2014年05月22日

負けて話題になってこそ


ウイルス性胃腸炎で数日間寝込んでおりました。

さて本日気になったスポーツの話題

・ヤンキース田中将大投手の日米連勝記録ストップ

・白鵬敗れて連勝止まる


個人的に、敗れて話題になるくらいじゃないと『超一流』とは呼べないと思っています。

当然それまでの実績が著しく優れているということは最低条件。

その点上記二人は間違いなく超一流でありますね。


ただこれはクラシックではあまり当てはまらない。

コンクールなどで途中で振り落とされるメンバーが優勝者を上回るということはあまりない。

コンクール優勝者や、コンクール出場せずにいきなりデビューなんて事も多い。

ようは世間に受け入れられるかがポイントなんでしょう。





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2014年05月14日

ハイリスクかハイリターンか

さて

巷はサッカーW杯の代表選考も終わり本番へカウントダウンという雰囲気。

我が母校からは代表に一人、予備登録メンバーに一人選ばれてます。

予備登録に入った彼が選ばれなかったという事は、チーム構成を守備よりも攻撃に比重を置いた結果なのでしょう。


クラシックでも室内楽などでは似たような感じで、熟成志向の演奏(守備的)と上昇志向の演奏(攻撃的)がありますね。

『ブラームス ヴァイオリンソナタ』という室内楽の名曲がありますが、以前実演で聞いたピリシュ&デュメイ、ツィメルマン&クレーメルの演奏は全然違う方向性からの演奏でした。

ピリシュ&デュメイはお互いを尊重した求心力の高い濃密な演奏。

逆にツィメルマン&クレーメルは対峙した位置関係からフェンシングさなからのスリリングな演奏。

この両者の演奏に優劣の判断は難しい。

どちらもよいとしか言えない。

ただよりリスクが大きいのは後者。

サッカー日本代表はこの後者と同じようにハイリスク&ハイリターンなメンバーで本大会に臨む。

これはなかなかスリリングな展開が待っていそう…な予感です。











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2014年05月09日

さかさまな夜

さて

世間一般ではショパンの代名詞と言えば『ノクターン2番』…となるらしい。

というのは家族からショパンを聞きたいというリクエストがあり、曲の希望が代名詞な一曲となったのである。

どうも冬季五輪のフィギュアに使用された事が原因のようだ。

まあネタに使いたい曲だったので弾くことにします。

有名と言えば双璧の幻想即興曲は個人的に嫌いなので丁重にお断りしましたが…

21曲あるショパンのノクターン。

最近は先にあげた定番の2番と遺作(20番)が人気があるようだ。

この両曲、初期に作曲された楽曲のためか弾いていて面白味があまりないというのが正直な感想。

個人的にノクターンと言えば11番以降の作品がより魅力に溢れている曲が多い。

でもこれらは世間的にはあまり知られていない楽曲。

知り合いにノクターン全集を貸した際も3番あたりで飽きて爆睡、結局後半に到達せずに返却されるのがオチ。

確かにノクターンは起源が夜祷あたりから来ているので朝向きな曲ではなく、聞くとしたら夜が相応しい。

ただ夜聞くということは当然眠くなる。

これでは前菜だけ食べてメインディッシュに到達出来ない人と変わらないのである。

個人的に最近オススメしているのが、二枚目から聞くという方法。(ノクターン全集は基本2枚組)

大体2枚目は11番ぐらいから始まってので効果は高いのではないかと。

本当は番号逆順に聞くことが出来ればなお良いのですが、これはiPhoneなどがないと難しいかな。

今度2枚目作戦を友人に試してみよう。







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2014年05月07日

ながらではない人

さて

世間にはながら族という器用な方々がいらっしゃるようだ。

音楽を聞きながら読書とかテレビのドラマを観ながらツイートとか…


現代風に言えばマルチタスクな人という感じか。

この『ながら』が苦手な自分からすると器用な方だなと感心してしまう。

自分は読書も音楽も雑音を消して集中しないといけないシングルタスクな人。

今晩もピアノを弾いていた時、曲の途中で家族に声をかけられ、集中力が途切れそれ以降はボロボロという感じ。

まあ何とも不器用な人なのです(^^;;

先日ジャズピアニストのキース・ジャレットさんが大阪でのコンサート中に何度も退席して一部観客から抗議があったなどという事があったようだ。

その退席の理由が『観客の咳で集中力がきれてしまったから』というもの。

この気持ちはよくわかる…気がする。

もしかしたら彼もながらは無理なタイプではないか、などと世界的なピアニストに失礼な事を考えながら親近感を感じている自分。

彼のピアノ、一度聞いてみようかなどと考えているのでありました。



posted by やったくん at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | クラシックな日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする