
『フィエスタ』 ドゥダメル&シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ
ドゥダメル&シモン・ボリバル・ユース・オーケストラによる「ラテンアメリカ作曲家による管弦楽曲集」が今回聴いた演奏。20世紀に作曲されたものが中心。2008年1月録音
曲目は
レブエルタス/センセマヤ
カレーニョ/マルガリテーニャ[交響的変奏曲]
エステベス/平原の真昼
マルケス/ダンソン 第2番
ロメーロ/フーガ・コン・パハリージョ
[弦楽のための組曲 第1番(管弦楽版)から]
ヒナステラ/バレエ《エスタンシア》から舞曲 作品8
1. 農園で働く人々
2. 小麦の踊り
3. 大牧場の牛追い人
4. 終幕の踊り(マランボ)
カステジャーノス/パカイリグアの聖なる十字架[交響組曲]
バーンスタイン/マンボ[《ウェスト・サイド・ストーリー》からシンフォニック・ダンス]
と書いても正直バーンスタイン以外は知らない
「とにかく聴いてみよう
一言で言って「非常に楽しい演奏」。ドゥダメル&オケコンビの若々しさが前面に出ており非常にパワフル。真っ直ぐな演奏が各曲のメリハリをつける結果に結びついており「ラテンの音楽」を満喫出来ます。
ストラヴィンスキーなどに通じるような「センセマヤ」、構成がしっかりとしている「マルガリテーニャ」、タンゴの香りも漂う叙情的な「ダンソン 第2番」、古典的とも言える「フーガ・コン・パハリージョ」、標題性が高く誰が聴いても聴きやすい「バレエ《エスタンシア》から舞曲」、交響組曲としてしっかり作曲されており完成度の高い「パカイリグアの聖なる十字架」などなど非常にバラエティにとんだ内容。
どの曲も同じ華やかさでも「レスピーギのローマ三部作」などとは違う雰囲気の仕上がりとなっているのも興味深いところ。そういう雰囲気は田園風景を連想させるような曲でも「欧州とは違う田園風景」を想像してしまうのがおもしろい。当然ラストの「サンボ」は熱狂的で聴いているほうの気分も盛り上がります。
聴いていて思うのは「やっぱりアメリカ大陸ってネアカ」という事。ちょっと軽かったりつめが甘かったりするところがあるけれど聴いていると「楽しめればいいじゃないか」という気分になってくるから不思議。ドゥダメルのドライブ感のある指揮もそういう方向性とピッタリと合っております。叙情性が高い曲でも「ハリウッド映画のサントラ」並みの演出となっており非常に分かりやすい演奏となっております。
聴き終えてノリといい感覚といいドゥダメルはやはり南米の人だと思いました。
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