2008年12月14日

第2回金沢歌劇座公演(プッチーニ ラ・ボエーム)

やっぱりオペラは最高!

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第2回金沢歌劇座公演(プッチーニ ラ・ボエーム)




OEKのプロデュースによる第2回金沢歌劇座公演オペラ「ラ・ボエーム」に行ってまいりました。

プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」

日時:2008年12月11日(木)19:00開演
場所:金沢歌劇座

ミミ 田井中悠美
ロドルフォ 西村 悟
マルチェッロ 今尾 滋
ショナール 増原英也
コッリーネ 黒木 純
ムゼッタ 藤谷佳奈枝
ベノア・アルチンドロ 安藤常光
パルピニョール 新海康仁

管弦楽 オーケストラ・アンサンブル金沢
合唱 金沢カペラ合唱団
児童合唱 OEKエンジェルコーラスぴかぴか(新しい)

指揮 現田茂夫
演出 直井研二


さて注目の演奏ですが...

「第1幕」

幕が開くとオーソドックスな「屋根裏部屋」のセットが目に飛び込んできて特殊な演出ではない事が分かりゆっくり歌劇を楽しめそうだと一安心。(ただ真ん中に置いてあるベッドを見るに最後を想像してしまいちょっとセンチになっている自分が滑稽でありましたが)

演奏は手堅い感じで始まり、大家であるベノアとのやりとりあたりから序々によい感じに。そして主役であるミミの登場からはオケの響きもぐっとヴォルテージが高まり有名な「冷たい手を」「私の名はミミ」へ。ここはやはり掛け値なしの名場面で感動的でありました。特にロドルフォの歌唱は素晴しかった。


「第2幕」

出だしの街のざわめき、パルミニョール登場から人々の喧騒を感じながら冬のパリを巧く演出しておりなかなか。ムゼッタとマルチェッロの絡みから軍隊パレードまでの流れもスムーズでした。ムゼッタの悲鳴やアルチンドロの道化ぶりも充分笑えましたね。もちろんツボであるムゼッタとマルチェッロの絡みもよかったです。(出だしバランスを崩しそうになった部分での建て直しぶり現田茂夫の指揮さすがでありました。)


「第3幕」

チラチラと舞う雪、段々集まってくる掃除夫から牛乳売りが次々登場しては消えて行く流れが前幕からの明・騒から暗・静への切替に繋がっており演出の妙を味わえました(特に雪効果的でありました)。ロドルフォが本心を語るシーンからミミが衝撃の事実を知ってしまい結果的に愛する二人が別れる事を決めるシーンやっぱり胸が痛みます。このあたりはプッチーニの作曲の妙が存分に味わえ、いつもながらどっぷりと話にのめりこんでしまいました。


「第4幕」

屋根裏に戻ってミミとの別れを迎える終幕。息もたえだえのミミが登場して全員が揃い、皆ミミの為に何がしかしようと奔走する中、コッリーネの静かな歌唱で歌い上げるソロが重厚で場の雰囲気を引き締めます。そしてミミが永遠の別れをつげるシーン、皆の只ならぬ雰囲気を感じてロドルフォがミミの死に気づいて最後の場面を迎えます。この場面出演者の集中力が高く緊張感に満ちた演奏と演技でこちらも引き込まれやはり涙なしでは観れません。最終幕でのミミその儚い演技と歌唱は胸をうつものが充分にありました。


OEKの演奏も(予想外にといっては失礼ですが)丁寧で曲調をうまく奏でた演奏でプッチーニの甘美な世界を再現しており好演でありました。これにはオペラ経験の多い指揮者である現田茂夫の力も大きかったのではないでしょうか。

始める前はドキドキ、観ている間はワクワク、終わると満足でまた中毒のように観たくなるといういつもながらのオペラ体験で「オペラはやはり素晴しい」と実感した公演でありました。(でもこれ一回だけの公演とは何とも勿体話であります。)

金沢歌劇座公演オペラの第3回は2009年7月「トゥーランドット」のようでまた観に行こうと思っております。



(裏話)

今回このオペラ観にいったのには理由がありまして、自分の娘が児童合唱で出演するからでありました。数ヶ月前から毎週夜練習に参加し一週間前からは毎日練習。そして直前は

12/ 8 立ち稽古
12/ 9 通し稽古
12/10 ゲネプロ
12/11 本番

小学年である娘にとっては貴重な体験であり、我が子が実際舞台に立って歌唱に演技にと頑張っている姿を観ると感動はひとしおでありました(そのため第2幕前半は舞台の一部に集中していたのですが)。それに何よりこの数ヶ月娘とCDを聴きながら、DVDを観ながらオペラについていろいろ語り合った思い出は「クラシックファン」であり「オペラファン」である自分にとりましては本番の舞台以上にかけがいのない思い出になりそうでありまして、このような場をあたえてくれた関係者の皆様に感謝しております。



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posted by やったくん at 00:14| Comment(2) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
「ボエーム」、良いですね。僕は大好きです。青春のオペラですね。偶然ですが今日セラフィン盤を僕は聴いておりました。
それにしてもお嬢さんが児童合唱でご出演とは素晴らしいです。観る方としても、二度楽しめましたでしょう。オペラ好きとして、親として。
Posted by mozart1889 at 2008年12月14日 20:41
>mozart1889殿

コメントありがとうございます。

おおセラフィン盤を聴いていたとは奇遇であります。

オペラ好きで親としては2度おいしい体験をさせていただきました。

我が家では公演までボエームを聴きたいという娘の希望からカラヤン盤と<非正規盤>のクライバー&スカラ座盤を交互に聴いておりました。(第2幕だけですが ^^)。
Posted by 管理人 at 2008年12月15日 23:00
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