンコンクールのライブ録音。

炎が出るような激しいパッションに満ちた演奏で、コンクールライブという特殊な状況も重なり、集中力の高い演奏となっております。

アルゲリッチに関しては実演に一回接してしまうと、CDでは物足りないと感じてしまう所があります。しかしこのライブに関しては録音はイマイチ、雑音が入っていたりする欠点はあるのですが、実演の印象に近い演奏となっております。

アルゲリッチは同一レパートリーを何度も録音する傾向があり、ショパンのピアノ協奏曲も複数録音があります。どれも一長一短ではありますが、すばらしい演奏です。ただしまず「アルゲリッチはどんなピアニスト」と聞かれたら自分はこのショパコンライブを薦めます。それは彼女の持っている激しさ、情熱、パッションなどがよく出ていると思うからです。

現在の少し丸くなり円熟を増した演奏もよいですが、個人的には若い時の燃えるような演奏が好きです。(といって現在も好きなのですが)

この演奏を聴いて思ったのが、現在でもショパンコンクール優勝者にふさわしい演奏をしているのは、ポリーニ、アルゲリッチ、ツィマーマンの3人がぐらいしかいないなという事でした。他が悪いというわけでなくこの三人が傑出している事によるからなのでしょうが。

この三人の中ではアルゲリッチが一番聴きやすいと思います。

とにかくまず一度聴いてみてください
(きっと、あっという間に終わりますから)


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2007年08月15日

ひこにゃん

本日小学生の娘と滋賀県の彦根城に行ってきました。我が娘は昨年大阪城の天守閣を見てから興味をもったらしく連れて行くことになりました。

しかし

娘が天守閣以上に興味をもったのが「ひこにゃん」というキャラクターでした。

これは今年行っている「国宝・彦根城築城400年祭」のイメージキャラクターなのですが結構かわいい(彦根が招き猫発祥の地らしい)

hikonyan1a.jpg

8月中は彦根城博物館内で写真撮影を行っています(無料スペース)

hikonyan3a.jpg

時間は

10:30〜11:00
14:00〜14:30
15:30〜16:00

なかなか愛嬌があり、大人にも子供にも親しまれそうな感じでした。
ゆっくり撮影できるし2ショット撮影なんかにも気軽に応じてくれます。
(個人的には思ったよりかわいかったです)

もう一つ

彦根城内の天秤櫓で9月2日まで「レゴ」で作った世界遺産展もやっておりそこにもいます。
(ココは有料です)

hikonyan2_legoa.jpg


このレゴで作られた「ピラミッド」「モンサンミシェル」などもすごかったです。

帰って嫁に聞いたら「ひこにゃん」はみんな知っている有名なキャラクターだったらしい事が判明

でも嫁の職場のメンバーが「ひこにゃん」のある彦根城が何県にあるか分からなかったらしい(それってどうよ)


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2007年08月14日

パヴァロッティががん闘病中だったとは



世界的なテノール歌手ルチアーノ・パバロッティが、がんで入院中だが快方に向かっているとの事

がん闘病中とは知らなかったです。

ちなみにパバロッティは71歳exclamation

一日も早い回復を祈っています。


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2007年08月12日

小菅優 ファンタジー

現在の若手日本人ピアニストで注目している一人に小菅優さんがいます。





小菅優 ファンタジー

小菅優さんの新譜は、幻想曲(ファンタジー)に関連するいろいろな作曲家の曲を集めたコンセプトアルバムとなっております。バッハからスタートしてファリャまで全10曲。(下記参照)

1. バッハ  幻想曲 ハ短調 BWV919
2. バッハ  幻想曲 イ短調 BWV922
3. モーツァルト  幻想曲 ニ短調 K.397
4. ハイドン  幻想曲 ハ長調 Hob.XVII/4
5. ベートーヴェン  幻想曲 ト短調 Op.77
6. シューベルト  幻想曲 ハ長調 D605A (グラーツの幻想曲)
7. ショパン  幻想曲 ヘ短調 Op.49
8. ラフマニノフ  幻想的小品第一番 ト短調
9. ラフマニノフ  フーガ ニ短調
10. ファリャ  ベティカ幻想曲(アンダルシア幻想曲)

曲目もバラエティにとんでおりまして楽しめます。自分が最初聴いたときはおもしろくて一気に全部聴いてしまいました。????????

一筆書きの書をみるようなダイナミックなタッチの演奏で、直球一本勝負といった感じがします。(あまりにもストレートすぎて味付けやニュアンスなどは多少大雑把なのですが、この若きピアニストの弾きっぷりを聴くとそういう事は忘れてしまいます。)

一曲一曲音色も工夫されており、出だしのバッハは固いタッチ。モーツァルト、ハイドンは明確な明るいタッチとなっており、特にハイドンにおける切れ味と運動性のよさは抜群です。ベートーヴェンの豪快な演奏、ファリャの鮮やかな演奏などはブラボーといった感じです。

小菅優さんの演奏はまるくまとまった演奏スタイルではないので人をひきつける魅力にあふれているのだと思います。(前回のショパンコンクールなど参加していれば優勝していてもおかしくなかたのではないかもしれませんが、本人は興味ないんだろうなきっと)

こういうピアニストが日本から出てきた事はうれしい限りです。
今後も要注目です。

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2007年08月11日

大聖堂階段音楽祭



ドイツのエアフルトで大聖堂階段音楽祭なるものが行われます。

なんでもマリーエン大聖堂とセヴェリ教会の間の階段で行われるらしい。

なかなかおもしろい企画です。(意外と音もよいのでは)

こんな舞台で観る「カヴァレリア・ルスティカーナ」格別でしょうね。

一度観てみたいものです。


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2007年08月10日

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲12番<アメリカ> ベルクQ

毎日暑いです。みなさんは弦楽四重奏曲と聞くと難しそうに聞こえませんか?

弦楽四重奏曲の最高峰はやはりベートーヴェンですが、内容も濃くて深いこともありいきなりこれを聴くのは辛いです。

dvo_arban.jpg

ドヴォルザーク 弦楽四重奏曲12番<アメリカ> スメタナ 弦楽四重奏曲1番 アルバンベルクQ

そこでオススメしますのが、ドヴォルザークの弦楽四重奏曲第12番<アメリカ>です。ドヴォルザークのアメリカ時代の曲は傑作が多いのですが、それで曲がポピュラーな名曲(新世界など)ぞろいです。

この曲はとにかくメロディが親しみやすいので聴きやすいです。
第一楽章の出だしのメロディーからほのかにボヘミアの香りを残した感じで一度は聴いた事があるはず。第二楽章の静かな曲をはさんで、第三・四楽章は明るくリズミカルで聴いていてワクワクします。

今回紹介しますのがアルバン・ベルク四重奏団によるライブ録音。彼らの演奏は民族性を強調したものではありません。しかし演奏のスタイルがシャープで切れ味がよく音も引き締まっていますのできりっとした演奏となっています。現代のアンサンブルを聴くにはよい演奏だと思います。

その他にはスメタナQの民族性の強い演奏やジュリアードQの演奏などがよいです。


カップリングのスメタナ/弦楽四重奏曲第1番はアメリカより曲調は渋いですがなかなかの曲です。こちらの方はアルバン・ベルク四重奏団は緻密さがさらに増しておりよい感じの演奏です。各楽章の色分けの仕方も見事です。ただし多少息苦しさを感じるところもあり、そういう人にはスメタナQ盤をオススメします。

とにかく弦楽四重奏曲一度は聴いてみてはいかがでしょうか?


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2007年08月09日

ラトルのお買い得ボックス

サイモン・ラトルのお買い得なボックスが出たので紹介します。


一つ目はマーラーのボックス

マーラー 交響曲全集 ラトル&バーミンガム市交響楽団、ベルリン・フィル、ウィーン・フィル、他

ラトルによるマーラー交響曲全集のボックス販売は初めてです。
CD14枚組。


二つ目はシベリウスのボックス

シベリウス 交響曲全集、ヴァイオリン協奏曲、他 ラトル&バーミンガム市交響楽団、ケネディ(Vn)

こちらはCD5枚組
ヴァイオリン協奏曲などを含む全集は初めてです。
(しかしイギリス人はシベリウスが好きなようで)

ラトルの演奏はつねに賛否両論に分かれるのですが、それは指揮者が個性的な証拠でもあるわけで。

自分は安定した演奏より挑戦する演奏を聴いてみたいと思う方なので、このボックスは楽しみです。


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posted by やったくん at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする