2007年12月02日

クレーメル&ツィメルマン/スーパー・デュオ・リサイタル(1)

先日久々にコンサートに行ってきました


車を飛ばして金沢から埼玉まで、

行ったコンサートは↓

スーパー・デュオ・リサイタル

日時:11月23日(金・祝)17:00

場所:所沢市民文化センター ミューズ・アークホール

演奏者:ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)/クリスチャン・ツィメルマン(ピアノ)

演奏曲目:ブラームス ヴァイオリン・ソナタ(全曲)



ヴァイオリニストであるクレーメルと、ショパンコンクール優勝歴もあるピアニストであるツィメルマンがデュオ組んでブラームスを演奏したのが今回のコンサート。個性的な二人ですが昔からの友人だそうでどのような演奏になりますでしょうか。まずはヴァイオリン・ソナタ第2番から開始します。



ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 op.100 


第一楽章

意外と「サラっと」始まります。比較的淡々と演奏されておりますが、ニュアンスは流石と思わせる部分も多かったです。まあ全体的にはアイドリング中といったところで、安全運転で無難に弾いた感じです。

第二楽章

序々にエンジンがかかってきました。このあたりから二人が目指す音楽像が明らかになっていきます。通常デュオで演奏される場合、バランスをとりながら溶けあうような演奏お互いに相手を尊重する事を基本としてどちらかが曲をリードする演奏のどちらかであるのが通常ですが、今回の演奏はあきらかに後者の演奏であります。曲の主導権の移り変わりがよく分かる演奏となっており、間合いは比較的に短めに、曲調は推進力が前面に出てきます。

第三楽章

この楽章の演奏はあまり印象に残っていませんたらーっ(汗)。クレーメルが濃厚に演奏するわけでもなく、ツィメルマンが前面に出てくる事もなく意外とおとなしい(悪いわけではないのですが)演奏で一曲目が終了となりました。とにかく時間が経つのが速いです。


ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 op.78『雨の歌』

第一楽章

このあたりからツィメルマンの奏でるピアノの音色から緊張感がとれ、本来の透明感のあるクリスタルな響きが鳴るようになってきまするんるん。(自分の緊張感もとれ少し落ち着いて聴けるようになってきました。)

すがすがしいハーモニーで始まります。クレーメルの音は以前聴いたときよりやわらかい音となっているようで、年齢的なものか使っている楽器が違うのかは分かりませんが今回の演奏曲目にはマッチしていますひらめき。ツィメルマンは絶妙なバランスで演奏しており、非常に新鮮な演奏となっております。これは従来の演奏とは違った新しいスタイルと言ってもよいのではないでしょうか。


さてこの次の第ニ楽章ですが非常にポイントになる楽章です。この楽章はアダージョなのですが全体のバランスを考えるとどのように演奏するかが難しいのです。特に推進力をもった演奏をした場合は一考の余地ありです。

今回のスーパー・デュオはいかにクリアしたのでしょうか?

続きはまた明日


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posted by やったくん at 16:43| Comment(2) | TrackBack(0) | コンサート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
とても興味深く読ませていただいております。
この2番を今年演奏したのですが、いや〜なかなかこうは弾けないものです。自分の解釈と合わせてみても新発見が続々でした。
確かにさらっとという感じではありましたが、この曲自体がブラームス自身の静かな気持ちの中で書かれたものですから、前後の2曲からするとこの解釈は正解かなと思いました。
Posted by りん〜♪ at 2007年12月03日 14:36
>りん〜♪殿

コメントありがとうございます。

ヴァイオリン弾きの方のコメントはさすが、自分なんかのような素人より説得力があります。

新発見はありすぎて全部は覚えていないのですが、これだけの新しい要素を含んでもなおかつ「さらっと」演奏してしまうとは流石ですね。冷静に考えると番号順ではなく第2番を先頭に持ってきた点もなにがしかの意図があってのことなのでしょう。

解釈うんぬんに関しては発言できるような立場にはないとは思いますが、自分も正解だと思います。

ただしこの曲だけ昔聴いた「ディメイ&ピリシュ」の実演が今でも忘れられないですねえ。
Posted by 管理人 at 2007年12月03日 17:43
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