昨日金聖響&OEKのコンビで継続中のベートーヴェン・チクルスから「交響曲7・8」を聴いてきました。ちなみにチクルスとして公開録音されたのは「交響曲第8番」でありました。
<公演曲目>
2009年6月13日(土)
石川県立音楽堂
ベートーヴェン バレエ音楽「プロメテウスの創造物」序曲
ベートーヴェン 交響曲第8番
ベートーヴェン 交響曲第7番
指揮 金聖響
まずは肩慣らしと言わんばかりしなやかに序曲を演奏してコンサートは開始されました。今回初めて金聖響の指揮を見たのですが非常に運動性が高く指揮振りを見ているだけで結構絵になる人だなあと感心しておりました。
そして「交響曲第8番」。この古典的なフォルムでコンパクトな交響曲で自分も好きな交響曲なのですが、なかなか演奏機会に恵まれないのが残念な逸品。
第一楽章、出だしの明るいながらしっかりとした主題から開始されるのですが、金聖響の解釈男気が感じられる非常に硬派なものであります。昨今のすっきりとスリムに鳴らす演奏が多い中筋肉質的な演奏はなかなか新鮮な感じがします。さらに特徴的なのはオケの各パートの響きが透けて聴こえてくるのも印象的。これはOEKというやや小編成オケの特性を巧く引出している結果とも言えましょうか。
なかでも印象的だったのは最終楽章。オケをしっかりと鳴らしてクライマックスを築く様子は「小規模」とは言え「第8番」はしっかりとベートーヴェンの交響曲である事を教えてくれます。
最初の楽章は録音という緊張感もあってか多少ミスが散見されましたが(細かいミスがはっきりと分るのがベートーヴェンの怖い所でもあるのですが)初めて実演で聴いた「第8番」よかったです。
後半はメインの「交響曲第7番」。先程より多少編成を大きくしての演奏。録音という呪縛から開放されたのかオケの音のノリが非常によいのが印象的。
有名な第一楽章はもちろんよいのですが、自分がこの曲で(というかベートーヴェンの交響曲で特に好きな)第二楽章がやはりよかった。単調なリズムから開始され楽器を増やしたり対話をしながらどんどん広がっていき巨大な音楽となっていくのですが、これがいかにもベートーヴェンらしい音楽。この楽章、金聖響はしっかりとした語り口で指揮しておりましてじっくりと演奏を堪能いたしました。
最後の2つの楽章は「舞踏の音楽」にふさわしいノリがよい演奏。特に最終楽章のティンパニの鳴らしっぷりは気持ちがよい事この上なし、聴き手のヴォルテージも最高潮に達してのエンディングとなりました。
今回聴いた金聖響のベートーヴェン期待以上の出来。やや強引な部分もありましたがこの年齢でしか出来ないストレートな解釈が小気味よく好感がもてました。なにより生演奏やっぱりいいですね。
一緒に行った嫁&娘が音楽を聞いて(運動性の高い指揮を見て)思ったより興味をもったらしく「サイン会」に参加する事に
実際会って本当にファンになったらしく
年末のチクルス最後を飾る「第9」公演も家族で観に行く事になった次第であります。


おっと!金聖響さんの生ベトベンを聴かれたのですね。ワタシも「ベートーヴェンの交響曲」を読んで興味を持ちCDゲットしましたが、かなり楽しいですね。ワタシもライヴを是非体験したいものです。
拙宅でも金さんの記事を書きましたので、TBさせていただきました<(_~_)>。
コメントありがとうございます。
金聖響氏には失礼ですが、たまたまポスターで見かけて、「そういえば第8番って実演聞いた事がないなあ」と思い何気なくいったコンサートでしたがこれがなかなかよかった(笑)
昨今あまり聞かなくなったベートーヴェンの交響曲ですがやはり素晴らしい曲でありました。
こちらもTBさせていただきました。