2007年09月30日

レコ芸10月号海外盤試聴記特推盤3

レコード芸術10月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。


<オペラ・声楽曲>



J.S.バッハ カンタータ第110番、第205番 ファソリス&イ・バロッキスティ

ゲレーロ モテット集『霊的なカンシオンとビリャネスカ』 ラ・コロンビーナ

アイヴズ 歌曲集 ジル・フェルドマン(S)クッククック(p)

オネゲル オラトリオ『火刑台上のジャンヌ・ダルク』 スカルピッタ演出、アルティノグル&モンペリエ国立管弦楽団

モンテヴェルディ 歌劇『オルフェオ』全曲 カヴィーナ&ラ・ヴェネクシアーナ

モーツァルト 歌劇『ドン・ジョヴァンニ』全曲 ヤーコプス&フライブルク・バロック・オーケストラ、ヴァイサー、レガッツォ

ラモー 歌劇『ゾロアストル』全曲 オーディ演出、ルセ&ドロットニングホルム宮廷劇場管、ル・タラン・リリク

ロッシーニ 歌劇『アルジェのイタリア女』全曲 フォー演出、レンゼッティ&ボローニャ市立歌劇場、ピッツォラート

シューベルト 歌曲集『冬の旅』 フローリアン・プライ(バリトン)リコ・グルダ(ピアノ)

エルフィン・ナイト〜英国ルネッサンスのバラードと舞曲 フレデリクセン(リュート、歌)アンサンブル・フェニックス・ミュンヘン



<ヒストリカル・コレクターズ>



ベートーヴェン ピアノ協奏曲第4番、第5番『皇帝』、他 リヒター=ハーザー、ケーゲル

ヒンデミット 歌劇『カルディヤック』全曲 ポネル演出、サヴァリッシュ&バイエルン国立歌劇場

モニク・ド・ラ・ブルショルリ第2集

ピアノ協奏曲集(シューマン、リスト、ラフマニノフ) ミケランジェリ(p)


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2007年09月29日

レコ芸10月号海外盤試聴記特推盤2

レコード芸術10月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。


<室内楽曲・器楽曲>


アルカン 独奏ピアノのための協奏曲 アムラン(p)

J.S.バッハ リュート曲集第1集 オデット(リュート)

ベートーヴェン ハルモニームジーク集 アンサンブル・ゼフィロ

モーツァルト ディヴェルティメント集 アンサンブル・ゼフィロ

ベルク 弦楽四重奏曲、抒情組曲、他 ニュージーランド弦楽四重奏団

ブラームス チェロ・ソナタ第2番、他 モーザー(Vc)リヴィニウス(p)

デュリュフレ オルガン曲全集 フェアーズ(Org)

エーベルル 大五重奏曲、大三重奏曲、他 ドゥイス(p)コンソルティウム・クラシクム

フォーレ チェロ・ソナタ第1番、第2番、夢のあとに、エレジー、他 ギャニュパン(Vc)デイェズ(p)

グリーグ 『抒情小曲集』より グラーセル(Fp)

コルンゴルト 弦楽四重奏曲全集、他 フレッシュ四重奏団

モーツァルト 鍵盤作品全集 第5集 ランペ

モーツァルト 鍵盤作品全集 第6集 ランペ

ムソルグスキー 『展覧会の絵』(バヤンによる演奏)、他 エーラー(バヤン)

ポンセ 弦楽四重奏曲、弦楽三重奏曲、他 ラテン・アメリカ四重奏団

チャイコフスキー ピアノ三重奏曲『ある偉大な芸術家の思い出のために』他 ロザムンデ三重奏団



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2007年09月28日

レコ芸10月号海外盤試聴記特推盤1

レコード芸術10月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。

<今月の注目盤>





ストラヴィンスキー・エディション(22CD)

<交響曲・管弦楽曲・協奏曲>


ベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番&第5番『皇帝』 オコーナー(ピアノ)デルフス&ロンドン交響楽団

ベートーヴェン 交響曲全集 マッケラス&スコットランド室内管弦楽団、フィルハーモニア管弦楽団、他

アイスラー 『ドイツ交響曲』 インバル&フランス国立放送フィル

20世紀のポートレート〜カール・アマデウス・ハルトマン ヤノフスキ(指揮)、ベルリン放送交響楽団

パルシャウ ハープシコード協奏曲第1番、第2番、他 モーテンセン(チェンバロ)コンチェルト・コペンハーゲン

レブエルタス マヤ族の夜、イティネラーリオス、他 プリエト&ハラッパ交響楽団

リムスキー=コルサコフ 管弦楽作品集 シナイスキー&BBCフィル

ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第8番(弦楽合奏版)、他 ブルネッロ&イタリア弦楽合奏団

ショスタコーヴィチ 交響曲第1番、第6番 コフマン&ボン・ベートーヴェン管弦楽団

シュポワ 交響曲第1番、第2番、他 シェリー&スイス・イタリア語放送管弦楽団

ストラヴィンスキー 春の祭典、他 カンブルラン&南西ドイツ放送交響楽団

ヴィラ=ロボス ブラジル風バッハ第1番、第4番、第5番、第6番 ミンチュク&サンパウロ響のチェリスト達、ブラウン(ソプラノ)メネセス(チェロ)、他

ヴィヴァルディ ヴァイオリン協奏曲集第2集 シュテック(ヴァイオリン)サルデッリ&モード・アンティコ

ロイヤル・コンセルトへボウ・ブラス

チャイコフスキー 交響曲第6番『悲愴』(リハーサルと演奏)、他 ノリントン&シュトゥットガルト放送交響楽団



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2007年09月27日

レコード芸術10月号特選盤2

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2007年09月26日

レコード芸術10月号特選盤1

レコード芸術の10月号で特選を獲得したCDを紹介します。
(交響曲〜器楽曲まで)

<交響曲部門>





ハイドン 交響曲第88〜92番、他 ラトル&ベルリン・フィル

先日紹介した演奏、大変快適な演奏です。





ショスタコーヴィチ 交響曲第5番 小澤征爾&サイトウ・キネン・オーケストラ

ブルックナー 交響曲第9番 ヨッフム&ミュンヘン・フィル


<協奏曲部門>





シューマン ピアノ協奏曲、他 キーシン、デイヴィス&ロンドン響

プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番、ラヴェル ピアノ協奏曲 ユンディ・リ(p)小澤征爾&ベルリン・フィル

プロコフィエフの2番とは珍しい


<室内楽曲部門>





プーランク 六重奏曲、ミヨー 『世界の創造』室内楽版、他 プレヴィン(p)シフリン(Cl)、カヴァフィアン(Vn)、他

モーツァルト フォルテピアノとヴァイオリンのための曲集 デムス(fp)、イルンベルガー(Vn)

ベートーヴェン チェロとピアノのための作品全集 タヘツィ(Vc)、ケーニヒ(p)



<器楽曲部門>

ツィポーリ 鍵盤作品全集 ブリツィ(org) 他





スカルラッティ ソナタ集 渡邊順生(fp)

J.S.バッハ リュートまたはチェンバロのための作品集 マイコ・ミュラー(cemb)

ショパン エチュード全集 小菅優(p)

これは素晴しいです。また後日紹介します。


ラヴェル ピアノ作品集 プルーデルマッハー(p)





グリーグ 『抒情小曲集』より、他 御喜美江(アコーディオン)

『オール・ショパン・リサイタル』 ミケランジェリ(1967年ステレオ・ライヴ)

この時期のライブにしては音が良いほうです。


自宅のルーターが壊れていましたが、復旧しました。(更新が遅れました。)


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2007年09月24日

ミケランジェリの東京ライブ、発売

往年の名ピアニストのミケランジェリが演奏したライブ録音というのは、大概音質が悪いものが多いです。





『ライヴ・イン・東京1973』 ミケランジェリ

これは東京でのライブ録音で高音質が期待できそうです。


ちなみに曲目は

シューマン:ウィーンの謝肉祭の道化

ショパン:ピアノ・ソナタ第2番

ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ

ラヴェル:夜のガスパール

演奏日時は

1973/10/29 東京文化会館


発売が楽しみです。(ステレオ録音です。)



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2007年09月21日

大阪市音楽団

宮川 彬良の活躍や、昨日紹介した小松一彦の指揮でなかなかの演奏をする事で話題のオーケストラに大阪市音楽団があります。


先日大阪城に言ったときに森之宮駅近くに事務所があるのを発見

oosaka_ongakudan.jpg


結構派手な印象がありましたが

静かな森の中にもの静かに建っておりました。



一度実演を聴いてみたいものです。



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2007年09月20日

須賀田礒太郎 作品集 小松一彦&神奈川フィル

日本人には有名な西洋文化を美化する傾向がありますが、その事が日本人がやっているすばらしい仕事を忘れてしまう結果になる場合があります。特にクラシック音楽では日本人作曲家の音楽は忘れられてしまいがちです。

sugata.jpg

須賀田礒太郎 交響的序曲、双龍交遊之舞、生命の律動、東洋の舞姫 小松一彦&神奈川フィル

先日NAXOSから発売されている「日本人作曲家」を取り上げるシリーズがありますが、その中の須賀田礒太郎の作品を聴いてみました。

須賀田礒太郎は横浜出身の戦前活躍した作曲家ですが、戦中に栃木県に疎開してそのままその地で生活したため中央音楽界からは忘れられた存在になってしまったようです。

曲は管弦楽曲集となっておりまして、

皇紀2600年奉納曲である「交響的序曲」、「双龍交遊之舞」

バレエ曲である「生命の律動」

イスラムの雰囲気をもった「東洋の舞姫」という小品

から構成されております。

聴いてみて「非常に分かりやすく聴きやすい」exclamationと思いました。

最初の2曲は奉納曲という事で、和のテイストを重視した曲となっております。雅楽とかに抵抗感がある人にも聴きやすいのではないでしょうか。

「生命の律動」はストラヴィンスキーを意識したような曲となっておりなかなかの曲。

「東洋の舞姫」は小品ながら耳ざわりのよいフレーズとなっており、CMなどに使われてもコンサートのアンコール曲に使われても聴いた人が親しみをもてるような曲。

指揮の小松一彦も丁寧に指揮をしており好感がもてます。

ラヴェルやドビュッシーみたいに凄いわけではないですが、聴いてみると楽しめるアルバムではないでしょうか。

あと片山杜秀の解説はよく書けており勉強になりました。(下手な本で調べるよりは、この解説の方が須賀田礒太郎を知ることが出来ます)

しかしこれだけの曲が「東洋の舞姫」以外は世界初録音とはビックリですね。自分は他の日本人作曲家の曲も聴いてみようと思いました。


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2007年09月18日

R=コルサコフ 《シェエラザード》 ゲルギエフ&キーロフ歌劇場O.

自分は海の絵や海に関する曲が結構好きなんです。そういう自分が最初に買ったCDがシェエラザードだったのですが。






R=コルサコフ 《シェエラザード》、ボロディン 《中央アジアの草原にて》 、バラキレフ イスラメイ ゲルギエフ&キーロフ歌劇場管弦楽団

千夜一夜物語をモチーフにした交響組曲である「シェエラザード」ですが、自分は濃厚な絵巻を堪能したいという思いがあります。

そういう意味では強烈な演奏をする事が多いゲルギエフは最適でしょう。演奏はパワフル&ロマンティック、曲の起伏をスピードの変化中心で対応することで個性的な演奏となっております。

第1曲の海の表現では下手をすれば船酔いするぐらいの明確な起伏をもった演奏。第3曲などはテンポを落としてこれでもかというぐらいロマンティックな妖美な演奏。第4曲ではハイスピードを軸に圧倒的なクライマックスを築いております。

とかくスマートな演奏が最近多いのですが、これだけ濃厚な表現をする事で交響曲的要素ではなく標題音楽的要素を巧く表現しております。さらにキーロフ歌劇場管弦楽団が一生懸命に演奏しており、最高のアンサンブルではないのですが、独特の味わいとなっております。

最初聴いたときはあっという間に飲み込まれ、アラビアンナイトの世界に引き込まれてしまいました。(海の表現で少し酔いましたが。)これを聴くと他の「シェエラザード」が味気ないこと。(あっさりした演奏が好みの人には嫌われそうですが)

一緒に入っている「中央アジアの草原にて」の演奏がモンゴルの草原にいるような気分になる演奏で一服の清涼剤となっております。

録音も生々しく個人的には結構気に入っています。残響が多いので明確な分離を求める人にはSACDの方がよいかもしれません。


指揮者のゲルギエフは出来不出来はありそうですが、一回生演奏を聴いてみたいと思っております。

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2007年09月17日

モーツァルト 後期交響曲集 カラヤン&ベルリンフィル

どのような業種にもどんなものでもそこそこまで持ってきてくれる人がいます。自分のカラヤンの印象はそんな感じがします。





モーツァルト 後期交響曲集 カラヤン&ベルリンフィル

カラヤンという指揮者は曲を聴かせる能力については非常に上手です。意外と真面目にアプローチして曲を聴きやすく美しく快適に演奏してくれるため、クラシック初心者などには重宝する指揮者です。難しくなりがちの曲を分かりやすく演奏するという事に関しては天才的だと思います。まさに曲のメークアップアーティストといった趣です。

しかしカラヤンにも苦戦している作曲家がいます。その代表格がベートーヴェンとモーツァルト。ベートーヴェンに関しては精神的な部分も考慮しないと感動的な演奏は難しい作曲家ですから、快適な演奏には向いていないので苦手なのかもしれません。個人的には水と油といった感じに思えます。

ではモーツァルトの場合はどうでしょう。自分はモーツァルトの天才性はパーフェクトな作曲技術に表れていると考えております。(凄く上手かどうかは別として)スコア通り演奏するとモーツァルトの音楽が流れてきます。普通曲はメロディーラインが耳につく事が多いのですが、モーツァルトの曲は「曲」そのものが聴こえてきます。これは非常にバランスよく作曲されているからでしょう。

例えば「ベートーヴェンの第9はどんな曲?」と聞かれたらすぐ有名なフレーズを教えてあげる事は可能です。でも「ジュピターってどんな曲?」と聞かれたら答えに困ってしまいます。これなどはまさに曲全体が一つとなっている事の表れでしょう。

モーツァルトの曲はどのようなコンセプトで演奏するかが大きなポイントになるので、どのように装飾するかはあまり重視されません。ノーメイクで綺麗な女優さんがいたとしたら、その女優さんにハードなメークを施したら、さらに素晴しくはならないでしょう。

これはカラヤンのモーツァルト演奏にも当てはまります。後期交響曲集はどの演奏もカロリーたっぷりで濃厚な演奏となっております。非常にオーケストラも上手でカラヤンの指示を的確に再現しております。

カラヤンにとっては他の作曲家と同じアプローチでモーツァルトを演奏しているのでしょうが、無駄と感じるぐらいの濃い味付けは元の素材のよさを消しているように思われます。この味付けの仕方をしてしまうところがカラヤンがモーツァルトを苦手とさせているような気がします。

個人的にはかなり個性的な演奏ですので一聴に値する演奏だとは思います。ただし「毎日聴くか」と言われれば「NO」と答えますね。



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2007年09月16日

ipod新しい仲間たち

appleからipodの新シリーズが発売されています。

Apple Store(Japan)

ラインナップは

操作性を重視した「ipod touch

ビデオ再生が可能になった「ipod nano

携帯性が優れている「ipod shuffle

大容量の「ipod classic

となっております。

今回の目玉はiphoneに似た「ipod touch」でしょうが、

自分が注目しているのは「ipod classic」の160GBです。

やっと所有しているipodの曲が全部入るようになります。???[???i?????????j

年末に向けて購入を検討しようと思います。


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2007年09月13日

ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 ホロヴィッツ(p)

ピアニストは年齢とともにパワーはどうしても落ちていきます。ではどのあたりから下り坂になるのでしょうか。





ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番 ホロヴィッツ(p)オーマンディ&ニューヨーク・フィル

スタインウェイの大家、ホロヴィッツは往年の名ピアニストの一人であります。冴えわたるテクニックで有名なピアニスト(ピアノのタッチは日本刀の切れ味と言った感じです)。技巧重視のピアニストですから精神的な部分に比重を置いた演奏に変わることも出来なかったため、晩年は悲しい姿となっておりました。(でも当時日本では大絶賛でしたね、自分の耳が悪いのかな?)

自分がホロヴィッツ晩年の録音でなんとか聴ける範囲に入る演奏が1978年にニューヨークで行われた「ラフマニノフ ピアノ協奏曲第3番」の演奏であります。

この難曲を現代の若手ピアニストは技巧的にバリバリ弾きます。でもホロヴィッツの音は淡々としており暗く枯れた印象があります。テクニックの衰え、ライブという緊張感など諸事情もからんで独特の雰囲気を醸し出しております。

ミスタッチもあり、完全性を重視する向きには不満の多い演奏かもしれません。一音一音丹念に弾く音を聴くと、ミスタッチを恐れて丁寧に弾くのではなく、ホロヴィッツとしてのピアノを弾いている姿が想像出来、あたかも客席にいる観客のように聴き入ってしまいます。

一人の老ピアニストが胸を張って語っており、なかなか味わい深い演奏となっております。




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タグ:クラシック
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2007年09月12日

シューベルト 交響曲第9番《ザ・グレート》 フルトヴェングラー&ベルリンフィル

本日は日本で神格化されていると思われるほど人気のあるフルトヴェングラー指揮の一枚をご紹介。

frt_grate.jpg

シューベルト 交響曲第9番《ザ・グレート》 フルトヴェングラー&ベルリンフィル(p)




フルトヴェングラーは言わずとしれたドイツ出身の往年の名指揮者です。得意なのはベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーなど正統派ドイツ音楽。

今回紹介しますのが1953年のライブ録音のシューベルトのグレイトです。

演奏は深遠なもので、音の広がり奥行きともにすばらしく彼が得意としたライブ録音であるのもあり高揚感も抜群、非常に感動的な演奏で、まさにグレイトの名にふさわしい演奏です。????????

しかしいつもながらに思うのですが、フルトヴェングラー指揮で演奏するベルリンフィルの演奏の完成度や燃焼度の高さといったら凄いです。現在のオーケストラが求めるアンサンブルの精度とは別次元の世界が広がっているような気がします。

自分が思うに指揮者の吸引力、逆に言えばオーケストラの団員の集中力が高いためにこのような凄い演奏が出来るのではないでしょうか。

ちなみにフルトヴェングラーの主な演奏はEMIとグラモフォンから出ていますが、個人的にはグラモフォン音源の演奏の方が音は好みです。

本日久々に聴いて非常に満足しました。


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2007年09月11日

ハイドン 交響曲第88〜92番、他 ラトル&ベルリン・フィル

近年ハイドンの交響曲は古楽器による演奏が主流となり、フルオーケストラによる演奏というのがめっきり減っていました。






ハイドン 交響曲第88〜92番、他 ラトル&ベルリン・フィル

今回紹介しますのがラトルがベルリンフィルを振ったハイドン交響曲集です。選曲は有名なパリセットとロンドンセットの間にある少しマイナーな88番<V字>〜92番<オックスフォード>に協奏交響曲を加えた魅力的なラインナップです。

世界的なオーケストラのレパートリーにハイドンの交響曲の名があがる事はあまりありません。これはパワーで圧倒する重量級の演奏をしがちな現代オーケストラにとって向いていないレパートリーであるといえます。そこで登場するのが古楽器やピリオド奏法による演奏などで、軽快な演奏で楽しい演奏があります。しかしパリセット以降の曲になると軽快な演奏だけでは曲本来のもっている味わいを表現することが難しくなってきます。これはハイドンの作曲の成熟も関係すると思われますが、一般のオーケストラの演奏を聴きたくなります。

そこでラトル盤の登場となります。演奏は一言で言うと明快でシャープな演奏。(オケのアンサンブルも上質です。)

自分は聴いた後は「楽しかった」です。

このラトルのアプローチは「踏み込みが足りない」とか「重みがない」とか「底が浅い」とか言う人もいるかもしれません。でも必ずしも交響曲と言えば身構えてベートーヴェンのように演奏しなければならないという事はないと思います。

このCDの交響曲第90番第4楽章には2ヴァージョンの演奏が入っています。この演奏は別ヴァージョンの演奏ではなく、ある仕掛けがしてある演奏と普通の演奏が入っています。これを聴くと仕掛けありの演奏は楽しく、仕掛けなしの演奏は物足りなく聴こえるのではないでしょうか。

自分はこの前者の楽しめる演奏こそがハイドン交響曲の本来の姿ではないかと感じます。「聴衆と一体になって音楽を楽しむ」そういう音楽がハイドンであるような気がします。

そういう意味ではラトルのウイットにとんだ演奏は本来のハイドンの姿を見せてくれた演奏といえるかもしれません。(これが現代オーケストラでハイドンを取り上げるきっかけになってくれればと願っております。)

ちなみに往年の演奏家(ワルター、クレンペラー、ベーム...)なども優れた演奏をしております。ただしラトルと演奏の系統は違う気がしますので優劣をつけるのはナンセンスでしょう。

自分は今回のラトル盤にハイドン演奏に新しい風を感じました。


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2007年09月10日

ワーグナー ワルキューレ第1幕 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル

先週マゼールのワーグナーを紹介しましたが、「指環」の全曲に手を出す前にもう一つ聴いてほしい演奏があります。


kna_wal.jpg

ワーグナー ワルキューレ第1幕 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル

まず「指環」は全曲を聴く前に話が面白く、曲もいいワルキューレの第1幕を聴くのがよいと思います。(CD1枚で終わる長さですから)長さも適当でしょう。

この第1幕を聴くとマゼール盤で聴いた事のあるフレーズが数多く出てきます。これがライトモティーフ(今風に言えばテーマみたいな感じでしょうか)というものでして、その場面に出ている登場人物のフレーズが出てくるように作曲されています。重要なキーワードである槍や剣などもライトモティーフの対象となっております。

演奏は以前紹介したコンビであるクナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルのコンビ。とにかく大きなスケール感でダイナミックな演奏をしておりワーグナーサウンドを堪能できます。録音もかなりよいので満足です。

これを聴いて向いていないという人は「指環」の全曲は聴かない方がよいでしょう。

来週あたり「指環」全曲盤の紹介をする予定です。


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タグ:ワーグナー
posted by やったくん at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・声楽 オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月08日

レヴァイン殿、お元気そうで



昨年カーテンコールでこけて、手術&静養をしていると聞いていたレヴァインだが元気な姿で活動しているらしい。

現在音楽監督をつとめるボストン交響楽団(前任は小澤征爾)を率いてパリでコンサートを行うとの事。

場所は伝統のあるサル・プレイエル、演目はベルリオーズの「ファウストの劫罰」。以前ベルリンフィルを振ったベルリオーズはなかなかよかった覚えがあるので結構期待できるのではないかと思います。

しかしレヴァインの体型、巨大化しているような...


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2007年09月07日

イタリア民謡集 パヴァロッティ

自分がパヴァロッティの一番彼らしいと思う演奏がイタリア民謡です。





オ・ソレ・ミオ〜イタリア民謡集 ルチアーノ・パヴァロッティ


パヴァロッティのイタリアオペラも素晴しい演奏がたくさんあります。でも「キング・オブ・ハイC」と呼ばれる彼の特長、それにキャラクターが最も魅力的に出ているのがイタリア民謡だと思います。

「オ・ソレ・ミオ」「帰れ、ソレントヘ」など誰でも知っている小品の数々、イタリア人であるパヴァロッティの歌は郷愁も誘い感動的であります。

ここで聴くパヴァロッティの輝く美声は彼の全盛期の声。曲によっては過剰なほどのデフォルメをつけているのですが、それが民謡という種類もあっていやみに聴こえないあたりさすがという感じです。やっぱかっこいいですよね。

いつもはこのCDを聴くと昔見たイタリアの海を思い出すのですが、今日はパヴァロッティの笑っている顔が出てきそうです。


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パヴァロッティ死去



世界的テノールであるパヴァロッティが9月6日に71歳で亡くなったとの事。

晩年は病気を患ったり、税金の問題で大変だったらしい。



パヴァロッティといえば楽譜を読めないことでも有名

必然的にレパートリーも少なかったのですが...

ご冥福を申し上げます。


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2007年09月05日

クラシックのpodcast

ipodにpodcastという機能があります。

ituneによるラジオ配信みたいなものです。

クラシック関係もいくつかありまして、

「沙織のクラシックのアハ!」


 曲の簡単な紹介の後に実際の演奏を聴くという構成です。まあ無難な感じです。1回目はエルガーの愛の挨拶となっております。

 ただし有料ですのでお気をつけて

「日本フィルpodcast」

 日本フィルのオーケストラ演奏者が演奏者から見たいろいろなネタを話してくれます。(コントラバスの演奏家の方の話は結構おもしろかったです)最後に日本フィルのコンサート紹介となっております。

地方に住んでいる自分にとっては、紹介される演目が興味があっても気軽に聴きに行けない点が残念です。

みなさんも一度聴いてみてはいかがでしょうか


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2007年09月04日

ラヴェル 管弦楽曲集 マゼール&ウィーン・フィル

指揮者マゼールの音感のよさは彼の演奏を聴くとその明快さから感じ取れます。昨日紹介したワーグナーなんかもそうです。






ラヴェル 管弦楽曲集 マゼール&ウィーン・フィル

マゼールには明晰な側面もあるが確信犯的な過剰な演出をする面もあります。そういう面が全面に出たのが今回紹介するラヴェルの演奏です。

一般的にラヴェルの管弦楽といえばフレンチな香りを残した洗練された演奏がよいとされる傾向にあります。

ところがマゼールの演奏は全然違います。ウィーン・フィルの美徳を生かしたロマンティックな響きを重視し、全体の味付けを濃厚にそれでいて「すかっ」とドライブしております。

妖美な輝きを見せる<ラ・ヴァルス>や最後に「やられた」と思った<ボレロ>など解釈は個性的、ある面歌舞伎の演目を見ているような感じで、指揮者マゼールが確信犯的に狙った演奏となっています。まあこれだけ個性的な演奏によくウィーン・フィルがついていったなあと思います。

この演奏は好き嫌いははっきり分かれるでしょうが、中途半端なフレンチ的演奏よりははるかに楽しめる演奏となっているのではないでしょうか。

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posted by やったくん at 20:46| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・管弦楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする