2008年04月11日

チャイコフスキー 交響曲第5番/フリッチャイ

こちらの方を聴きたくて購入したのです





チャイコフスキー 交響曲第5番/フリッチャイ&ベルリン放送交響楽団


昨日紹介したシューマンとカップリングで入っているのが「チャイコフスキー 交響曲第5番」の演奏。ハンガリー人指揮者で「リトル・トスカニーニ」とも称されたフリッチャイ指揮による演奏。録音は1957年のライブでモノラル。

演奏は非常にエネルギッシュで端整、そしてパワフル。思わず「かっこいいexclamation」といってしまいそうな圧巻のライブです。

旧ソビエト系指揮者(ムラヴィンスキー、スヴェトラーノフ...)によるロシア物としての演奏とは一線を画した演奏。聴いていて「ロシアの香り」といたものは感じられず「フリッチャイ流のチャイコフスキー」と呼べるものとなっております。

チャイコフスキー特有のニュートラルな甘美的な音ではなく、アポロン的な躍動感とライブ特有の熱気が相まって高揚感が非常に高く聴いていて「熱く」なってきます。特に緩急をかなりつけているのですが曲としてバランスを崩す一歩手前で踏みとどまっていてフリッチャイの指揮の巧さが感じられます。(オケが多少ついていけない部分があり残念ですが...)

曲調に推進力のある第一楽章・最終楽章の出来が特によいです。最後の追い込みはライブ特有のもので熱狂の中でエンディングを迎えており大変満足感のある演奏です????????。録音も音をダイレクトにとらえており充分鑑賞に耐えられるレベルだと思います。

これだけ豪快な真っ直ぐな演奏で聴いている方を満足させるとはフリッチャイは凄いと思います。





記事がおもしろいと感じたらポチッと押してください。

にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 21:57| Comment(2) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月04日

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番/チョン・ミュンフン&シカゴ交響楽団

ショスタコーヴィチの違う側面が見える演奏です

sh_sy5_myunn.jpg

ショスタコーヴィチ 交響曲第5番/チョン・ミュンフン&シカゴ交響楽団


Myung-Whun Chung & Chicago Symphony Orchestra - Shostakovich: Symphony No. 5


チョン・ミュンフンシカゴ交響楽団を振ってショスタコーヴィチを演奏したライブが今回聴いた演奏。

演奏曲目の「ショスタコーヴィチ 交響曲第5番」は当時の社会情勢を反映してソビエト、スターリン体制等々の関連うんぬんがよく指摘される作品。初演のムラヴィンスキーに代表されるようにやや攻撃的で激しい演奏が多いのもこのあたりの時代背景があるからのような気がします。曲は均整のとれた古典的な構成となっており人気のある曲でもあります。

さて今回聴いたチョン・ミュンフンの演奏非常に個性的な演奏であります。まず出だしからして普通と違って鋭角ではなくしなやかに始まります。全体的に柔和でバランスのとれた演奏で日頃強烈な演奏に聴きなれているとちょっともの足りなさがあります。その傾向は第三楽章の悲劇性や最終楽章の強力な力量などもまるめられており最後まで続きます。特に最終楽章の鳴らせ方が独特でパワーをかけているが外面的に発散する方向ではないため非常に凝縮されている感じが強いです。シカゴ交響楽団のアンサンブルは巧いですが...。

このゴツゴツ感のないスマートなショスタコーヴィチ、最初は軽量で物足りなさが非常に強かったですが。何度か聴いてふっと思いました”もしかして純粋に楽譜に書いてある音楽に向き合って演奏するとこのような演奏になるかも”と。過去の演奏はいろいろフィルターを通して演奏していた要素が強くデフォルメされた部分もあったのかなあと。

まあ自分としては「ゴツゴツ感」のある演奏の方が好みですが、ライブ後の聴衆の拍手喝采を聞くと”ショスタコーヴィチの音楽に新しい流れ”が生まれて来ているのかなあと感じます。



記事がおもしろいと感じたらポチッと押してください。

にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

ブルックナー 交響曲第5番/ティーレマン&ミュンヘン・フィル

ブルックナーの好きな演奏の一つです。





ブルックナー 交響曲第5番/ティーレマン、ミュンヘン・フィル


ドイツ人指揮者ティーレマンが現在主席指揮者のポストにあるミュンヘン・フィルと演奏したブルックナーの就任ライブ演奏。ミュンヘン・フィルのブルックナーといえばチェリビダッケの演奏が有名です。(チェリの音楽は自分からは一番遠い世界の音楽と感じているので「凄い演奏」だけど「好きな演奏」ではないのですが...?????????i?????U?????j

ブルックナー、実は自分はあまり得意ではないのです。聴いているうちに就寝????(????)なんて事も多々ありまして、過去にも楽しんで聴くというよりは未踏の地への挑戦のような感触でした。毎年何種類も演奏を聴いて一曲ずつ目覚めていくといったことを繰り返しているのが「ブルックナーの交響曲」であります。(目覚めないと非常に退屈と感じるのですよこれが)

さてティーレマンは以前にベートーヴェンでDGにデビューした演奏を聴いた際に地味な印象があったので全然期待感はなかったのですが、DGのミュンヘン・フィル録音というのには興味があり聴いてみた次第であります。

演奏を聴いてみたところ...

素直に「感動」しました????????

特に第二楽章が素晴らしく、全体的に遅いテンポながらふくよかにオケを鳴らしており非常に雄大。細部まで徹底的に再現した絵画ではなく豪快な一筆書きといった感じで演奏してゆきます。

全体的に遅いテンポ、指揮者のアクもなかなかはっきり出ておりましてしなやかで端正な演奏が多い昨今で今や希少種ともいえる無骨な演奏(ドイツ伝統の田舎者)。クリアなサウンドや精密な演奏を求める人には中途半端な演奏に聴こえるかもしれませんが、自分はこれぐらい緩い演奏の方がリラックスして楽しめいい感じです。ライブ録音という事もあり高揚感や燃焼度もあり大変満足いたしました。そして録音もホールの雰囲気をとらえており上出来です。

このティーレマン盤によって「ブルックナー 交響曲第5番」に目覚める事が出来一曲聴くレパートリーが増えた次第であります。そしてティーレマンのファンになった演奏でもあり大変思い出深い一枚であります?????????i?V?????j



ティーレマン&ミュンヘン・フィルのコンビで次に聴いた演奏がモーツァルト レクイエムとなりコチラの方は以前紹介しております。



記事がおもしろいと感じたらポチッと押してください。

にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月13日

ブラームス 交響曲第4番 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル

熱狂的なライブです。

frt_bra4.jpg

ブラームス 交響曲第4番 他 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル


伝説の指揮者フルトヴェングラー、死後50年を過ぎてなお熱狂的なファンが多いことは驚くばかりです。自分も以前はかなり聴きましたが、いろいろなジャンルをつまみぐいするようになってその頻度はかなり下がったように感じます。まあ年齢とともにおいしいからと言って「高級なステーキ」を毎日は食べたいと思わなくなった事にも似ているような気もしますが。

今回聴いたのは「ブラームスの交響曲第4番」、ベルリン・フィルとの1948年のライブによる演奏です。(フルヴェンといえばやっぱりライブですよ)

この「ブラームスの交響曲第4番」は出だしの2つの旋律をどのように処理するかで曲の出来不出来がすぐ決定付けられてしまうという曲でもありまして指揮者にとっても難しいのではないかと思います。もう一つは最終楽章のパッサカリアでしょう。主題から始まる30の変奏曲をどのように処理するかこの辺りも指揮者の腕の見せ所です。

さて第一楽章、フルトヴェングラーの出だしは独特の浮遊感と言いましょうかゆっくりとしたテンポで「ふわっ」とした感じで始まりこれが絶妙exclamation心奪われてしまいます。上昇下降の3度のモティーフが絡み合い圧倒されます。そして後半はオケの音が熱気を帯びており怒涛のクライマックスを築かれております。この楽章出だしは遅いテンポなのに終わりはかなり早くなっているのですがこのあたりも非常に巧い。どうしてそうなるかはいつも聴いていると曲にのめり込んでしまい分からずじまいです?????????i?????U?????j

第二楽章は渇淡の味わいといいましょうかフルトヴェングラーの語りを聴いているような錯覚を覚えます。第三楽章はライブ特有の熱気もあり迫力満点、怒涛の演奏となっております。

第四楽章は最初の主題提示は暗く重くどっしりと奏でられます。前半の各変奏はパワー全開という分けではなく押さえ気味の演奏(ただ第12変奏のフルートがやや前傾姿勢気味ですが)。後半、第16変奏の強奏からは一気に全開フルスロットル、情熱的な演奏???????i?????j燃えに燃えながらコーダまでたたみかけるように一気に駆け抜けていき感動の中曲は終了いたします????????

いや〜この演奏はいつ聴いても凄いの一言exclamation?~2。ブラームスの交響曲第4番をこれだけダイナミックかつ情熱的演奏されると決して録音はよくないのですがそのような事はどうでもよくなってきます。

フルトヴェングラーの指揮は重量級ですから演奏される曲もその重量に耐えられるもの曲を作曲する作曲家(ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーなど)と必然的に相性がよくなり名盤が多いのも分かるような気がします。このブラームスの演奏はフルトヴェングラーの長所が強力に発揮されたもので、もし未聴の方がいましたら一度聴いてみる事をオススメします。



これまでの記事はこちらからどうぞ


記事がおもしろいと感じたらポチッと押してください。

にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月04日

ベルリオーズ 幻想交響曲/チョン・ミュンフン





ベルリオーズ 幻想交響曲 他 チョン・ミュンフン&パリ・バスティーユ管弦楽団

ベルリオーズ 幻想交響曲」といえばロマン派的な交響曲の代表格。表題性も高く独特の世界観があり現在でも度々取り上げられる人気曲でもあります。演奏はチョン・ミュンフンパリ・バスティーユ管弦楽団によるもの。

演奏はストレートかつダイナミックに表題性の高い物語を表現しており聴き応えがあります。特にチョン・ミュンフンの棒さばきに全く迷いや躊躇がない点は高く評価すべきでしょう。色彩豊かで演出効果満点の曲である事を感じさせる演奏でもあります。

ちなみにこの演奏しなやかなチョン・ミュンフンの棒さばきにオーケストラアンサンブルがついていっていない部分があるのも事実。幻想交響曲は若きベルリオーズが自らの失恋を告白した内容にもとづいている訳で、若々しさや一種の凶器を感じさせるような部分があるチョン・ミュンフンの演奏はそういう側面を巧くとらえており、多少のあいまいさもそれが魅力に転じていると自分は思います。

現在も活躍中のチョン・ミュンフンですが、以前から一流の指揮者であった事を証明する一枚といえるのではないでしょうか。



これまでの記事はこちらからどうぞ


記事がおもしろいと感じたらポチッと押してください。

にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 21:39| Comment(2) | TrackBack(1) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月19日

チャイコフスキー 交響曲第5番/テミルカーノフ

同じオーケストラですが全く別のオケに聴こえます。






チャイコフスキー 交響曲第5番他 テミルカーノフ&サンクト・ペテルブルク・フィル

チャイコフスキーの後期3大交響曲で一番個性的な演奏が多い曲が「交響曲第5番」。過剰演出、スコア改版と何をしても意外と聴いていて違和感の曲でもあります。今回聴いたのはお国物といえる「テミルカーノフ&サンクト・ペテルブルク・フィル」のコンビによる演奏。ちなみにサンクト・ペテルブルク・フィルは以前レニングラード・フィルと呼ばれていたオーケストラ、ムラヴィンスキーが王者として君臨していたオケです。

演奏を聴いてまずビックリするのがオケの音。ムラヴィンスキー時代のあの尋常じゃないアンサンブルは見る影もありません?????[???i???j。テミルカーノフが変えたのかソビエトからロシアにシフトする段階で変わったのかはさだかではありませんが完全に別物(どちらかといえば大幅にグレードダウンしていますが)として聴かないと駄目ですね。

テミルカーノフは正確なアンサンブルをベースにする演奏ではなく、演奏速度の緩急楽器のバランスなどを大幅に味付けする演奏をしており一言で言えば「濃厚なロシア的な演奏」をしております。

古臭い感じがあまり感じられないのも特徴的で、これは弦楽セクションなどを意外とスマートな音でまとめているからでしょう。そのかわりロシアのオケの代名詞「暗い」金管、(下品ともいえるほど)は充分鳴っています。

第2・3楽章は意外と地味な仕上がりですが、第1・4楽章は恣意的な演奏に徹しており(好き嫌いは別として)アクはかなり強いです。特に終楽章のティンパニーexclamationの音は鮮烈。あとはやはり金管の音ですね。


指揮者が変わったとはいえこれほど音の変わったオケは聴いた事ないですね。「シャープで切れ味の鋭い」オケから「コテコテドロドロ」オケになるとは、ブラインドで聞き比べて同じオケと思う人はいないのではないでしょうか。ロシア人は自己主張が強いとは前から感じておりましたが、これはテミルカーノフ流の自己主張なのでしょう。





これまでの記事はこちらからどうぞ


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 20:08| Comment(3) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月28日

メンデルスゾーン 交響曲第4番『イタリア』 レヴァイン

寒い冬、音楽だけでも温かいものを聴きたくなります。





メンデルスゾーン 交響曲第4番『イタリア』 レヴァイン&ベルリン・フィル

メンデルスゾーンの交響曲第4番『イタリア』はメンデルスゾーンがイタリア旅行中に書き始めたイタリア情緒を含んだ名曲。地中海を感じるような躍動的な旋律とメンデルスゾーン特有の繊細な曲調がうまくミックスされており聴いていて胸がスカッとするような曲です。今回はアメリカ人指揮者のレヴァインがベルリン・フィルを振った演奏。

第1楽章の出だしの旋律から元気いっぱい健康的に曲が始まります。曲のドライブ感もよくレヴァインの楽天的ともいえる明るい棒さばきが冴えております。ベルリン・フィルの音は重量感がありよく鳴っております。

第2・3楽章はオペラが得意なレヴァインの特性がよくでており、叙情的ではなく歌心にあふれた演奏となっております。

第4楽章はパワフルにバランスよくオーケストラを鳴らしており盛り上がり方もなかなかで、スポーティーな感じとでもいいましょうか聴いていて爽快な気分になります。

全体的に豪華なサウンドで聴き栄えがします。ただしメンデルスゾーン特有の繊細さはあまりなく、「イタリア」というよりは「アメリカ西海岸」に感じる所もあります。

でも冬の暗く雪がふっているような天気の中では、「カラッ」と明るく楽しく健康的な演奏のほうが気分が晴れてくるようでよいですね????????


記事がおもしろいと感じたらポチッと押してください。

にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
タグ:レヴァイン
posted by やったくん at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月08日

メンデルスゾーン 「スコットランド」/モーツァルト 「プラハ」 マーク

本当によい演奏というのは出だしを聴いただけで「ビビッ」とくるものです。






メンデルスゾーン 交響曲第3番「スコットランド」/モーツァルト 交響曲第38番「プラハ」 マーク&東京都So.

ペーター・マークと言えば今は亡きスイス人指揮者。東京都交響楽団の定期公演を振っていたので日本でも人気が結構ありました。マークと言えば得意なのが「モーツァルト&メンデルスゾーン」。特に得意だったのが「メンデルスゾーン 交響曲第3番『スコットランド』」です。

この「スコットランド」などを定期公演で演奏したのが今回紹介する演奏です。

収録曲は

モーツァルト/交響曲 第38番「プラハ」(1984年ライブ)

メンデルスゾーン/序曲 「フィンガルの洞窟」(1993年ライブ)

メンデルスゾーン/交響曲 第3番「スコットランド」(1993年ライブ)


メンデルスゾーンのスコットランドは霧のような幻想的な出だしが大変難しい曲でして、ここが決まらないと名演とならない曲です。マークはさすがに上手い。出だしを聴いただけで心に響きます?O?b?h?i???????????j

マークの紡ぎだす音は純粋な響きでありまして、スコットランド(といっても自分のイメージですが)の湖、草原、森それに霧といったイメージにピッタリあてはまります。メンデルスゾーンは豪華に力押しをしても駄目でデリケートな気配りが必要な曲が多いのですが、ここで響いてくる音はバランスよくそれでいて鳴りすぎず聴いていて心地よいの一言????????。この辺はマークの美感にも当てはまるのでしょう。序曲「フィンガルの洞窟」も同様のアプローチからくる名演。心に染み入る演奏です。

モーツァルトのプラハは古典的なオーソドックスなアプローチながら力みがなく自然体の演奏で、非常に洗練された響きとなっており好演です?O?b?h?i???????????j。こういうスタイルは現代では古楽器を用いる事で再現しようとする指揮者が多いですが、マークのように現代的なオケでも充分引き出せることがよく分かります。

今回の好演に一役買っている「東京都交響楽団」も取り上げないわけにはいきません。日本のオケでこれだけの響き、これだけの質の高い演奏が出来るとは素晴しいです。日本人として世界にも紹介できる演奏だと思います。

しかしペーター・マークの演奏を収録したCDが少ないのが残念でなりません。地味ですがもっと評価されてもよい指揮者だと感じました。



これまでの記事はこちらからどうぞ


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:15| Comment(0) | TrackBack(2) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月18日

ドヴォルザーク 交響曲第8番 アバド

真面目である事で成功するのは音楽界では難しそうですね。

abbado_dvorak.jpg

ドヴォルザーク 交響曲第8番 他 アバド&ベルリン・フィル

新世界の影に隠れがちですが、ドヴォルザークの隠れた名曲である「交響曲第8番」であります。ボヘミアの香りがするのも特長の一つでしょうか。

アバドがベルリン・フィルの常任をしていた当時の演奏。

アバドは軽快でかつスリム感のあるスタイリシュな演奏をするのもモットーにしており、重厚な響きや厳格な演奏を好む日本では地位に対して人気が低い傾向があります。特にベルリン・フィル時代はオケの音が軽量化していたため不満に思っていた人も多かったようです。まあ真面目な演奏であるという点もマイナスのようですが。

自分にとっては普通の存在。ベートーヴェンなどでは吹けば飛んで行きそうな演奏をしており肩透かしをくった覚えがあります。しかし民族色の強い曲を振ると従来のイメージを洗い流すような新鮮な演奏をしている場合が多く結構気に入っている演奏もあります。

ドヴォルザークはそういった演奏の一つ。ライブ録音の為かいつも通りスッキリとしたスタイルの中にも熱気が含まれており、なかなか聴きごたえのある演奏となっております。当然ながら民族色を打ち出した濃い演奏ではなく、音楽的に適度に味付けされた演奏となっておりますが、全体の見通しもよくこのあたりがアバドらしいなあと感じました。ベルリン・フィルも気持ちの入ったライブだったようで、いつもよりよく鳴っているのもいいです。

アバドは「ドイツの王道から少しはずれた所にある曲」を振らすとうまいなあと思います。



これまでの記事はこちらからどうぞ


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:03| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月11日

マーラー 交響曲第9番 ラトル&ベルリン・フィル

今回は先日紹介したラトルの新譜です。






マーラー 交響曲第9番 ラトル&ベルリン・フィル


Berliner Philharmoniker & Sir Simon Rattle - Mahler: Symphony No. 9


ラトルはマーラーの交響曲全集を一度完成させているため2度目の録音となります。前回はウィーン・フィルと録音しております(これについては未聴です)。録音は(多分)2007年だと思われます。

最初に演奏を聴いたときは意外とあっさり終わってしまい、ちょっと肩すかし。

でも演奏する曲は自分なりのこだわりをもって自分の音を出すラトル、そんなはずはないと何回か聴いていると少しずつ良い感じになってきました。どうも最初は小さい音量で聴いていたため聴き取れなかったようで。

第一楽章

この楽章は楽器の分離がよく整理がしやすいため一番ラトルの特長がでると思い期待して聴いてみました。かなり音のバランスや鳴らし方にクセがあり「おっ」と思う部分も多かったのですが、全体を通すとまあ無難な演奏といった感じです。これはきっとEMIの録音が音を全体的にまるめて製作したため、絶妙なバランスで鳴っていた音を消してしまったためではないかと思います。いってみれば音の見通しはいいが音の分離が悪いというところでしょうか。


第二楽章

けっこうアクセントを強調したレントラーで、穏やかな田園風景といった部分は後退しています。しかし「きわめて粗野に」とも記されている楽章でもありますから非常に新鮮な印象が強かったです。(2〜3回聴いて最初あった違和感は解消されました。)このあたりのチューニング具合をどうとらえるかが、ラトルを好むか好まないかの境目となるのですが、個人的には結構気に入っています。


第三楽章

前がかりにオーケストラをバリバリ鳴らして突き進む演奏が多い楽章です、これは前楽章をゆったり目に演奏するとメリハリがつき一種の演出効果を得る事になります。しかしラトルは余裕をもってじっくりと演奏していきます。これが各奏者のゆとりとなっているのか非常に巧い演奏となっております。強調する部分はしっかり強調しているため推進力は多少鈍くなっていますが全体的に満足感は充分あると感じました。

第四楽章

感動的なアダージョである最終楽章。曲自体がかなりシンプルとなっているため音の洪水に身をさらす事が出来る楽章でもあります。ラトルはオーケストラを十二分に鳴らしており、カーブで反対車線まではみ出してコーナリングするような規格外の音はありませんが、うねりやクライマックスの作り方などは素晴しく充分感動的な演奏で終了。


全曲を通して聴くと、ラトルの演奏は「やっぱりおもしろい発見があるなあ」と感心しました。楽章間のバランスから各楽器の音までラトルなりのこだわりがあると感じました。いつもながら録音が悪いという点、ラトルの耳が良すぎるのか、曲をはみ出すような強烈な部分がない点が少し残念。その事が超ド級の演奏ではなく優秀な演奏としているような気がします。全体的には充分楽しめ満足しました????????




これまでの記事はこちらからどうぞ


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 23:30| Comment(0) | TrackBack(1) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月06日

マーラー 交響曲第6番『悲劇的』 大植英次

クラシックを演奏する際に「伝統」などを意識するあまり安全運転をする場合があります。(特に日本人は)





マーラー 交響曲第6番『悲劇的』 大植英次&大阪フィル

日本人指揮者として初めてバイロイト音楽祭に登場した大植英次が大阪フィルを振ったマーラーのライブ録音。

聴いてみた感じは一言でいえば「熱くてクールな演奏」。

大植英次がマーラーの大曲に果敢に挑んだ記録ともいえます。

マーラーの数ある交響曲の中でも爆演、熱演が多いこの曲ですが、一般的には弦楽器よりも金管・木管・打楽器あたりに比重をおいて演奏するものが多いような気がします。その方が曲奏に勢いがでますし、演奏のパワーも発揮され迫力ある演奏が出来ますので曲のイメージにマッチしていると思われます。

さて大植英次はどうでしょう。まず聴いてみると非常に推進力やキレがあり滑らかに演奏されております。必然的に金管などは飛び出すことなくバランス重視の感じが強いです。といって燃焼度が低くはなく余り聴いた事がないタイプの演奏だと実感します。

非常に見通しのよい演奏で(過剰ではない)メリハリもあるのですが、叙情的な部分ももっています。「熱演ながら演奏はクールにされている」ので、従来のイメージの対極に位置しながらこの曲の新しい一面を発見出来る演奏となっており、個人的には十分納得の解釈だと思いました。日本人指揮者がマーラーの曲をこれほど自己主張して演奏する時代になったのだなあと感心した次第であります。

しかしこの演奏従来の「マーラー/悲劇的」を好む向きには非難されそうな気もしますね。




これまでの記事はこちらからどうぞ


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:07| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月29日

ブラームス 交響曲全集 ワルター&ニューヨーク・フィル

同一曲を何度か録音している指揮者がいますが最後に録音した演奏が最良とは限らないと思うのですが...






ブラームス 交響曲全集 ワルター&ニューヨーク・フィル(1951-1953)

往年の名指揮者ブルーノ・ワルターは晩年にコロンビア交響楽団を指揮してブラームスを何曲か録音しております。このステレオ初期に録音された第4番などは名盤と呼ばれる演奏でありまして、自分が最初に聴いたときは「なんて老練な渋いながら温かみのある演奏????????」だろうと感心しながら演奏を堪能した思い出があります。

そのワルターが1950年代前半のキャリア全盛期ともいえる時期にニューヨークフィルを指揮した全集があります。この演奏モノラル録音であるという事とコロンビア響盤を既に聴いていたのもありこれまで手に取ることはありませんでした。

今回機会があり期待せずに聴いてみましたが、

以前聴いた演奏と別人のような演奏となっておりまして

聴いてみてビックリexclamation


何と覇気があり、何とエネルギッシュでかつ前向きで歌のある演奏である事か

これがワルターの本当の姿だったのかと圧倒されました。????????

4曲ともよいのですが、田園的な曲調と指揮者の感性が一番一致していると思われる交響曲第2番が出色の出来で、上質なモノラルサウンドと共に若々しいブラームスの世界を堪能出来ます。

最新録音を聴いて指揮者の固定されたイメージを作っていましたが、「全盛期の演奏を一度は聴かなければその指揮者の真価が分からない」と言う言われてみれば当たり前の事に気づかせてくれた演奏でした。

また機会があれば全盛期のワルターの演奏を聴いてみたいと思います。



これまでの記事はこちらからどうぞ


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 18:39| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月15日

シューマン 交響曲第2番、第4番 シャイー&ゲヴァントハウス

クラシックと言えばオリジナルで演奏されるのが普通ですが、シューマンの交響曲はオーケストレーションに今一歩な部分があると言われており、その点をどのように演奏するかが指揮者の腕の見せ所です。






シューマン 交響曲第2番、第4番(マーラー編曲版) シャイー&ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

今回紹介するシャイーの場合は、シューマンの交響曲をマーラー編曲版を用いております。

演奏を聴いてみると全体的に骨太な演奏と感じました。しかしロマン的な要素も充分残っており、マーラー編曲版として意識して聴かなくても普通に聴いていても違和感はあまりありません。

シャイーの演奏は、いつも通りメリハリがはっきりしているが温かみのある引き締まった演奏となっており聴き応えがあります。まあロマン的な演奏にちょっと緩めた部分を求めるような人にはアンサンブルが締まりすぎと感じるかもしれません。

この端正な演奏には「ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団」の持っている独特の渋みをもった響きもプラスに働いていると思います。

聴いていて新鮮な感じがする演奏で、久々にシューマンの世界を堪能させてくれる演奏でもありました。????????

個人的にはこのコンビで全集を作ってほしいですね。



こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月10日

ブルックナー 交響曲第7番 ヨッフム&コンセルトヘボウ

バブルの影響もあったのか80年代に世界的な演奏家が数多く来日していました。その日本でのライブ録音は音が凄くよいので満足なものが多いです。





ブルックナー 交響曲第7番、他 ヨッフム&コンセルトヘボウ(1986)

往年のドイツの名指揮者であるヨッフムが1986年の最後となった来日公演での演奏をCD化したもの。

響きが地味なせいかベームなどよりは日本では人気がなかったのですが、自分は南欧的な温かい響きは好きでよく聴いておりました。

ブルックナーは彼が最も得意とする作曲家の一人で2回目のシュターツカペレ・ドレスデンとの全集はスタンダードな演奏として高く評価されていました。(現在はヴァントなどの引き締まった演奏の方が主流ですが...)

その彼が東京で手兵コンセルトヘボウを指揮したブルックナーは非常に素晴しい演奏です。

特に第一楽章の懐の深さにスケールの大きさ、第二楽章の深い深い世界は聴いていて幸せな気分にさせてくれて出色の出来です。これだけゆったりと音楽を堪能させてくれれば満足です。

しかしヨッフムの棒は何と巧みな事か、遅いテンポをベースにしながら聴き手をあきさせず最後まで連れて行ってくれるとは。これは最晩年にヨッフムが達した世界であり、ドレスデンなどの全集とは一線をひくべき演奏でしょう。

ちなみに実際のコンサートでは曲が終わってからすぐに「ブラボー」が始まって興ざめてしまったようですが、CDはこの「ブラボー」はカットされているため曲の余韻に存分に浸かる事が出来ますのでご安心を。



こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 21:40| Comment(2) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月06日

ブラームス 交響曲全集 ザンデルリンク/ベルリン交響楽団

日本でも人気の高い交響曲、ブラームスに関しては曲数が4つと手頃からか全集録音する指揮者が多いです。





ブラームス 交響曲全集、ハイドンの主題による変奏曲、アルト・ラプソディ ザンデルリンク/ベルリン交響楽団

ドイツ人指揮者ザンデルリンクは落ち着きのある渋い演奏をしてドイツ人の職人気質をもった指揮者です。(高齢のため2002年に引退しましたが)

その彼が得意としたのがブラームスです。1990年にベルリン交響楽団と録音した2回目の全集は彼のブラームス演奏の集大成的な素晴しい演奏です。(1回目のドレスデンも素晴しい演奏ですが。)

全曲通じてテンポはゆっくり、オケの音は渋く、細かい音の表情づけまで隅々まで丁寧に処理されスケールの大きな演奏となっております。同じドイツの頑固親父タイプのヴァントよりも寂寥感が強く現代の指揮者やオケからは聴かれないタイプの演奏でしょう。この華やかではないが(多分)ブラームスが望んだ音に近い演奏のような気がします。

まず一番出来がよいのは4番、このひたひたと来る感じはなんとも言えない味わいがあります。次が1番、スケールの大きさはこの上なし。他の2曲も悪くないのですが、特に2番は曲調が田園的ですので多少渋すぎるかなという感じはします。

ちなみに1番だけは一回目の録音ドレスデン・シュターツカペレ盤を聴くことが多いです。教会で録音されているためかスケール感が増しているような気がするからです。

まあブラームスが好きなら、ベルリン盤もドレスデン盤ももっている方がよいでしょう。

今後このような響きを聴かせてくれる指揮者はいなくなりそうなので残念でなりませんね。



こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 21:57| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月17日

モーツァルト 後期交響曲集 カラヤン&ベルリンフィル

どのような業種にもどんなものでもそこそこまで持ってきてくれる人がいます。自分のカラヤンの印象はそんな感じがします。





モーツァルト 後期交響曲集 カラヤン&ベルリンフィル

カラヤンという指揮者は曲を聴かせる能力については非常に上手です。意外と真面目にアプローチして曲を聴きやすく美しく快適に演奏してくれるため、クラシック初心者などには重宝する指揮者です。難しくなりがちの曲を分かりやすく演奏するという事に関しては天才的だと思います。まさに曲のメークアップアーティストといった趣です。

しかしカラヤンにも苦戦している作曲家がいます。その代表格がベートーヴェンとモーツァルト。ベートーヴェンに関しては精神的な部分も考慮しないと感動的な演奏は難しい作曲家ですから、快適な演奏には向いていないので苦手なのかもしれません。個人的には水と油といった感じに思えます。

ではモーツァルトの場合はどうでしょう。自分はモーツァルトの天才性はパーフェクトな作曲技術に表れていると考えております。(凄く上手かどうかは別として)スコア通り演奏するとモーツァルトの音楽が流れてきます。普通曲はメロディーラインが耳につく事が多いのですが、モーツァルトの曲は「曲」そのものが聴こえてきます。これは非常にバランスよく作曲されているからでしょう。

例えば「ベートーヴェンの第9はどんな曲?」と聞かれたらすぐ有名なフレーズを教えてあげる事は可能です。でも「ジュピターってどんな曲?」と聞かれたら答えに困ってしまいます。これなどはまさに曲全体が一つとなっている事の表れでしょう。

モーツァルトの曲はどのようなコンセプトで演奏するかが大きなポイントになるので、どのように装飾するかはあまり重視されません。ノーメイクで綺麗な女優さんがいたとしたら、その女優さんにハードなメークを施したら、さらに素晴しくはならないでしょう。

これはカラヤンのモーツァルト演奏にも当てはまります。後期交響曲集はどの演奏もカロリーたっぷりで濃厚な演奏となっております。非常にオーケストラも上手でカラヤンの指示を的確に再現しております。

カラヤンにとっては他の作曲家と同じアプローチでモーツァルトを演奏しているのでしょうが、無駄と感じるぐらいの濃い味付けは元の素材のよさを消しているように思われます。この味付けの仕方をしてしまうところがカラヤンがモーツァルトを苦手とさせているような気がします。

個人的にはかなり個性的な演奏ですので一聴に値する演奏だとは思います。ただし「毎日聴くか」と言われれば「NO」と答えますね。



こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:27| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月12日

シューベルト 交響曲第9番《ザ・グレート》 フルトヴェングラー&ベルリンフィル

本日は日本で神格化されていると思われるほど人気のあるフルトヴェングラー指揮の一枚をご紹介。

frt_grate.jpg

シューベルト 交響曲第9番《ザ・グレート》 フルトヴェングラー&ベルリンフィル(p)




フルトヴェングラーは言わずとしれたドイツ出身の往年の名指揮者です。得意なのはベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーなど正統派ドイツ音楽。

今回紹介しますのが1953年のライブ録音のシューベルトのグレイトです。

演奏は深遠なもので、音の広がり奥行きともにすばらしく彼が得意としたライブ録音であるのもあり高揚感も抜群、非常に感動的な演奏で、まさにグレイトの名にふさわしい演奏です。????????

しかしいつもながらに思うのですが、フルトヴェングラー指揮で演奏するベルリンフィルの演奏の完成度や燃焼度の高さといったら凄いです。現在のオーケストラが求めるアンサンブルの精度とは別次元の世界が広がっているような気がします。

自分が思うに指揮者の吸引力、逆に言えばオーケストラの団員の集中力が高いためにこのような凄い演奏が出来るのではないでしょうか。

ちなみにフルトヴェングラーの主な演奏はEMIとグラモフォンから出ていますが、個人的にはグラモフォン音源の演奏の方が音は好みです。

本日久々に聴いて非常に満足しました。


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月11日

ハイドン 交響曲第88〜92番、他 ラトル&ベルリン・フィル

近年ハイドンの交響曲は古楽器による演奏が主流となり、フルオーケストラによる演奏というのがめっきり減っていました。






ハイドン 交響曲第88〜92番、他 ラトル&ベルリン・フィル

今回紹介しますのがラトルがベルリンフィルを振ったハイドン交響曲集です。選曲は有名なパリセットとロンドンセットの間にある少しマイナーな88番<V字>〜92番<オックスフォード>に協奏交響曲を加えた魅力的なラインナップです。

世界的なオーケストラのレパートリーにハイドンの交響曲の名があがる事はあまりありません。これはパワーで圧倒する重量級の演奏をしがちな現代オーケストラにとって向いていないレパートリーであるといえます。そこで登場するのが古楽器やピリオド奏法による演奏などで、軽快な演奏で楽しい演奏があります。しかしパリセット以降の曲になると軽快な演奏だけでは曲本来のもっている味わいを表現することが難しくなってきます。これはハイドンの作曲の成熟も関係すると思われますが、一般のオーケストラの演奏を聴きたくなります。

そこでラトル盤の登場となります。演奏は一言で言うと明快でシャープな演奏。(オケのアンサンブルも上質です。)

自分は聴いた後は「楽しかった」です。

このラトルのアプローチは「踏み込みが足りない」とか「重みがない」とか「底が浅い」とか言う人もいるかもしれません。でも必ずしも交響曲と言えば身構えてベートーヴェンのように演奏しなければならないという事はないと思います。

このCDの交響曲第90番第4楽章には2ヴァージョンの演奏が入っています。この演奏は別ヴァージョンの演奏ではなく、ある仕掛けがしてある演奏と普通の演奏が入っています。これを聴くと仕掛けありの演奏は楽しく、仕掛けなしの演奏は物足りなく聴こえるのではないでしょうか。

自分はこの前者の楽しめる演奏こそがハイドン交響曲の本来の姿ではないかと感じます。「聴衆と一体になって音楽を楽しむ」そういう音楽がハイドンであるような気がします。

そういう意味ではラトルのウイットにとんだ演奏は本来のハイドンの姿を見せてくれた演奏といえるかもしれません。(これが現代オーケストラでハイドンを取り上げるきっかけになってくれればと願っております。)

ちなみに往年の演奏家(ワルター、クレンペラー、ベーム...)なども優れた演奏をしております。ただしラトルと演奏の系統は違う気がしますので優劣をつけるのはナンセンスでしょう。

自分は今回のラトル盤にハイドン演奏に新しい風を感じました。


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:37| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月07日

ブルックナー 交響曲第8番 スヴェトラーノフ ソ連国立交響楽団

みなさんはブルックナーと聞いてどのようなイメージをもたれるでしょうか?

オルガン的な響き、崇高な感じ...

特に交響曲第8番なんかはその傾向が顕著です。





ブルックナー 交響曲第8番 スヴェトラーノフ ソ連国立交響楽団

このロシア人指揮者スヴェトラーノフの演奏は一般的な既成概念を無視した演奏となっております。(なにせCDのジャケットが旧ソ連イメージとなっており、これからブルックナーは想像できません)

とにかく豪快に真っ直ぐな演奏です。

ロシアのオーケストラ特有の金管セッションはよく鳴っておりますが、全体的に(一般的な神経質ではなく)丁寧に演奏しておりうるさいだけの演奏になっておりません。

従来のブルックナーというのは内向きな音楽なのですが、このスヴェトラーノフ盤は外向きに開放された演奏。

この弦の重量感、全体にみなぎるパワー、なんとまあ濃い演奏でしょうか。(従来の素朴なブルックナーからは一番遠い演奏です)

暑い夏に部屋で豪快に聴くにはよい演奏だと思います。

ちなみに自分はこの演奏も時々聴きますが、ファーストチョイスは(クナも好きなのですが)ヴァント・ベルリンフィル盤です。

この演奏、従来のブルックナー愛好家の方には怒られそうですが。


こちらの方で他の方のクラシックブログがご覧になれます。興味のある方はどうぞ
にほんブログ村 クラシックブログへ

人気blogランキングへ
posted by やったくん at 22:02| Comment(0) | TrackBack(0) | CD評・交響曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする