金沢を中心に活動されているハープ奏者稗島律子さんが主催するコンサートを聞かせていただきました。
「レバーハープ スプリングコンサート」
日時:2011年4月2日(土)19:00〜
場所:しいのき迎賓館2F
演奏曲目はハープソロやデュオが中心。それにソプラノ歌手やフルートとの共演。さらにハープ伴奏の宮沢賢治「やまなし」の朗読など盛りだくさんでした。
総じて魅力的な演奏だったのですが、個人的に印象的だったのは
K.ロバートソン作曲 「レイン」
この曲はアメリカの女流作曲家による新しい曲らしいのですが、従来のクラシカルなハープの響きとは違い音色が非常に斬新。ハープの新しい可能性を感じる逸品でした。
千秋次郎作曲 「フルートとハープのための七つの遠い思い出」
7つの小品を物語風につなげた連作集と呼べる曲集。ハープとフルートという暖色系の楽器通しのデュオであり、かけあいが魅力的で各曲の旋律が聞きやすく誰にでも受け入れられそうな感じの曲。吹き抜ける風を感じました。
宮沢賢治「やまなし」の朗読は本来あるはずの「幻燈」が会場の仕様で使えなかったのが残念でした。
各メンバーが曲目の間に丁寧に各曲解説をしてくれたので入りやすかったです。またハープの歴史などの説明もあり結構勉強になりました。特に稗島さんが数種類のハープで弾いて音の違いを説明したのはよかった。
今回のコンサート、収益は震災の義援金になるそうです。奏者の皆様に感謝。
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