
エルガー ヴァイオリン協奏曲、ヴォーン・ウィリアムズ あげひばり ヒラリー=ハーン、デイヴィス&ロンドン響
個人的に最近の若手ヴァイオリニストで気に入っているヒラリー=ハーンの演奏によるイギリス作曲家集。
メインはエルガーのヴァイオリン協奏曲なのですが、この曲難易度が高く(渋くて地味な)エルガー節が強烈に出ている曲なので、音楽的には充実している作品なのですが聴いた印象はどうしても「あか抜けない曲」といった感じになります。
ここでのハーンは高い集中力で(多少線が細い面がありますが)この難曲を弾ききっています。バックのコリン・デイヴィスもエルガーの意図をよく理解した指揮ぶりでサポートしています(これをイギリス的格調高き演奏というのでしょうか)。でも聴いていてモヤモヤした気分が残るのはいたしかたないのでしょうか
さてそのモヤモヤを吹き飛ばしてくれる素晴しい曲がカップリングとして入っております。そう「ヴォーン・ウィリアムズ あげひばり」です。
自分は輸入盤を購入したので”The Lark Ascending”と書いてあって何の事が分からず聴きはじめたのですが、聴き始めて思ったのが「鳥が羽ばたいていくような曲だ」という事でして、これが「ひばりが大空へ羽ばたいていく姿」を曲にした作曲者の意図と一致しておりまして後で調べて驚いたのを覚えています。
ひばりが空を飛ぶさま、森や風などの描写など中世ヨーロッパの風景を連想できるようで素晴しい曲です。特にハーンのヴァイオリンが線が多少細いことがこの曲にプラスに働いておりいつまでも終わってほしくないと思わせる演奏となっております。
この「あげひばり」は15分程度の小品ですが、自分などは最後ひばりが大空高く羽ばたいて行くところなどは曲が終わっても「余韻」にひたり満足感は大曲を凌駕するものだと感じました
みなさんも一度聴いてみる事をオススメします。
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