2008年11月06日

金沢クラリネットアンサンブル定期演奏会

今回はちょっと肩の力を抜いて楽しめるコンサートから


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最近諸事情がありまして毎週のようにコンサートに行っております。とはいうもののみなさんが行かれるような海外オケとか著名な演奏家といった類ではなく、地元金沢で堅実な活動をされている団体を聴きに行っています。

音楽で最高級のメンバーが奏でるサウンドというのは極上の響きであり非常に感動的であります。しかしこのような感動とは別に自分にとって「音楽」とは音を楽しみという意味も持っておりましてこじんまりと音楽を楽しむメンバーがやっているようなコンサートも好きであります。

今回はそんな楽しいコンサートの一つで先日聴いた「金沢クラリネットアンサンブル定期演奏会」を紹介したいと思います。

このアンサンブルですが、名の通り全員クラリネット奏者で構成されておりまして全曲クラリネットオンリーで演奏しておりなかなか斬新。ちなみに演奏曲は下記の通り。



<演奏曲>

歌劇「ジョコンダ」より 時の踊り
上海Square
組曲「シティ・シーン」
リコリス・スティック組曲
天使の死

------------<休 憩>-------------

歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より 間奏曲
組曲「道化師」



前半のプログラムは四重奏〜八重奏によるアンサンブル、後半のプログラムはオケのようなスタイルで全体演奏。

プログラムの合間に「クラリネットの種類紹介」「新メンバーの紹介」「メンバーの近況報告」など司会者を交えてのトークも入る構成になっており時には感心を、時には笑いをさそいながらホールにいる人々が楽しめまして、嫁や娘なども楽しんでおりました。

特に「クラリネットの種類」の説明は勉強になりました。ソプラノからバスまで幅広い音域をもった様々なクラリネットがありまして、その事でオケのように全体合奏が出来るといった次第であります。


前半のアンサンブルはプログラムが多彩で飽きずに楽しめいい感じ。一番気に入ったのが(自分が好きなのもあるのですが)「ピアソラ 天使の死」の八重奏アンサンブルの演奏。この曲ピアソラ特有の裏打ちするリズムのズレがあり合わせにくいと思われますがなかなか巧く演奏しており独特の世界観がよく再現されておりよかったです。

後半は東京佼成ウインドオーケストラのクラリネット奏者である関口仁氏を指揮による全体演奏。

通常高速で演奏される事が多い歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲、芳醇なオケの響きが美しい歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲となかなか挑戦的な選曲。両曲ともどうしてもパワーや深みでは見劣りする部分はあるのですが、日頃聴こえにくい旋律も何気にじっくり聴けておもしろかったです。なによりクラリネット一種類でこれだけのアンサンブルが出来ることが驚きでした。

最後の組曲「道化師」と聞いて(マスカーニの後だったので)てっきりレオンカヴァッロの同名のオペラを組曲にしたものかと思って聴きだしたらなんとカバレフスキーたらーっ(汗)。(ちょっとずっこけてしまいました。)聴いてみると「ギャロップ」に代表される小品集なのですが曲によるメリハリもついておりアンサンブルの音色にも結構合っておりなるほどの選曲。ノリもよく家族で楽しんで聴きました。


そしてアンコールは関口仁とアンサンブルの「だんだん小さく」
この曲だんだんクラリネットが小さくなっていくというパフォーマンスつきの曲であります。この曲における関口仁のソロは(当たり前ですが)抜群に巧い!娘はパフォーマンスに、自分は音色の美しさに魅了されました。

やっぱり音楽は楽しいそう思えたコンサートでありました。



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posted by やったくん at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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