2009年01月08日

クラシック新定番100人100曲 林田直樹

ちょっと視野が広がる良書です。


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クラシック新定番100人100曲 林田直樹


クラシックを聴くようになったきっかけは人それぞれ千差万別でしょうが、聴く曲の範囲というのは意外と狭いのではないでしょうか。特に新しい作曲家の曲に手を出すのはちょっと勇気が必要です。そんな人の背中を後押ししてくれるような書籍を本日は紹介いたします。


クラシック新定番100人100曲 林田直樹」(アスキー新書 \880-)


筆者の林田直樹氏はレコ芸などの編集者をへて独立した方。その筆者が作曲家を100人選び年代別に並べて紹介しており、その各作曲家ごとに一曲づつチョイスし語るというスタイルになっております。この100人の作曲家に有名でない作曲家が多く含まれているのも大きな特長であります。

作曲家、曲のチョイスはかなり個性的

ベートーヴェン 交響曲第9番
モーツァルト フィガロの結婚
チャイコフスキー バレエ曲 白鳥の湖


などはまあ予想される範疇内でしょうが

ハイドン 交響曲第90番
ブラームス ドイツ・レクイエム
ヴェルク 歌劇 ヴォツェック


このあたりになるとかなりマニアック

シューベルト ミサ曲第6番
ドビュッシー ピアノのために

ここまで至ると知らない方が圧倒的に多いと思われます。

それぞれの作曲家については3〜5ページ程度にまとまっており読みやすいのですが、読み手によって肯定的にも否定的のもとらえられそうななかなか濃い内容となっておりおもしろい。各曲ごとにおすすめ盤が書いてありこれも賛否呼びそうなチョイスとなっており一筋縄ではいかない著者のようであります。

作曲家はパレストリーナからギタリストのジスモンチまで幅広く網羅されており、特に現代音楽と呼ばれる時代の作曲が多い(なにせヘンデルが10番目、マーラーでも50番目ですから凄い)。

これを読むとクラシックファンが狭い年代の決まった曲に片寄っているかよく分かります。自分も視野を広げるという意味もこめて今回紹介されている作曲家で聴いた事がない作曲家の曲を率先して聴いていこうと考えております。

現代曲はゆっくりとメシアンを聴いておりますので、古い作曲家からジェズアルドあたりから聴き始めましょうか。

未知の作曲家、曲に出会えると思うとワクワクしてきます。
(並行してミチョモランマ登頂も忘れずに続けます。)


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タグ:林田直樹
posted by やったくん at 22:02| Comment(4) | TrackBack(0) | クラシック関連書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。
私もこの新書をボツボツ読んでいます。
いまやっとワーグナーのリングの項まできました。ざっと最後まで目を通してみても
入門書としても面白いし、クラシック愛好家でも、おおっと思わせる部分が多いですね。
私はイタリアオペラについては随分考えを改めさせてもらいました。

バックスの交響曲第1番やらウェーベルンのパッサカリアやらヒナステラやリゲティあたりを真正面から紹介していてとても嬉しいです。
ジスモンチはかなり趣味に走っていてそこも面白かったです。

ここ数年の音楽新書のなかで一番引き込まれている1冊です。
ちゃんと読み終えたら私もブログに書きますね。
Posted by ピースうさぎ at 2009年01月10日 00:09
こんばんは。

この本、最近購入しました。
知らない作曲家、知らない曲のオンパレードです。

見知らぬ外国へ行った気分です。

少しずつ聴いてみたいなあ・・と思いつつメジャーな曲ばかり聴いている自分にも反省です。
Posted by ニョッキ at 2009年01月11日 22:09
>ピースうさぎ殿

コメントありがとうございます。
どの作曲家も比較的公平に語っているのがいいですよね。

リゲティ、バックス、バッハJrなど珍しい者好きの自分にとって聞きたい作曲家ばかりであります。

ブログの記事楽しみにしております。
Posted by 管理人 at 2009年01月12日 21:20
>ニョッキ殿

コメントありがとうございます。

確かに知らない曲のオンパレードですね。

メジャーな曲をじっくり聴くというのも決して悪くないクラシック音楽の接し方だと思いますよ(一つ一つの演奏を思い入れたっぷり語れるというのもかっこいい)。

また新しい曲を聞く事があったらまた教えてください。
Posted by 管理人 at 2009年01月12日 21:30
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