熱狂的なライブです。
ブラームス 交響曲第4番 他 フルトヴェングラー&ベルリン・フィル伝説の指揮者
フルトヴェングラー、死後50年を過ぎてなお熱狂的なファンが多いことは驚くばかりです。自分も以前はかなり聴きましたが、いろいろなジャンルをつまみぐいするようになってその頻度はかなり下がったように感じます。まあ年齢とともにおいしいからと言って「高級なステーキ」を毎日は食べたいと思わなくなった事にも似ているような気もしますが。
今回聴いたのは「
ブラームスの交響曲第4番」、
ベルリン・フィルとの1948年のライブによる演奏です。(フルヴェンといえばやっぱりライブですよ)
この「ブラームスの交響曲第4番」は
出だしの2つの旋律をどのように処理するかで曲の出来不出来がすぐ決定付けられてしまうという曲でもありまして指揮者にとっても難しいのではないかと思います。もう一つは最終楽章の
パッサカリアでしょう。主題から始まる30の変奏曲をどのように処理するかこの辺りも指揮者の腕の見せ所です。
さて
第一楽章、フルトヴェングラーの出だしは
独特の浮遊感と言いましょうかゆっくりとしたテンポで「ふわっ」とした感じで始まりこれが絶妙

心奪われてしまいます。上昇下降の3度のモティーフが絡み合い圧倒されます。そして後半はオケの音が熱気を帯びており怒涛のクライマックスを築かれております。この楽章出だしは遅いテンポなのに終わりはかなり早くなっているのですがこのあたりも非常に巧い。どうしてそうなるかはいつも聴いていると曲にのめり込んでしまい分からずじまいです

。
第二楽章は渇淡の味わいといいましょうかフルトヴェングラーの語りを聴いているような錯覚を覚えます。
第三楽章はライブ特有の熱気もあり迫力満点、怒涛の演奏となっております。
第四楽章は最初の主題提示は
暗く重くどっしりと奏でられます。前半の各変奏はパワー全開という分けではなく押さえ気味の演奏(ただ第12変奏のフルートがやや前傾姿勢気味ですが)。後半、第16変奏の強奏からは一気に
全開フルスロットル、情熱的な演奏

で
燃えに燃えながらコーダまでたたみかけるように一気に駆け抜けていき感動の中曲は終了いたします

。
いや〜この演奏はいつ聴いても凄いの一言
。ブラームスの交響曲第4番をこれだけダイナミックかつ情熱的演奏されると決して録音はよくないのですがそのような事はどうでもよくなってきます。
フルトヴェングラーの指揮は重量級ですから演奏される曲もその重量に耐えられるもの曲を作曲する作曲家(ベートーヴェン、ブラームス、ワーグナーなど)と必然的に相性がよくなり名盤が多いのも分かるような気がします。このブラームスの演奏はフルトヴェングラーの長所が強力に発揮されたもので、もし未聴の方がいましたら一度聴いてみる事をオススメします。
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posted by やったくん at 22:17|
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