2010年02月25日

ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 サラ・チャン&マズア

じゃじゃ馬と好々爺

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ブラームス ヴァイオリン協奏曲、ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番 サラ・チャン、マズア&ドレスデン・フィル

Sarah Chang, Dresdner Philharmonie & Kurt Masur - Bruch & Brahms: Violin Concertos


ピアノはともかく、ヴァイオリンの好みはソリストの音色と曲への相性度あたりで決まるような気がします。

今回聴くはサラ・チャン&マズアのコンビによる「ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番」。サラ・チャンと言えば以前聴いたショスタコーヴィチの強烈な演奏が印象が残っており、さらに女流が似合うブルッフという事で聴こうと思った次第であります。


<収録曲>

 ブルッフ ヴァイオリン協奏曲第1番

 ブラームスヴァイオリン協奏曲

 サラ・チャン(ヴァイオリン)
 指揮 クルト・マズア
 演奏 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

 2009年録音


さてブルッフですが、いかにもサラ・チャンらしい鼻っぱしの強い弾きっぷり。


第一楽章、全体に振幅をダイナミックに弾いており曲奏をうまくとらえて表現しています。それに集中力が高い張りのある音色がよく聴き映えします。

第二楽章、非常に繊細な響き。抑制のきいた訴えかけるようなナイーブな語り口は、聴き手の郷愁を呼び起こす類のもの。個人的に結構じわっとくるものがありましたね。(この語り口ですが、ブラームスの第ニ楽章にも聴かれましてこちらはさらにいいです。)


第三楽章
、前楽章とは対照的に(サラ・チャンらしい)のびやかなで開放感あふれる演奏。そして一気に盛り上がるクライマックスもきまっています。

師と仰ぐマズアの古風でずっしりとした響きに彩られた的確なサポートも忘れてはいけないでしょう。録音もEMIにしては重量感もあってなかなか。

サラ・チャンの演奏、前向きな姿勢で曲に挑みかかるようなスタイルは基本的に変わっていないのですが、以前にもまして濃厚な歌わせ方、それにあまりなかったしっとりとした聴かせ上手な部分も見られ、聴き手を引き付ける魅力がある演奏といえましょう。

先日の出張で電車の車窓から外の雪景色を眺めながら聴いていたのですが、曲のトーンが妙に合っていたのが印象的な演奏でありました。


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posted by やったくん at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 協奏曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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