
ドヴォルザーク チェコ組曲、スーク おとぎ話 マーツァル&チェコ・フィル
ドヴォルザークの曲はチャイコフスキーなどと共に親しみやすいメロディーが印象深い作曲家です。今回聴いたのは作曲者自身の母国であるチェコを題材にした「チェコ組曲」。チェコ人指揮者マーツァルとチェコ・フィルのコンビによるお国物の演奏。マーツァルは前々から気になっていた指揮者だったのですが、発売されるCDがSACDで高音質なので価格も高くなかなか手を出せなかったのですが先日HMVで安く売っていたために購入しました。
演奏は温和で明快なアプローチで非常に聴きやすいです。ジャケットのデザインのような田園風景が思い浮かぶような秀演。牧歌的な曲調が主となっておりとにかく聴いていて心地よいです
特に印象深いのが第2曲目の「ポルカ」で物憂げな旋律と活き活きとした旋律の対比が明確で最後に物憂げな旋律に戻ってくるところなど「はぁ〜」とため息が出てしまいます。多少フィナーレはパワー不足な部分もありますが総じて他の曲も高水準の出来、耳触りがいいのでつい何度も繰り返して聴いてしまう魅力ももっております。
ここで奏でられているのは「刺激」ではなく「和み」、民族音楽的コクに不足すると感じる人もいるでしょうが、自分にはこのぐらいの味付けのほうが丁度よい感じ。これだけすっきりとしたアプローチをしながらしっかり聴かせるマーツァルの手腕は見事ですね。このマーツァル&チェコ・フィルのコンビは昨年で終わっているとは残念でなりません。今後は少しずつマーラーなどの演奏を聴いていこうと考えております。
しかしドヴォルザークのメロディーはいつもながら郷愁を誘いますね。
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