年末はワーグナーが聴きたくなるので昨日に続いての登場です。しかもマイナーな演奏。

ワーグナー ストコフスキー編曲による管弦楽曲集 セレブリエール&ボーンマス交響楽団ストコフスキーといえばアメリカで活躍した指揮者。曲調を効果的に見せるためには曲自体の編曲もいとわなかった人で、非常に個性的なサウンドとなっており「
ストコ節」と呼ばれていました。(実はオーケストラの弦の配置を左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリンと並べる現在オーソドックスな配置を最初に行ったのもストコフスキーです。)
とことんまで音質にもこだわったストコフスキーですが、さすが録音されてから30年以上たつと音も厚化粧ぶりばかりが目立つようになってきており、自分も胃もたれするような音はあまり好みではありませんでした。
先日ナクソスから出ていた「
ストコフスキー編曲によるワーグナー」のCDを見つけたので何気に購入しました。
楽劇「ラインの黄金」−第4場:ヴァルハラ城への神々の入場
楽劇「トリスタンとイゾルデ」の交響的合成
舞台神聖祝典劇「パルジファル」 第3幕の音楽
楽劇「ワルキューレ」−第3幕:ヴォータンの別れ - 魔の炎の音楽
楽劇「ワルキューレ」−第3幕:ワルキューレの騎行
演奏を聴いてみて「
こりゃおもしろい
」と一気に通して聴きました。
演奏は従来の曲のイメージよりも豪華に華やかに鳴り響きます。声楽パート部分にたくみに楽器をはめ込んでおり、響きが上手くブレンドされて聴いて楽しむ分には効果的。
「
トリスタンとイゾルデ」では各幕からチョイスした曲をまとめて1曲の管弦楽曲に仕上げた作品で30分程でオペラの雰囲気は味わえる内容となっており楽しめました。「
指環」からの3曲は音響的に適度の増幅されておりまして曲を分かりやすくするという意味では成功していると思います。(特に”
ヴァルハラ城への神々の入場”の最後なんかは思わずニヤリとしてしまいました。)
指揮者の
セレブリエールはストコフスキーの弟子のような存在。セレブリエールの指揮はストコフスキー編曲を意外と真摯に演奏しており、味付けが「
うす味」といった感じになっており、ともすれば濃厚になりすぎる部分も中和される結果に結びついておりこの場合はプラスにはたらいております。
録音も
映画のサントラを聴いているような作りとなっておりピッタリあっております。ワーグナーのような曲には音響的に優れているデジタル録音から得られる事がいかに大きいかがよく分かりました

。
コテコテのワーグナー好きの人にはオススメしませんが、
昔「ストコ節」が苦手だった人には特にオススメです。
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posted by やったくん at 22:40|
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