これはアイデア商品ですね

ラフマニノフ ピアノ協奏曲(交響曲第2番編曲) シュミット=レオナルディ、クチャル&ヤナーチェク・フィル作曲家ラフマニノフはピアニストとしても有名でした。当然ラフマニノフで人気が高いのはピアノ協奏曲であり人気曲でもあります。今回は近年人気の出てきた甘い旋律が印象的な「
交響曲第2番」をピアノ協奏曲に編曲したかなり斬新な演奏。企画したのはブリリアント・クラシックスのプロデューサー
ヴィンケル(彼の執念がこの演奏を生んだともいえそうです)そして編曲は
ヴァレンベルグ。
さて最初曲を聴いた印象としては「
全体的に地味」といったもの。そしてあまりおもしろくないと感じました

。(
所詮交響曲の編曲盤という思いもありましたね)
数日後、「
この曲は交響曲をどのようにアレンジしたか?」という事だけに集中して聴いていたのではないかとふと気づきました。まあ言って見れば面白半分とでもいいましょうか。これでは曲を楽しめるはずもなく改めて「
新しいピアノ協奏曲」として聴いてみようと思い早速聴き直して見ました。
第一楽章でのピアノの出だしは
陰りのある暗い音がなかなかラフマニノフっぽい旋律となっています。この楽章はオケとピアノのバランスが一番よく聴き映えします。
第二楽章は甘美なメロディによって始まる楽章。前半の甘美的な部分はピアノソロが入ることでいくらか減退しているような感じがします。逆に後半部分はピアノが入ることで多少ダレ気味になる部分を補っているような感じです。最初イメージしていたほどピアノが入ったことが効果的になっていないような印象でちょっと予想外でした。
第三楽章は快活な楽章、最後にラフマニノフらしく爆発的なパッションもあり雰囲気はうまく出していると思います。この楽章は全体的にオケパートが強くピアノが埋没がちになる点が残念。ピアノパートがオケパートとかぶるような部分が多く跳躍力がないのも原因かもしれません。まあクライマックスを目指して盛り上がって終わりますので聴いた後には満足感はありました。
いろいろ不満点も書いてしまいましたが、交響曲をピアノ協奏曲にアレンジするといった前代未聞の試みなかなか楽しめました。印象としては「ピアノ協奏曲」というよりは「
ピアノつき交響的変奏曲」といった感じでしょうか。アレンジという事もありアクロバティックな試みは出来ない中ヴァレンベルグはよく編曲したのではないでしょうか。交響曲を意識して聴くと楽しみ半分、新しい曲として聴いた方がよいと思われます。
このような楽しい企画を行ってくれたメンバー(オケ、指揮者、ピアニスト、録音スタッフ)には感謝です

。(ぜひ第2弾も期待しております。)
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posted by やったくん at 23:07|
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