2008年01月31日

モーツァルト 大ミサ曲/バーンスタイン

未完成な曲でもいい曲はいいんです。


moz_misa.jpg

モーツァルト 大ミサ曲K.427 バーンスタイン&バイエルン放送交響楽団

ミサ曲といえば教会のミサで使用するために書かれた曲。当然構成も決まっていて「キリエ」「グローリア」と続き、「アニュス・デイ」で終わるというスタイルが主流です。

モーツァルトの声楽曲で「レクイエム」と共に有名な「大ミサ曲」。この曲実は未完成。「レクイエム」が時間切れだったのに対して「大ミサ曲」はコンスタンツェと結婚した当時に作曲した曲で作曲する時間は充分あったと思われるのですが、「アニュス・デイ」は未完成となっており理由は?。当然ミサ曲としては完成されていないのですが曲の素晴しさもあって現在でも演奏される機会は多いです。

さて今回聴きましたのはバーンスタインが最晩年の1990年(ライブ)にバイエルン放送交響楽団を指揮した演奏。

出だしからバーンスタインの指揮の荘厳さに圧倒されます。教会でのライブという事もありピンと張り詰めた緊張感があり全体が引き締まっております。オケに重量感もありスケール感も充分です。

今は亡き名ソプラノであるオジェーを含めて声楽陣の集中力も見事。バーンスタインの卓越した統率力に導かれる部分も大きく熱唱を堪能できます。

バーンスタインの晩年の演奏はヘビーでスローなものが多く胃もたれをおこす事もありますが、この大ミサ曲に関してはプラスに働いております。マーラーの8番のようにオーケストラ+合唱というスタイルの曲はバーンスタインの力量が一番発揮されるようで、「大ミサ曲」も感動的な演奏となっております????????

録音も教会の残響をうまくとらえておりグッド。豪華な音の絵巻を聴いていると、この「大ミサ曲」こそが数あるモーツァルトの曲の中で一番美しく深遠な音楽であるのではないかと考えさせられます。



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2008年01月30日

ピアソラへのオマージュ/クレーメル

??が似合うそんなアルバムです。


kre_pias.jpg

ピアソラへのオマージュ/クレーメル(Vn)


アストル・ピアソラはアルゼンチンの作曲家。タンゴやクラシックなどを取り入れた独特の世界観をもっておりバンドネオンを用いる事でも知られております。

そのピアソラをいち早くレパートリーに取り入れたのがクレーメル。その後ブームになり大量に発売されたCDの中でもベストの出来ばえとなっております。

ピアソラの音楽は聴いていると夜のナイトクラブや路地裏などが連想されるところがあり独特の哀愁が漂っております。一歩間違うとムード系の音楽になってしまいますがクレーメルが硬派なキレのよいシャープな音で全体を引き締めているため緩むことなく最後まで楽しめます。

1曲目の「ミロンガ・アン・レ」の哀愁感(この曲だけでもクレーメルがピアソラにどれだけ共感を得て演奏しているかが感じられます)。次の「ヴァルダリート」からはバンドネオンが登場。あとはヴァイオリン+バンドネオンをベースに構成を変えながら変化に飛んだアルバムとなっております。

特にお気に入りなのが3曲目に入っている「オブリビオン」。出だしがコントラバスとピアノで静かにスタート。途中でバンドネオンが入ってきて曲調に深みが加わります。そしてクレーメルのヴァイオリンが哀愁の旋律を歌い上げて濃密なアンサンブルに。この旋律は夜に聴くのにはピッタリです。

グロルヴィゲンの奏でるバンドネオンも秀逸。ピアソラの曲においてバンドネオンが果たしている役割がよく分かります。

久々に聴きましたがやはりいいアルバムです????????。ピアソラの音楽は日本人の感性に響く音楽だと感じました。



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ヒラリー・ハーンの新譜

3月に来日するヒラリー・ハーンですが新譜が発売されます。





シベリウス/シェーンベルク ヴァイオリン協奏曲 ヒラリー・ハーン(Vn) サロネン&スウェーデン放送響

演目はシベリウス&シェーンベルクとなっております。


シベリウスはヒラリー・ハーンの音色には一番合うのではないかと以前から思っていた曲で今から楽しみです????????





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2008年01月29日

ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ユリア・フィッシャー

巨匠もいいですが若手演奏家もなかなかです。





ブラームス ヴァイオリン協奏曲 ユリア・フィッシャー(vn)クライツベルク&オランダ・フィル

ユリア・フィッシャーはドイツ出身の若手女流ヴァイオリニスト(1983年生まれ)。実力もなかなかでグラモフォン・アワーズ2007アーティスト・オブ・ジ・イヤーに輝いています。そのフィッシャーが挑戦するのが「ブラームス ヴァイオリン協奏曲」ブラームス中期の傑作です。

演奏は全体を通して優秀な演奏という感じです。フィッシャーのヴァイオリンはテクニックが突出している訳でもなく、スケールが大きいという訳でもないです。しかし曲調にあった音の響きとなっており非常にバランスのよい音となっており、どの音も自分というものを主張した音となっており妙に説得力があります。このあたりはセンスのよさが光っていますね?????????i?V?????j

特にフィッシャーの演奏が成功していると思われるのが第2楽章、女性特有のデリケートな響きとなっており繊細さのなかに生命力もあります。両端の楽章は力強さやヴァイオリンの安定度では今一歩の部分もありますが、独奏部が主張しにくいブラームスの協奏曲で(全体のバランスを崩さない程度に)さりげなく自分を表現しており、誠実なスタイルも含めて非常によい演奏だと思います????????


クライツベルク&オランダ・フィルのサポートも非常にオーソドックスなものでまずまず。フィッシャーの音が軽量な分、オーケストラが重量感でバランスをとっている点も評価できます。録音もソロ・ヴァイオリンのとらえ方もよくよいと思います。

多少個性に乏しいところはありますが、若手特有の爽快感があり心地よい演奏です(とにかく聴きやすい)。全体のバランスも悪くなくブラームスは渋いと敬遠している人には特にオススメです。

ユリア・フィッシャー今後の成長に期待大です。




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2008年01月28日

メンデルスゾーン 交響曲第4番『イタリア』 レヴァイン

寒い冬、音楽だけでも温かいものを聴きたくなります。





メンデルスゾーン 交響曲第4番『イタリア』 レヴァイン&ベルリン・フィル

メンデルスゾーンの交響曲第4番『イタリア』はメンデルスゾーンがイタリア旅行中に書き始めたイタリア情緒を含んだ名曲。地中海を感じるような躍動的な旋律とメンデルスゾーン特有の繊細な曲調がうまくミックスされており聴いていて胸がスカッとするような曲です。今回はアメリカ人指揮者のレヴァインがベルリン・フィルを振った演奏。

第1楽章の出だしの旋律から元気いっぱい健康的に曲が始まります。曲のドライブ感もよくレヴァインの楽天的ともいえる明るい棒さばきが冴えております。ベルリン・フィルの音は重量感がありよく鳴っております。

第2・3楽章はオペラが得意なレヴァインの特性がよくでており、叙情的ではなく歌心にあふれた演奏となっております。

第4楽章はパワフルにバランスよくオーケストラを鳴らしており盛り上がり方もなかなかで、スポーティーな感じとでもいいましょうか聴いていて爽快な気分になります。

全体的に豪華なサウンドで聴き栄えがします。ただしメンデルスゾーン特有の繊細さはあまりなく、「イタリア」というよりは「アメリカ西海岸」に感じる所もあります。

でも冬の暗く雪がふっているような天気の中では、「カラッ」と明るく楽しく健康的な演奏のほうが気分が晴れてくるようでよいですね????????


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タグ:レヴァイン
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2008年01月26日

SACDの凄い奴

SACDはもの凄く音質がいいので一度聴くとやみつきになる要素があります。





ブルックナー 交響曲第5番 ズヴェーデン&オランダ放送フィル(2ダイレクト・カットSACD)

先日紹介した「ブルックナー 交響曲第5番 ズヴェーデン」の演奏はSACD盤で音質も大変よいのですが、さらに音質がよい「ダイレクト・カットSACD」というヴァージョンが出ている事をご存知でしょうか?

通常CDをプレスする際には大量プレスをする経緯から

マスターテープ→マスタースタンパー→マザースタンパー→スタンパー

と工程が入るため微妙ではありますが音に変化が発生します。

そこでよりよい音質を提供するために作られたのが「ダイレクト・カットSACD」とよばれるもので、上記マスタースタンパーの中でも最初に製作されたヴァージンスタンパーから起こした貴重なCDとなります。(限定90枚

より繊細な音を再現できるSACDならば比較すると違いが分かるのではないかと思います。これは一度聴き比べをしてみたいです。




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2008年01月25日

レコ芸2月号読者チョイス・ブルックナー/交響曲第9番

「究極のオーケストラ超名曲」ブルックナー 交響曲第9番


第1位





カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 ウィーン・フィル <1988>

非常にゆったりと広がりをもった温かみのある演奏。晩年のジュリーニの特長がよく出ています。聴いていると幸せな気分になる演奏です。



第2位





ヴァント指揮 ベルリン・フィル <1998 Live>

いわずとしれたヴァント&ベルリン・フィルコンビによるブルックナーシリーズの一枚。緊張感が高い引き締まったアンサンブルが奏でられており定番の名演としてオススメしたい演奏。ドイツの頑固職人の職人技のような巨大な演奏で圧倒されます。前記のジュリーニが「柔」ならヴァントは「剛」といった感じです。







シューリヒト指揮 ウィーン・フィル <1961>

古典的な名盤。早めのテンポでさらっと演奏しているにもかかわらず、この曲の特質を一番的確にとらえている演奏。感動的です。



第4位





ワルター指揮 コロンビア交響楽団 <1960>

ワルターの演奏は悪くないが、マーラーを振ったときほど共感して振っているとは感じられないような。ベストではなくベターな演奏。







カルロ・マリア・ジュリーニ指揮 シカゴ交響楽団 <1976>


覇気に関してはこちらの方がありますが、美しさはウィーン・フィル盤の方が上のような気がします。自分はどちらの演奏も気に入っています。


自分が他に聴くのはただただ美しさを追求したカラヤン盤、曲そのものをそのまま語らせて感動的な演奏をした朝比奈隆盤あたりでしょうか。





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2008年01月24日

レコ芸2月号海外盤試聴記特推盤2

レコード芸術2月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。

<オペラ・声楽曲>

<ヒストリカル・コレクターズ>


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2008年01月23日

レコ芸2月号海外盤試聴記特推盤1

レコード芸術2月号の「海外盤試聴記」で筆者の方々が「特推盤」として取り上げたCDを紹介します。

 今月の注目盤

 交響曲・管弦楽曲・協奏曲

 室内楽曲・器楽曲



<今月の注目盤>





ハルモニアムンディ50周年記念スペシャルボックス(29CD+CD−ROM)




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2008年01月22日

レコード芸術2月号特選盤

レコード芸術の2月号で特選を獲得したCDを紹介します。


<交響曲部門>






ブルックナー 交響曲第5番 ズヴェーデン&オランダ放送フィル(2SACD)



<協奏曲部門>






ショスタコーヴィチ ピアノ協奏曲第1番、ピアノ五重奏曲、他 アルゲリッチ、ナカリャコフ、マイスキー、ヴェデルニコフ&スイス・イタリア語放送管、他



<器楽曲部門>







J.S.バッハ 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番/バルトーク ヴァイオリン・ソナタ第1番 五嶋みどり(Vn)





ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第3, 8, 15番 ヒューイット(p)

スクリャービン ピアノ曲集(ピアノ・ソナタ第2番・第3番・第9番 他) メルニコフ(p)

大政直人 Love Songs 須川展也(Sax)大谷康子(Vn)苅田雅治(Vc)神谷百子(Marinba)中川俊郎(P)Etc




<声楽曲部門>







J.S.バッハ ダイアローグ・カンタータ ライナー・クスマウル ベルリン・バロック・ゾリスデン





ドヴォルザーク 『聖ルドミラ』全曲 ビエロフラーヴェク&チェコ・フィル(2SACD)





転生〜貴志康一作品集/貴志康一、ベルリン・フィル




<音楽史部門>


清けきおとめ ヴォーカル・アンサンブル・カペラ

危険な夜 高橋アキ・プレイズ・ジョン・ケージ

ゴリホフ 歌劇『アイダナマール』 スパーノ指揮 アトランタ交響楽団



<ビデオ部門>







ライヴ・イン・大阪1984 カラヤン&ベルリン・フィル

朝比奈隆/NHK交響楽団DVD−BOX(6DVD)

シュトラウス2世 歌劇『こうもり』全曲 ローレス演出 V.ユロフスキ&ロンドン・フィル(グラインドボーン2003)



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2008年01月20日

風林火山 完結編/千住 明(iTunes)

昨年の大河ドラマなかなかでした。





風林火山: 完結編


千住 明 - 風林火山紀行 完結編 (オリジナル・サウンドトラック)



昨年の大河ドラマ「風林火山」のサウンドトラックを今回紹介します。

「風林火山」のサントラは昨年の早い時期に発売されていたのですが、オープニングのナレーションや、最後に流れる二胡の旋律やヴァイオリンの旋律などが入っていません。

そこで年末近くに発売されたのが「風林火山: 完結編」。これには上記の曲が入っています。ドラマは終わりましたがいい音楽だと思った人はこの「完結編」を購入される事をおすすめします。

ちなみに一曲一曲のバラでもダウンロード可能です。


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2008年01月19日

音楽・切手の366日/平林敏彦

今でも切手の収集をする人はいるでしょうが、昔はみんなコレクションしていました。

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音楽・切手の366日/平林敏彦icon

世界中の切手を歳時記風にまとめた書籍。音楽家、演奏家、出来事(音楽祭開幕など)が366日分のっています。



例えば「9月29日」ホルスト 組曲「惑星」初演

 とそれに関するイギリスで発行された切手が紹介されています。



とにかくどの切手もカラフルでよく出来ており美しい。日本からは小澤征爾、滝廉太郎などもあり小澤征爾はオーストリア発行の切手とさすがは「世界のオザワ」。

どの切手の事柄にも説明が書いてありなかなか勉強になります。印刷具合もよく音楽という芸術にはピッタリです。意外な人が意外な国で高く評価されていた事も分かりますが。

昔切手を収集していた者としては見ていると「全部集めてみたい」という思いが蘇ってきます(まあ無理でしょうが)。自分などは今日聴く曲に困った時など手にとって見るような気がします。

クラシック好きにとってはパラパラとページをめくっているだけで幸せになる本だと思います。


ちなみに本日(1月19日)は「指揮者 ヘルマン アーベントロート生誕」だそうで?????????i?????U?????j


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2008年01月18日

ライア&ソネット 村治佳織&ザ・シックスティーン

本日はいろいろ疲れました。こういう時には癒し系の曲がいいですね。






ライア&ソネット 村治佳織&ザ・シックスティーン

若手人気女流ギタリストの村治佳織がイギリスで活躍するコーラスグループのザ・シックスティーンと競演したコラボレーションアルバム。

聴く前はあまり相性がよいコラボレーションとは思えなかったのですが、一曲目を試聴してコーラスに圧倒され、村治佳織のギターが非常にマッチしていたので気に入って購入した次第であります。

選曲はルネッサンス期などの曲が中心ですが、「アルハンブラの想い出」、「パッヘルベルのカノン」など有名曲も散りばめられており誰にでも楽しめるものとなっております。

ザ・シックスティーンの歌うコーラスがまず清らかで透明感のある透きとおったハーモニー、それにさりげなく村治佳織の奏でるギターの音色が加わって行き何ともいえぬ心地よい世界が広がっていきます????????。このように清涼感の漂う演奏を聴くと落ち着きますね。

村治佳織のギターは自分が想像したのとは違い以外に端正な響きで非常に安定感があり今回のアルバムにはピッタリの音色だと思います。

教会で録ったと思われる録音も優秀。空間の再現力があり教会の中でミサでも聴いているような気分になります。

体の力を抜いてのんびり聴いていると演奏が何周もしていきそうな演奏です。このコラボ成功だと思います。


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2008年01月17日

ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガー カラヤン

中世ドイツの雰囲気がよくでています。


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ワーグナー 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(全曲) カラヤン&シュターツカペレ・ドレスデン、アダム、コロ、ほか(4CD)

カラヤンが珍しく手兵ベルリン・フィルではなくシュターツカペレ・ドレスデンを振って録音したワーグナー演奏。

まず有名な第一幕の前奏曲からして素晴しい????????。オケの渋さとカラヤンの統率のとれた指揮とがうまくマッチして極上の響きとなっております。ベルリンの輝かしい響きではないのがこの場合はプラスに働いています。

全体を通して歌手の間合いや支えるオケの一体感など充実感は満点。このドイツ中世の職人達の物語であるこのオペラを堪能出来ます。まさにドイツ伝統の響きです。

このオペラを聴くと学生時代の時はヴァルター役のルネ・コロを中心に聴いていましたが、年齢が経った現在ではザックス役のアダム男の美学にひかれる部分が多く聴いた印象が結構変わってきているなあと感じます。

カラヤンはオペラを振るのは本当に巧いですね。空間把握能力が高いというか、舞台全体からの音響効果をよく知っているというか全体の音のバランスが非常に整っています。

マイスタージンガーはワーグナーとしては聴きやすく内容も楽しめる作品だと思います。




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2008年01月16日

ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングスBOX

ヴァントとミュンヘン・フィル相性がいいんですよね






ギュンター・ヴァント〜ミュンヘン・レコーディングス(8CD)

ギュンター・ヴァント&ミュンヘン・フィルのコンビのライブ録音が随時販売されていましたが、今回はBOX(8枚組)になってまとめて手に入れる事が出来るようになりました。

ラインナップは

ブルックナー/交響曲第4番〜第6番、第8番・第9番

シューベルト/交響曲第8番<未完成>・第9番<グレイト>

ブラームス/交響曲第1番

ベートーヴェン/交響曲第1番


1990年代が中心となったライブでの録音となっております。

ブルックナー/交響曲第6番&第9番はこのBOXにしか含まれていません。

これは聴いてみたいですね????????





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タグ:ヴァント
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2008年01月15日

チャイコフスキー 『ある偉大な芸術家の思い出のために』 アルゲリッチ

日本で録音されて発売されるCDは結構多いんですよね。





チャイコフスキー 『ある偉大な芸術家の思い出のために』、他 アルゲリッチ、クレーメル、マイスキー

アルゲリッチ、クレーメル、マイスキーという世界的な3人の名手によって演奏されたチャイコフスキーのピアノ三重奏曲。この演奏1998年で東京で行われたライブ演奏がCD化されたもの。

自分はこの演奏には苦い思い出があります。丁度演奏が行われた頃仕事で墨田区におりまして、ホテルがコンサートが行われたホールのすぐ近く。しかし仕事が忙しく行く事が出来ずコンサートが終わって満足そうに帰ってくる人並を遠くから寂しく見ていた覚えがあります?????[???i???j

演奏されている曲は『ある偉大な芸術家の思い出のために』という副題がついていますが、これは当時ロシアで活躍していた音楽界の重鎮ニコライ・ルビンシテインが亡くなったため、日頃親しく(喧嘩したり)していたチャイコフスキーがその思い出を音楽にした事からつけられたものです。

曲は出だしからもの悲しい旋律で始まります。この胸が締め付けられるような切ない旋律などはチャイコフスキーの真骨頂????????といえます。今回の演奏はメンバーがメンバーですから一人一人の主張がはっきりと示されておりスケールの大きな演奏となっています。その中でもアルゲリッチが主導権を握っており豪快なタッチでぐいぐい引っ張っているのはいうまでもありません。

火花が散るような演奏となっているのですが、意外とお互い余裕をもって演奏しているような雰囲気もありアンサンブルとして何気にまとまっています。特にクレーメルの全体を整えるバランス感覚は絶妙と感じました。少しチャイコフスキー特有のメランコリックな部分は後退していますが、パワー、スケール感、聴き応えどれをとっても素晴しく巨匠の芸術を堪能出来ます。これは第2楽章で顕著に表れており、特に変奏が進んでコーダに向かっていくあたりは圧巻の一言です。

これを聴くと仕事をサボってでもナマ演奏を聴きに行くべきだったなあと後悔してしまいますね。




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2008年01月14日

シューベルト ピアノ・ソナタ第15番 内田光子(p)

音楽において呼吸は大事です。

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シューベルト ピアノ・ソナタ第15番 内田光子(p)

シューベルトのピアノ・ソナタといえば後期の3大ソナタ(第19番〜第21番)が有名です。しかし他の曲もベートーヴェンなどのように完成度や切れのよさはありませんがかなり味わい深いものがあります。ピアノ・ソナタ第15番は「未完成」のように第1楽章・第2楽章しかない曲となっておりシューベルトの死後に発表された結構地味な曲です。曲自体は比較的おもしろみに欠ける部分があり全体的に緩やかであるため、寝てしまいかねないものではあります。このような曲の場合は語り手であるピアノ奏者側によって大きく印象が変わります。

内田光子が奏でるピアノ・ソナタ第15番はシューベルト・シリーズの第2弾として発売されたもので、ウィーンにて録音された演奏です。


まず出だし、ちょっとした空白部分があります。これが何とも言えない緊張感を生み出します。ピアニストが集中する時間、それに呼吸を整える時間そういうものに感じられます。もしかしたら内田光子は集中力の高いピアニストですから「ぐっ」とシューベルトの世界に入っていく時間かもしれません。

そして最初のフレーズ、何ともいえない音色で聴く者をシューベルトの世界に引き込んでくれます????????。その奏でられる音は詩人が語りかけるような息遣いが感じられ、内田光子の呼吸と同調しているように錯覚してしまいます。フレージングが大きいため呼吸のサイクルも重要なファクターになります。

内田光子は彼女自身たどり着いたシューベルトの世界で、曲と語り合いながら演奏をしているように思えます。当然演奏は内向きなもので多少主観が強いと感じられる部分もあるかもしれません。ただし自分にとっては淡々と譜面に忠実に演奏して曲そのものに語らせようとするスタイルより、こちらの方が引き込まれる演奏であり、この演奏によって始めてシューベルトのピアノを好ましいと思うようになった重要な演奏です。

自分は時々この演奏を聴きたくなる時があります。それは必ずといっていいほど「演奏を聴きたい」ではなく「あの語りを聴きたい」と思う時です。

フィリップスの録音も上々で、録音したホールの雰囲気をよくとらえている事も何度も手に取る理由の一つであります。



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2008年01月13日

ティルソン・トーマスのマーラー交響曲(iTunes)

ティルソン・トーマス&サンフランシスコ交響楽団のコンビによるマーラー交響曲集。自分も日頃から聴いてみたいと思っているのですがSACD仕様となっていまして高音質高価格となっており手が出ません。

そこでiTunesを探していると

まあまあの値段で発見しました。

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