2008年07月30日

幻のシュタイン

ドイツ人指揮者ホルスト・シュタイン氏の訃報が入ってきました。7月27日に亡くなったそうで享年80歳でした。


自分にとってホルスト・シュタインは名は知っているが演奏に接したことはほとんどなくTVでN響を振っているのを数回拝見した事がある程度の存在でした。

シュタインはN響の客演などで日本でも知名度が高く世界的に名高いワーグナー演奏家でドイツ正統派のレパートリーで名をなした指揮者でもありました。

ご多分にもれず「指輪好き」の一人としてはバイロイトからのたたき上げでバイロイトの常連とくれば興味がないはずがありません。

でも現役盤で残っている演奏って少ないんです...。

現役盤での代表盤は





ベートーヴェン ピアノ協奏曲全集 グルダ(p)シュタイン&ウィーン・フィル


このあたりでしょうか。
(でもあくまでも「素晴らしい伴奏」ですから)


有名で実力があっても聴くことが出来ないとは自分にとっては「幻の指揮者」のような感じがします。


このような状態で「ふっ」と頭をよぎったのが「豊臣秀吉」、国民に人気もあり歴史上でも名をはせた存在で実力も申し分ない人物です。しかし築城マニアだった「秀吉の建てた城で現在残っている城は?」と考えてみると実際残っていないんですよね。

現在の大阪城は徳川が再建した城、

伏見城、聚楽第等々はほぼ残っていないですし。



自分が全国をまわってみた感じとしては

「秀吉が建てた城」として一番痕跡が残っているのは

九州にある「肥前名護屋城」ではないかと思います。

この城朝鮮出兵の際の拠点となった城でその後すぐに廃城となったため(かなり破却されているとはいえ)曲輪や石垣などが当時のまま残っています。



話がそれましたが

この「名護屋城」から壱岐を眺めながら往時の姿を偲ぶ気持ちと、

上記の「シュタインのベートーヴェン」を聴いた時の気持ちが

非常に近い感じがしました。

何かいにしえに思いをはせるといった気分

nagoya.jpg

実際は「壱岐」はかすかにしか見えませんでしたが..




タイムスリップして「秀吉」にふれるのは無理ですが、「シュタイン」のほうは(実演は無理ですが)追悼盤などで聴くことは出来そうな気がします。特にワーグナーのオペラ演奏を聴く機会があれば最高ですが。これはレコード会社の方々に期待しております。

シュタイン氏のご冥福をお祈り申し上げます。





<おまけ>

ちなみに「肥前名護屋城」の場所はこちら



興味のある方はどうぞ(凄い場所に建っております<汗>)



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タグ:シュタイン
posted by やったくん at 22:27| Comment(2) | TrackBack(1) | クラシック情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ホルスト・シュタインのワーグナー、良かったですねえ。NHK年末のFM放送でのバイロイト音楽祭、シュタイン指揮のものを随分エアチェックさせてもらいました。
グルダとのベートーヴェンは今も最高の演奏と思います。最も愛聴するピアノ協奏曲全集です。
ホンマにエエ指揮者でありました。合掌です。
Posted by mozart1889 at 2008年07月31日 08:45
>mozart1889殿

コメントありがとうございます。

自分はエアチェックはマメにするほうではないので聞き逃した演奏は多かったのかなと反省しております。

自分も好きなグルダとの演奏、今まではグルダのピアノ中心に聴いておりましたが今度はシュタインの伴奏もじっくりと聴きたいと思います。まさに名盤ですね。
Posted by 管理人 at 2008年07月31日 22:41
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〜ホルスト・シュタインを悼んで〜 ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」 グルダ(Pf)VPO
Excerpt: ホルスト・シュタインの訃報が届きました。7月27日、スイスで亡くなったそうです。享年80。NHK交響楽団の名誉指揮者であり、バイロイト音楽祭の常連・ワーグナー指揮者でありました。シュタインの遺したレコ...
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