2007年12月31日

2007年度印象に残った演奏

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史上最高の「第9」は二つ?

今年最後は日本人の年末の風物詩である「第9」から

その「第9」で史上最高の演奏とされているのが

バイロイトの第9」と呼ばれるフルトヴェングラーの演奏です。





ベートーヴェン 交響曲第9番『合唱』 フルトヴェングラー&バイロイト(1951 EMI)

1951年7月29日にバイロイト祝祭劇場で「バイロイト音楽祭」のオープニングに演奏された記念すべきライブ録音。

という事は演奏は一回だけです。


しかし同じライブの別音源が発売されました。





ベートーヴェン 交響曲第9番『合唱』 フルトヴェングラー&バイロイト(1951 バイエルン放送音源)


実はこれが「問題」となっております。

それは収録されているのが別の演奏であると思われるという事らしいからです。


はたして「本番」「ゲネプロ」の演奏なのか、それにどちらが「本番」なのか議論を呼びそうですね。

個人的には演奏がよければそれでいいのですが...




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posted by やったくん at 20:45| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月30日

マゼール&ニューヨーク・フィルのライブ(iTunes)

マゼール時代になってから一時低迷していたニューヨーク・フィルの音が良くなって来ていると感じます。前任者マズアが鍛えた成果の表れかもしれませんが...。

しかしマゼール&ニューヨーク・フィルのコンビの録音というのは何気に少ないのです。

このコンビの演奏を聴いてみたい方に朗報です。
実はiTunesからライブがダウンロードできる事はご存知でしょうか?


2005/2006シーズン


モーツァルト 後期三大交響曲集

 交響曲第39番・第40番・第41番<ジュピター> 
 
Lorin Maazel & New York Philharmonic - DG Concerts - Mozart: The Last Symphonies
 


ドヴォルザーク 交響曲第7番
ブラームス ハイドンの主題による変奏曲 他

 
Lorin Maazel & New York Philharmonic - DG Concerts - Brahms: Variations on a Theme by Haydn, Dvorak: Symphony No. 7, Kodaly: Dances of Galanta



マーラー 交響曲第1番<巨人>
ベルリオーズ 交響曲<イタリアのハロルド>

 
Lorin Maazel & New York Philharmonic - DG Concerts - Mahler: Symphony No.1 - Berlioz: Harold in Italy


リヒャルト=シュトラウス 管弦楽曲集

交響詩<ドンファン>
交響詩<死と変容>
<サロメ>
<薔薇の騎士>組曲

 
Lorin Maazel & New York Philharmonic - DG Concerts - Strauss: Don Juan, Rosenkavalier Suite, Death and Transfiguration & Dance of the Seven Veils



2006/2007シーズン

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番
ショスタコーヴィチ チェロ協奏曲第1番(リン・ハレル<チェロ>)

 
Lorin Maazel, Lynn Harrell & New York Philharmonic - DG Concerts - Shostakovich Centennial Concert


全体的にヨーロッパで指揮する時よりもマゼールの指揮が活き活きしているような気がします。


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2007年12月29日

ムーサの贈り物/喜多尾道冬

年末年始ゆっくりと本を読みたい方で、絵画や音楽が好きな人にオススメです。


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ムーサの贈り物 フランス/スペイン/オランダ/ベルギ−編/喜多尾道冬
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毎月紹介している「レコード芸術」に連載されているコーナーの書籍版。

著者の喜多尾道冬氏は「声楽曲」のコーナーを担当している方で、芸術全般に造詣が深く文章に説得力があります。

CD等のジャケットに使われている絵や作曲家や演奏家などが描かれている絵などから、その画家達にとっての音楽との結びつきなどを、画家の人物像などを交えながら人間味あふれる語り口で語っていきます。

今回はフランスやスペインなどの画家を取り上げており、ドラクロア、ルノワール、マネ、ドガ、ロートレック、日本で話題になったフェルメールなど魅力的なメンバーが揃っています。

ドラクロアの「ショパン」「パガニーニ」
ルノワールの「ワーグナー」
ロダンの「マーラー」
など

注目の絵画等に関してはカラーページで紹介されており、観ているだけでも充分満足出来るものです。

自分は特にスペイン系の画家が好きですので、(日本では比較的人気が薄い)ベラスケス、エル=グレコ、ゴヤなどの読み物は大変うれしかったですね。特に著者がレンブラントよりベラスケスの方を高く評価しているところなど「そうそう」とうなずきながら読みました(笑)。他にロダンとマーラーの関係やドラクロアとショパンの関係など興味深い話が多かったです。

西洋の芸術である音楽、絵画等々が実は密接に関連し合って形成されている事がよく分かる好著です。





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2007年12月28日

ワーグナー 管弦楽曲集(ストコフスキー編) セレブリエール

年末はワーグナーが聴きたくなるので昨日に続いての登場です。しかもマイナーな演奏。





ワーグナー ストコフスキー編曲による管弦楽曲集 セレブリエール&ボーンマス交響楽団

ストコフスキーといえばアメリカで活躍した指揮者。曲調を効果的に見せるためには曲自体の編曲もいとわなかった人で、非常に個性的なサウンドとなっており「ストコ節」と呼ばれていました。(実はオーケストラの弦の配置を左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリンと並べる現在オーソドックスな配置を最初に行ったのもストコフスキーです。)

とことんまで音質にもこだわったストコフスキーですが、さすが録音されてから30年以上たつと音も厚化粧ぶりばかりが目立つようになってきており、自分も胃もたれするような音はあまり好みではありませんでした。

先日ナクソスから出ていた「ストコフスキー編曲によるワーグナー」のCDを見つけたので何気に購入しました。

楽劇「ラインの黄金」−第4場:ヴァルハラ城への神々の入場
楽劇「トリスタンとイゾルデ」の交響的合成
舞台神聖祝典劇「パルジファル」 第3幕の音楽
楽劇「ワルキューレ」−第3幕:ヴォータンの別れ - 魔の炎の音楽
楽劇「ワルキューレ」−第3幕:ワルキューレの騎行


演奏を聴いてみて「こりゃおもしろいexclamation」と一気に通して聴きました。

演奏は従来の曲のイメージよりも豪華に華やかに鳴り響きます。声楽パート部分にたくみに楽器をはめ込んでおり、響きが上手くブレンドされて聴いて楽しむ分には効果的。

トリスタンとイゾルデ」では各幕からチョイスした曲をまとめて1曲の管弦楽曲に仕上げた作品で30分程でオペラの雰囲気は味わえる内容となっており楽しめました。「指環」からの3曲は音響的に適度の増幅されておりまして曲を分かりやすくするという意味では成功していると思います。(特に”ヴァルハラ城への神々の入場”の最後なんかは思わずニヤリとしてしまいました。)

指揮者のセレブリエールはストコフスキーの弟子のような存在。セレブリエールの指揮はストコフスキー編曲を意外と真摯に演奏しており、味付けが「うす味」といった感じになっており、ともすれば濃厚になりすぎる部分も中和される結果に結びついておりこの場合はプラスにはたらいております。

録音も映画のサントラを聴いているような作りとなっておりピッタリあっております。ワーグナーのような曲には音響的に優れているデジタル録音から得られる事がいかに大きいかがよく分かりました????????

コテコテのワーグナー好きの人にはオススメしませんが、
昔「ストコ節」が苦手だった人には特にオススメです。





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2007年12月27日

トスカニーニ/ファイナル・コンサート

何となく年末になるとワーグナーが聴きたくなります。そこで(ちょっと変わった)ワーグナー演奏など紹介しましょうか。

tos_wagner_final.jpg

トスカニーニ/ファイナル・コンサート(ステレオ)

1954年4月4日にカーネギーホールで行われた往年の名指揮者トスカニーニのコンサートのライブ録音。

当時87歳のトスカニーニ最後のコンサートで唯一と言っていいステレオ録音による演奏となっております。

演奏された曲目はオール・ワーグナープログラム

楽劇『ローエングリン』〜第1幕前奏曲
楽劇『ジークフリート』〜森の囁き
楽劇『神々の黄昏』〜ジークフリートのラインへの旅
歌劇『タンホイザー』〜序曲とバッカナール
楽劇『マイスタージンガー』〜第1幕前奏曲


タンホイザーの途中でトスカニーニが曲を忘れ混乱したのも有名な話。CDでは上手く編集してあるので破綻なく聴こえますが。

さて演奏に関してですが、これがトスカニーニの演奏?と思うぐらい生ぬるい演奏(聴きようによってはロマンティックともいえますが)の一言。あの息苦しいぐらい圧倒的な緊張感の中から生み出される硬派な音楽は影も形もありません。黒澤明監督の映画がモノクロからカラーに変わった時に感じた違和感と同じような印象を受けました。


これには録音の関係もあるでしょうが、トスカニーニ自身の高齢から来る統率力の低下が大きいような気がします。集中力を継続するのは大変ですから。逆説的に言えば従来のトスカニーニの演奏が好ましいと感じない人には聴きやすいのかもしれません。

音質が良いといえないまでもステレオであるという事も含めて、この演奏が資料的価値が高いのも事実。でもこれを聴いて「トスカニーニってこんな演奏をする人なのか」と思ってしまう人がいるとしたら残念です。

まあ考えてみれば最後のコンサートのライブ録音が残っていた自体凄い出来事ですから、素直に喜ぶべきでしょう。<必聴>ではないですが<一聴の価値>はあると思います。




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2007年12月26日

レコ芸1月号読者チョイス・ブラームス/交響曲第2番

「究極のオーケストラ超名曲」ブラームス 交響曲第2番


第1位

ker_bra.jpg

ケルテス指揮 ウィーン・フィル <1964>

これは隠れた名盤です。ケルテスのスタイルにはこの交響曲第2番が一番ピッタリきます。






カラヤン指揮 ベルリン・フィル <1986>

晩年に録音されたカラヤンの演奏ではブラームスが一番出来がよいと思います。交響曲第1番のように圧倒される演奏ではないですが、安心して聴ける演奏です。


frt_bra.jpg

フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル <1952> ライブ録音


いつものように燃え上がるような演奏だが、ブラームスを聴いているというよりはフルトヴェングラーを聴いているように感じるのは自分だけかなあ(これもありですが)。フルトヴェングラーでは交響曲第3番・第4番がよく、後者は格別の名演だと思います。




第4位

wal_bra.jpg

ワルター指揮 コロンビア交響楽団 <1960>

ワルターの温かい人柄に一番似合うのが交響曲第2番。個人的には音は古いですがニューヨーク・フィル盤の方が演奏がみずみずしくて好きです。







バルビローリ指揮 ウィーン・フィル <1967>

交響曲第2番を田園交響曲としてとらえるならこれが一番ピッタリ。バルビローリの人間味のある指揮ぶりも曲に合っています。ウィーン・フィルもいい音が鳴っています。


自分が好きなのはカルロス・クライバーのウィーン・フィルを振った演奏ですが、正規盤ではないので残念です。

ここに選ばれていない演奏で比較的よく聴くのが、格調高いベーム&ウィーン・フィル盤、意外と出来の良いアバド&ベルリン・フィル盤、ヒューマニズムにあふれたバーンスタイン&ウィーン・フィル盤など。ザンデルリンクベイヌムジュリーニなどはお気に入りですが、全集で聴く事が多いので第2番だけという意識はないですね。




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2007年12月25日

レコ芸1月号海外盤試聴記特推盤2

レコード芸術1月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。
(オペラ・声楽曲〜ヒストリカル・コレクターズ)


<オペラ・声楽曲>


ヘンデル オラトリオ『ソロモン』 コノリー、グリットン、サンプソン、ロイス&ベルリン古楽アカデミー、RIAS室内合唱団(2CD)


マスネ 『マノン』全曲 マクヴィカー演出、ペレス&リセウ大劇場、デセイ、ヴィラゾン、ラメイ(2DVD)


ニールセン 歌劇『仮面舞踏会』全曲 ホルテン演出、ショーンヴァント&デンマーク国立管、ビュリエル、エルミング


ラフマニノフ 歌劇『フランチェスカ・ダ・リミニ』全曲 ノセダ&BBCフィル、ワシレワ、ディディク、他


ラモー オート・コントルのためのオペラ・アリア集 フシェクール(T)ブラウン&オペラ・ラファイエット


ロッシーニ 歌劇『試金石』全曲 ピッツィ演出、ゼッダ&マドリッド王立劇場管、ブリオリ(2DVD)


テレマン クリスマス・カンタータ集 ドムブレヒト&イル・フォンダメント


チャイコフスキー 『ただ憧れを知るものだけが』 ルークロフト(ソプラノ)マルティヌー(ピアノ)




<ヒストリカル・コレクターズ>




ベートーヴェン 交響曲第3番『英雄』、第2番、第7番 べーム&バイエルン放送響(2CD)


ブラームス 交響曲第4番、ワーグナー ジークフリート牧歌 クナッパーツブッシュ&ケルン放送交響楽団(1953)


マーラー 大地の歌、他 クレツキ&ウィーン交響楽団、ドミンゲス、スヴァンホルム


メンデルスゾーン 交響曲第3、5番、他 ミトロプーロス&ケルン放送響


ワーグナー 『トリスタンとイゾルデ』第2・3幕 フルトヴェングラー&シュターツカペレ・ベルリン(2CD)


シュティヒ=ランダル/アリア集 シェーンヘル&ウィーン放送交響楽団、他


マルセル・メイエ/スタジオ録音集成1925−1957(17CD)





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2007年12月24日

レコ芸1月号海外盤試聴記特推盤1

レコード芸術1月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。
(今月の注目盤〜室内楽曲・器楽曲)



<今月の注目盤>






シベリウス・エディション VOL.1(交響詩)






シベリウス・エディション VOL.2(室内楽)



<交響曲・管弦楽曲・協奏曲>

アーノルド 2台ピアノのための協奏曲、他 ダイソン、サージェント(p)ヘイッキラ&アルスター管弦楽団


ベートーヴェン 交響曲第5番、第8番 ヘレヴェッヘ&ロイヤル・フランダース・フィル


ドビュッシー ピアノ作品の管弦楽編曲集(子供の領分、月の光、他) タルミ&ケベック交響楽団


『バラッド・フォー・エドヴァルド・グリーグ』 アンスネス(DVD)


カンチェリ 『ステュクス』、他 リザノフ(Va)シルマイス&リエパーヤ交響楽団、他


コルンゴルト 『シー・ホーク』(ラモン・ガンバ版) ガンバ&BBCフィル


モーツァルト ピアノ協奏曲第7番、第10番、他 ブラウティハム、リュビーモフ(フォルテピアノ)フス&ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン


ショスタコーヴィチ 弦楽四重奏曲第2番、第4番(弦楽合奏版) アムステルダム・シンフォニエッタ


ショスタコーヴィチ 交響曲第10番 ビシュコフ&ケルン放送交響楽団



<室内楽曲・器楽曲>

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第9番、弦楽五重奏曲 シギスヴァルト・クイケン、ヴェロニカ・クイケン(vn)ヴィーラント・クイケン(vc)、他


ブラームス チェロ・ソナタ第1番、第2番、『雨の歌』(チェロ版)、他 アサートン(vc)クーパー(p)


コールリッジ=テイラー ピアノ五重奏曲、クラリネット五重奏曲、他 ナッシュ・アンサンブル


メトネル ピアノ作品集 エッカルトシュタイン(p)


メンデルスゾーン 弦楽四重奏曲全集 ケルビーニ四重奏団(3CD)


ノイヴィルト 『死と乙女U』 ヒュングスベルク(コンピューター・プログラミング)、ベンネント、シグラ(語り)


レーガー、モーツァルト クラリネット五重奏曲 ヴォルフガング・マイヤー、カルミナ四重奏団


シューベルト 弦楽四重奏曲全集 シネ・ノミネ四重奏団(5CD)


シューベルト ピアノ・ソナタ全集 ビルソン(フォルテピアノ)(7CD)


ショスタコーヴィチ ピアノ三重奏曲第1番、ピアノ五重奏曲、他 ラクリン、ヤンセン、バシュメット、マイスキー、ゴラン


スメタナ ピアノ作品集 ストット(p)


ヴィヴァルディ 二重協奏曲集 ベルリン古楽アカデミー


『フレンチ・デライツ』(ルーセル、ヴィドール、ミヨー、他) ベザリー(fl)デルヴィンエル(p)ヘンドリックス(S)


イタリアのソナタ集 オベルリンガー(リコーダー)、フェスティディロ(Vc) 他


ニルセ・ゴンザレス ギター・リサイタル


トーマ・ヴィロトー ギター・リサイタル



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2007年12月23日

レコード芸術1月号特選盤

レコード芸術の1月号で特選を獲得したCDを紹介します。


<管弦楽曲部門>






ワーグナー ストコフスキー編曲による管弦楽曲集 セレブリエール&ボーンマス交響楽団



<室内楽曲部門>





J.S.バッハ ヴァイオリン・ソナタ第1番〜第6番 ツィンマーマン(vn)パーチェ(p)(2CD)

ベートーヴェン 弦楽四重奏曲第12番&第14番 上海クァルテット





スメタナ 弦楽四重奏曲第1番、第2番 ヴィハン四重奏団



<器楽曲部門>






ソングス・フロム・スペイン&アルゼンチーナ カシュカシアン(Va)レヴィン(p)

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第31番・第32番 杉谷昭子(p)

シューマン作品集第3集(クライスレリアーナ、子供の情景 他) 山根弥生子(p)





ベルク ピアノ・ソナタ、シューベルト ピアノ・ソナタ第13番、他 メジューエワ(p)





廻由美子 Super Live! 廻由美子(p)

ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第8番<悲愴>、第14番<月光>、第23番<熱情> バレンツェン(p)


<オペラ部門>







ベッリーニ 歌劇『夢遊病の女』全曲 デセイ、メリ、ピド&リヨン歌劇場管弦楽団(2CD)

ヘンデル アリア集 コジェナー(メゾ・ソプラノ)マルコム&ヴェニス・バロック管弦楽団





『マリア』 バルトリ、ヴェンゲーロフ、フィッシャー&スキンティッラ管

イタリア・オペラ・アリア集 デセイ(ドゥセ)(ソプラノ)


<声楽曲部門>





『レット・イット・スノウ』 シャンティクリア



<音楽史部門>


F.クープラン 作品集 タロー(p)


<ビデオ部門>





ワーグナー 歌劇『ローエングリン』全曲 レーンホフ演出、ナガノ&ベルリン・ドイツ響、フォークト、マイアー、ほか(2DVD)





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2007年12月22日

第45回レコードアカデミー賞

第45回(本年度)レコードアカデミー賞が発表されましたので紹介なぞ

大賞<交響曲部門>





マーラー 交響曲第8番『千人の交響曲』 ブーレーズ&シュターツカペレ・ベルリン(2CD)

ブーレーズのマーラー全集完結盤。マーラーの交響曲第8番はあまり日本人が好む曲ではないような気もします。



銀賞<声楽曲部門>





バッハ ミサ曲ロ短調 鈴木雅明&BCJ、サンプソン、ブレイズ、テュルク、他(2SACD)



銅賞<オペラ部門>





ワーグナー 楽劇『神々の黄昏』全曲 カイルベルト&バイロイト(1955、ステレオ)

やっぱ「指環」は強いですね。



<管弦楽曲部門>





レスピーギ 『ローマ三部作』 パッパーノ&サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団



<協奏曲部門>





ベートーヴェン ピアノ協奏曲第2番、第4番 プレトニョフ(p)C.ガンシュ&ロシア・ナショナル管

プレトニョフの弾く個性的なベートーヴェン。



<室内楽曲部門>





プーランク 六重奏曲、ミヨー 『世界の創造』室内楽版、他 プレヴィン(p)シフリン(cl)、カヴァフィアン(Vn)、他



<器楽曲部門>






ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第30番、第31番、第32番 仲道郁代(p)

仲道郁代さんのベートーヴェン ピアノ・ソナタ全集完結盤。



<音楽史部門>





マラン・マレの横顔-4/万華鏡 平尾雅子(Gamba)



<現代曲部門>






江村哲二 地平線のクオリア〜作品集 大野和士&新日本フィル、他


<特別部門 ビデオ・ディスク「コンサート&ドキュメンタリー」>





ドキュメンタリ−『秋の旅』 フィッシャー=ディースカウ(バリトン)


<特別部門 ビデオ・ディスク「舞台&劇作品」>





ヘンデル 歌劇『アグリッピーナ』全曲 フィスバック演出、マルゴワール指揮、ジャンス、ジャルースキー


<特別部門 録音>





チャイコフスキー 『白鳥の湖』全曲 ゲルギエフ&マリインスキー劇場管弦楽団(2CD)


<特別部門 企画・制作>





モーツァルト22 DVDボックス(33DVD)



この賞を獲得すると売り上げも違うのでしょうね。


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2007年12月21日

ローザ 組曲『ベン・ハー』他 カンゼル&シンシナティ・ポップス

もう少しでクリスマス。でも「クリスマス・オラトリオ」の紹介ではございません。





ローザ 組曲『ベン・ハー』、『クォ・ヴァディス』、『キング・オブ・キングス』 カンゼル&シンシナティ・ポップス

クリスマスはキリストの生誕を祝う日なのですが、日本人は以外にキリストとはどんな人かという事を知らない人が多いです。

そこでクリスマスの日に家族で見るのにオススメのキリスト関連の映画をご紹介。





◎ベン・ハー

ローマ帝国時代にユダヤ人のベン・ハーの数奇な半生を軸に、キリストの生涯をクロスして描くアカデミー賞受賞作。戦車戦などみどころも多く家族で楽しむには丁度よいかも。






○キング・オブ・キングス

新約聖書におけるキリストの生涯を忠実に再現した映画。淡々とした映画ですがキリスト教が考えるキリスト像を知るにはよいと思います。


×パッション

これはキリストの最後を徹底的なリアリズムを元にメル・ギブソンが再現した映画で、あまりにも生々しすぎて正視出来る内容ではないです。これは家族向きではないですね。



とまあ映画はこれぐらいにして...

先に紹介した「ベン・ハー」「キング・オブ・キングス」は1940年代〜1960年代にかけて映画音楽作曲家として活躍したミクロス・ローザが作曲した曲となります。「ベン・ハー」ではアカデミー賞の音楽賞を獲得しています。

音楽自体はクラシック作曲家としても活躍していた人ですから「非常に重厚で感動的な曲」となっております。ただ録音は半世紀ほど前のものとなりさすがに古くて音質があまりよくありません。

ところがローザ自身が合唱つきの組曲としてまとめていたものがあり、それをカンゼル率いるシンシナティ・ポップスが演奏したのが今回紹介のCDであります。

映画の雰囲気を壊すことなく、音質も上質、映画音楽のベスト盤のような感じに仕上がっており映画を見た人にとっては非常に感動的な演奏といえます。特に声楽が含まれているため宗教的な雰囲気もよく味わえるのもうれしい限りです。

自分は好きな映画の一つである「ベン・ハー」のサントラが最新録音で聴けるとは思っていなかったので非常に満足しております。CDのジャケットも当時の映画のタイトルをモティーフにしたものとなっており、ファンにとってはこのような遊び心も楽しいです。




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タグ:ベン・ハー
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2007年12月20日

音楽と音楽家/シューマン

作曲家が曲を作った当時の音楽評論というのは時代背景が分かり勉強になるのですが、それが著名な音楽家だったら最高です。



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音楽と音楽家/シューマン著(吉田秀和訳)
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シューマンは作曲家として有名でありますが、実は音楽評論家としても当時名を知らしめた人でありました。シューマンが存命中に活躍した作曲家と言えばブラームス、ベルリオーズそしてショパンなど。彼らの演奏を非常に的確に時に優しく時に厳しく論評していきます。

自分は学生時代に岩波文庫で出ていたものを図書館で読んで感動した覚えがありましたので、改版されて発売されているのを見てすぐに購入した次第であります。

改めて読んでみると、現在では当たり前のように聴いている曲、様式などが実は当時では前衛的であったりして、時代の流れとはかくも曲のイメージを変えるのか感心しながら読みました。ともかくシューマンの視点は鋭いですね。当時のコンサートプログラムがどのようなものであったかが分かるのも大きな魅力の一つです。


音楽評論家として有名な吉田秀和氏の訳もシューマンへの敬愛を含みながら著者自身に語らせようという配慮が見られ素晴しい出来栄えです。文体は古風ながらけっして読みにくくはないと思います。

巷に音楽評論の本は星の数ほど発売されていますが、それらとは一線を画した充実した名著だと思います。

自分は余り本を繰り返し手に取るほうではないのですが、この「音楽と音楽家」は折にふれて読み返すような気がします????????



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2007年12月19日

バッハ ゴルトベルク変奏曲 ディナースタイン

ゆっくりとした演奏、結構勇気がいりますね





J.S.バッハ ゴルトベルク変奏曲 ディナースタイン(p)


ディナースタインはアメリカの若手女流ピアニスト。その彼女が挑戦したのが「バッハのゴルトベルク変奏曲」。

この曲は元々不眠症の伯爵のためにバッハが作曲したものですが、有名なグールド盤が出てからはそういった印象が消えてしまったような気がします。

このディナースタインの出だしのアリアはグールドの2回目のアリアにそっくりに始まります。「また遅い演奏か」と思い聴き始めました。

しかし各変奏の演奏を聴いていくとディナースタインのスタイルが段々見えてきます。速い変奏も明確に弾いているのですが、ディナースタインの特長は遅い楽章に顕著に表れます。丁寧に繊細でやさしく包み込むように曲に語りかけながら演奏していきます。当然弾き飛ばしはせずリピートも大事に演奏しています。ディナースタインに子供がいる事もあるかもしれませんが母性愛が感じられ、「子供に語りかけているような」演奏です。

演奏時間は78分を超えるスローな演奏。でも聴き飛ばせない演奏。


先日親戚と5人でドライブに行った際にこの演奏をかけたら

日頃大騒ぎの子供も大人もみな爆睡????(????)

不眠症の伯爵の願いはこの演奏でかなえられそうです


個人的には好演だとは思いますが、聴いていると途中で必ず寝てしまいますので通して聴くのはなかなか難しい演奏であります。


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2007年12月18日

ドヴォルザーク 交響曲第8番 アバド

真面目である事で成功するのは音楽界では難しそうですね。

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ドヴォルザーク 交響曲第8番 他 アバド&ベルリン・フィル

新世界の影に隠れがちですが、ドヴォルザークの隠れた名曲である「交響曲第8番」であります。ボヘミアの香りがするのも特長の一つでしょうか。

アバドがベルリン・フィルの常任をしていた当時の演奏。

アバドは軽快でかつスリム感のあるスタイリシュな演奏をするのもモットーにしており、重厚な響きや厳格な演奏を好む日本では地位に対して人気が低い傾向があります。特にベルリン・フィル時代はオケの音が軽量化していたため不満に思っていた人も多かったようです。まあ真面目な演奏であるという点もマイナスのようですが。

自分にとっては普通の存在。ベートーヴェンなどでは吹けば飛んで行きそうな演奏をしており肩透かしをくった覚えがあります。しかし民族色の強い曲を振ると従来のイメージを洗い流すような新鮮な演奏をしている場合が多く結構気に入っている演奏もあります。

ドヴォルザークはそういった演奏の一つ。ライブ録音の為かいつも通りスッキリとしたスタイルの中にも熱気が含まれており、なかなか聴きごたえのある演奏となっております。当然ながら民族色を打ち出した濃い演奏ではなく、音楽的に適度に味付けされた演奏となっておりますが、全体の見通しもよくこのあたりがアバドらしいなあと感じました。ベルリン・フィルも気持ちの入ったライブだったようで、いつもよりよく鳴っているのもいいです。

アバドは「ドイツの王道から少しはずれた所にある曲」を振らすとうまいなあと思います。



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2007年12月17日

ニールセン フルート、クラリネット協奏曲 パユ、マイヤー

冬はやっぱり北欧の音楽が似合いますね。






ニールセン フルート協奏曲、クラリネット協奏曲、他 パユ(Fl)マイヤー(Cl)ラトル&ベルリン・フィル

日本で北欧の作曲家といえばシベリウス、グリーグですが、デンマークの作曲家であるニールセンも世界的に見れば著名な作曲家と言えます。

そのニールセンが親しかった管楽五重奏団との親交の中から生まれた曲集が今回紹介するCDです。

フルート協奏曲 パユ(fl)ラトル&ベルリン・フィル

クラリネット協奏曲 マイヤー(cl)ラトル&ベルリン・フィル

管楽五重奏曲 パユ(fl)、マイヤー(cl)、バボラーク(Hrn)他


収録曲の構成は、フルート協奏曲は2楽章で構成され、伴奏からはフルートが省かれている事が特長。クラリネット協奏曲は単楽章で構成され、クラリネットが省かれているのはもちろんの事、弦楽+ファゴット&ホルン+小太鼓という小編成となっており共に非常に室内楽的響きのする協奏曲。軽快で楽しくそれでいて曲として充実している管楽五重奏曲の3曲からなり管楽器の音色を堪能できます。

演奏に関しては協奏曲でソロを担当している二人(パユ、マイヤー)が非常に巧くラトルの指揮もキビキビしており非常に素晴しいものになっております。曲自体も密度が濃く完成度高い曲で聴き応えも充分。録音もEMIとしては上出来の質となっており、聴いていて満足感の高いものです????????。二曲目のクラリネット協奏曲の静かな終わりと共に心地よい余韻が残ります。

管楽五重奏曲は協奏曲以上に管楽器の名人芸の競演となっており、幸せな気分になってきます。個人的にバボラークの芸達者さには圧倒されました。管楽のアンサンブルというのは得てして物足りなく感じることも多いのですが、この曲に関しては曲、演奏、録音とも出来がよく誰が聴いても楽しめる演奏となっております。

木管を愛する人、北欧の音楽を愛する人は必聴のCDだと思います。
(自分が最近一番聴いているのがこのニールセンの演奏です)



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2007年12月16日

モーツァルト 交響曲全集 ベーム(iTunes)

mozart_sy.jpg









モーツァルト 交響曲全集 ベーム&ベルリン・フィル(HMV)


Berliner Philharmoniker & Karl B?hm - Mozart: 46 Symphonies


全盛期のベームによるベルリン・フィルを振った

「モーツァルト 交響曲全集」(10CD) 

近頃は古楽器による演奏が主流となっていますが、モーツァルトに関しては自分はベームによる古風ながらエレガントなこの全集を一番よく聴きます。

ちなみに全部聴くと10数時間かかるボリュームですが

iTunes Storeでは1,500円となっております。

昔かなり奮発してCD選集を購入したのですが、この値段を見るとかなりショックです。

興味がある方はどうぞ。


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