「あなたまたそのCDを聞くの?」と奥さん
「俺これ好きなんだからいいじゃないか」
と笑顔で年季の入ったケースからCDを出して聞き始める旦那
しょうがないといった表情で寝に入る奥さん
どうもジャズかなんかだと思われるのですが自分は知らないCDでありました。
ちょっとした会話ですが非常に印象に残っております。
そういえば人に演奏を聴いて紹介している身ながら「一体どれぐらい聴いているのだろうか?」と考えてしまいました。
最近以前よりもじっくり聴く傾向は強くなったのでその点ではよくなったと考えておりますが、新しい物を求めるのと同じぐらい昔から好きな演奏も折をみて聴きなおそうと思いました。
考えてみれば演奏者の方や製作スタッフの方の労力は大変なものであります。それを考えると他の方のブログを読んでいるとCDショップでかかっているのをちょっと聞いた、試聴しただけで全てが分かっているかのように書いているものが時々あります。こういう記事に関しては大概ボロクソに書いてあるので読んでいて自分などは不快な気分になります。非常に聴き込んだ末の批判だと意外と不快にはなったりしないのですが、浅い部分での批判に終始している事も不快になっている理由の一つなのでしょう。
自分は紹介しているCDは基本的に全て購入して聴いていますし、本も(絶版や非常に高価でない限り)購入しています。これは演奏者や著者に対しての尊敬の念もありますし、自分が評価を行うために対等に向き合うための条件と考えている部分でもあります。それはなにより本日お会いした旦那さんのような「愛着の一品」に出会いたい、手元に置いておきたいという思いがどこかにあるからかもしれません。

