2008年04月08日

R.シュトラウス 四つの最後の歌/シュヴァルツコップ

これだけあれば充分な気分になる演奏です。





R.シュトラウス 四つの最後の歌 シュヴァルツコップ(ソプラノ)セル&ベルリン放送響

今は亡き名ソプラノであるシュヴァルツコップは比較的レパートリーが狭かったような気がします。しかしそのどれもがとびっきりの歌唱となっており熟考された上での演奏といった感じがします。特にシュヴァルツコップの歌唱で気に入っているのが今回聴いた「R.シュトラウス 四つの最後の歌」であります。

この「四つの最後の歌」は管弦楽を伴う歌曲となっており、シュトラウス独特の芳醇なオーケストラサウンドに(最晩年作曲という事もあり)背後に迫り来る死の影も感じられ寂寥感終息感などもありシュトラウス自身の心情を端的にあらわしている曲ともいえます。

第一曲の「」の出だしのオーケストラパートがとにかく素晴しい????????。セルの引き締まった音ながら潤いがありこの充実感はすごいの一言。それにシュヴァルツコップの知的にコントロールのいきとどいた歌は聴いている人を「シュトラウスの世界」へといざなってくれます。第三曲「眠りにつくとき」のヴァイオリンのはかなさ漂うソロ、第四曲「夕映えの中で」にいたっては徐々に深くそして静かに終わりを迎えていくありさまが実に感動的。録音も非常にバランスがよいと思います。

とにかくどの曲をとっても文句なしの素晴しい出来シュヴァルツコップの独唱&セルの指揮&ベルリン放送交響楽団三位一体となった演奏は「四つの最後の歌」の理想形をなしておりこれ以上の演奏はなかなかないのではないでしょうか。(この曲に関しては今のところ他の演奏を聴きたいとは全く思いません。)

ちなみに自分にとっては管弦楽つきの歌曲を聴くきっかけになった思い出深い演奏でもあります。



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2008年03月11日

シューベルト 歌曲集「冬の旅」 ゲルハーエル

冬から春へと季節は変わってきています。

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シューベルト 歌曲集「冬の旅」 ゲルハーエル(Br)フーバー(p)

歌曲王シューベルトの晩年の代表作であり、古今東西の歌曲でも名をはせている歌曲集「冬の旅」が今回聴いたもの。ドイツのゲルハーエルが30歳前後に録音した演奏で伴奏はゲルハーエルの同郷出身フーバーが弾いております。

聴いた印象としては非常に耳障りがよく聴きやすいと感じました????????。ゲルハーエルの声には若々しく優しさがあり非常に丁寧、曲によってメリハリをつけていく歌い方ではなく全体の流れを重視しして聴く事に主眼をおいたものとなっております。フーバーのピアノも語り過ぎず引っ込み過ぎずよい感じです。録音は普通でしょうか。

シューベルトの「冬の旅」は詩人ヴィルヘルム・ミュラーの同名の詩集から作曲されたものであり(詩集とは違う順番で作曲されていますし)連作歌曲といった意味合いが強いのですが、ゲルハーエルの場合「若者が失恋から街を離れ旅をしながらさまよい死を求めて...」といった感じの物語性が聴き取れておりこのあたりよく考えられていると思います。揺れ動く若者の姿をじっくり聴かせてもらいました。

この曲を聴いていつも思うのは「意外と孤独な現代人」に「冬の旅」がもっている疎外感、死と絶望などのテーマ性は非常に訴えかけるものがあるのではないかということです。歌曲は日本では人気が薄いですが、現代風に言えば路上ライブのように人々と対面するような身近さがあり聴く人の輪が出来るジャンルでもあり、iPodなどでじっくりしんみり聴くにもよいジャンルだと思います。

ゲルハーエルの演奏値段もお手軽ですし、喜多尾道冬氏の解説も非常に丁寧に書かれており好印象。歌曲入門編にオススメです。


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2008年02月12日

J.S.バッハ カンタータ147/リヒター

原点回帰そんな感じの演奏です。





J.S.バッハ カンタータ選集(11曲) リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団、他(4CD)

カール・リヒターは往年のドイツ出身の指揮者(オルガンやチェンバロなども演奏していた。)でバッハの演奏では当時絶大の支持がありました。

リヒター&ミュンヘン・バッハ管弦楽団によるバッハ演奏は折り目正しく深遠な格式に満ちた演奏となっており精神的に訴えかけるものが非常に強いです。かくいう自分も昔から「バッハといえばリヒター」という思いがあり愛聴しております。

今回はバッハの声楽曲で一番有名で聴きやすい

カンタータ第147番『心と口と行いと生きざまは』

を久々に聴いてみました。

演奏は今聴いてもやっぱり崇高な演奏です????????。オケのアンサンブルと声楽陣のバランスのよさが目立ちます。テクニックよりも精神的な部分を感じさせるのもカンタータにはふさわしい感じ。

特筆すべきはリヒターの説得力があり確信に満ちた指揮。リヒターの気迫がオケや声楽陣に伝わっているのがよく分かります。

現在では新全集を用いたピリオド奏法による演奏が主流でリヒターのように旧全集を用いた演奏を時代遅れといって片付けてしまう風潮もありますが、「学術的に正しい間違っている」はあるでしょうが鳴っている音楽の質は違うような気がします。自分はあまり古楽器にもこだわりはない方なので聴いていて心地よい演奏はやはりよいと思うのですが。



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2008年01月31日

モーツァルト 大ミサ曲/バーンスタイン

未完成な曲でもいい曲はいいんです。


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モーツァルト 大ミサ曲K.427 バーンスタイン&バイエルン放送交響楽団

ミサ曲といえば教会のミサで使用するために書かれた曲。当然構成も決まっていて「キリエ」「グローリア」と続き、「アニュス・デイ」で終わるというスタイルが主流です。

モーツァルトの声楽曲で「レクイエム」と共に有名な「大ミサ曲」。この曲実は未完成。「レクイエム」が時間切れだったのに対して「大ミサ曲」はコンスタンツェと結婚した当時に作曲した曲で作曲する時間は充分あったと思われるのですが、「アニュス・デイ」は未完成となっており理由は?。当然ミサ曲としては完成されていないのですが曲の素晴しさもあって現在でも演奏される機会は多いです。

さて今回聴きましたのはバーンスタインが最晩年の1990年(ライブ)にバイエルン放送交響楽団を指揮した演奏。

出だしからバーンスタインの指揮の荘厳さに圧倒されます。教会でのライブという事もありピンと張り詰めた緊張感があり全体が引き締まっております。オケに重量感もありスケール感も充分です。

今は亡き名ソプラノであるオジェーを含めて声楽陣の集中力も見事。バーンスタインの卓越した統率力に導かれる部分も大きく熱唱を堪能できます。

バーンスタインの晩年の演奏はヘビーでスローなものが多く胃もたれをおこす事もありますが、この大ミサ曲に関してはプラスに働いております。マーラーの8番のようにオーケストラ+合唱というスタイルの曲はバーンスタインの力量が一番発揮されるようで、「大ミサ曲」も感動的な演奏となっております????????

録音も教会の残響をうまくとらえておりグッド。豪華な音の絵巻を聴いていると、この「大ミサ曲」こそが数あるモーツァルトの曲の中で一番美しく深遠な音楽であるのではないかと考えさせられます。



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2008年01月17日

ワーグナー ニュルンベルクのマイスタージンガー カラヤン

中世ドイツの雰囲気がよくでています。


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ワーグナー 楽劇『ニュルンベルクのマイスタージンガー』(全曲) カラヤン&シュターツカペレ・ドレスデン、アダム、コロ、ほか(4CD)

カラヤンが珍しく手兵ベルリン・フィルではなくシュターツカペレ・ドレスデンを振って録音したワーグナー演奏。

まず有名な第一幕の前奏曲からして素晴しい????????。オケの渋さとカラヤンの統率のとれた指揮とがうまくマッチして極上の響きとなっております。ベルリンの輝かしい響きではないのがこの場合はプラスに働いています。

全体を通して歌手の間合いや支えるオケの一体感など充実感は満点。このドイツ中世の職人達の物語であるこのオペラを堪能出来ます。まさにドイツ伝統の響きです。

このオペラを聴くと学生時代の時はヴァルター役のルネ・コロを中心に聴いていましたが、年齢が経った現在ではザックス役のアダム男の美学にひかれる部分が多く聴いた印象が結構変わってきているなあと感じます。

カラヤンはオペラを振るのは本当に巧いですね。空間把握能力が高いというか、舞台全体からの音響効果をよく知っているというか全体の音のバランスが非常に整っています。

マイスタージンガーはワーグナーとしては聴きやすく内容も楽しめる作品だと思います。




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2007年12月13日

モーツァルト フィガロの結婚 ジュリーニ

先日四国に旅行に行ってきましたがやはり暖かいですね。


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モーツァルト 『フィガロの結婚』 ジュリーニ&フィルハーモニア管

モーツァルトのフィガロは全編ピンク色といったイメージがする楽しいオペラ。主役級の歌手もそろえやすく日本でも上演される回数が多いオペラの一つです。

今回紹介するのは今は亡きイタリア人指揮者ジュリーニが1959年のフィルハーモニアO.を振った演奏。かなり古い演奏です。

フィガロに関しては「ウィーン風の優雅にエレガントな演奏」と「イタリア風の軽快に楽しい演奏」のどちらかの場合が多いのですが、ジュリーニ盤は後者の演奏であります。

演奏はキビキビしており明るい「非常に楽しい演奏」。聴いていてこちらの気分も楽しくなってきます????????

歌手陣非常に粒ぞろい。まずスザンナ役のモッフォと伯爵夫人役のシュワルツコップが素晴しい、ケルビーノ役のコッソットの歌も聴き栄えします。フィガロ役のタディも悪くないです(個人的にはプライの方が好みですが)。

そして若き日のジュリーニの指揮ですが晩年の崇高さはなく、非常にイタリア人らしく歌心にあふれており躍動感に満ちた演奏でこの曲にはピッタリの出来です。

録音もまずまずで、総合的に見て50年余の歳月が過ぎた今でも輝きを失っていないクラシカルな名盤と呼べる演奏だと思います。





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2007年11月19日

バッハ マタイ受難曲 メンゲルベルグ

誰が演奏してもそれなりには必ず感動出来る曲があります

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J.S.バッハ マタイ受難曲 メンゲルベルグ アムステルダム・コンセルトヘボウ

バッハの中でも「マタイ」ほど心打たれる作品は少ないと思います。曲の内容からいってどのような演奏を聴いてもある程度は感動できます。

戦時中の名指揮者であるメンゲルベルグが、1939年にアムステルダムで行ったライブ録音が今回紹介する演奏。

現代のオーディオマニアであれば速攻で逃げ出すような劣悪な音質で、けっして聴きやすい演奏とはいえません。

しかし演奏を聴き始めると、音質などはどうでもよくなるような説得力のある演奏でグイグイ引き込まれます。これはいつもの通りロマンティックなメンゲルベルグの演奏に、緊迫した時代背景(ナチスのオランダ侵攻直前の演奏)もあり、聴衆がみな心の底から聞き入っている様子が手に取るように分かります。演奏中聴衆がすすり泣いたほどの演奏で、非常に価値がある演奏でもあると思います。

現代の古楽器による高音質に慣れた聴き手にとってはこの演奏はどのように聴こえるのでしょうか。(こんなの「マタイ」じゃないと怒る人もいそうですが)

自分はこの演奏のように耳ではなく心に響いてくる演奏が好きですので、初めて聴いたときにはしばらく呆然としていたのを覚えています。

この場にいたかったとは思いませんが、演奏会を聴きに行くならこのような演奏を聴きたいと思いますね。フルトヴェングラーなどでも劣悪な録音の演奏で非常によい演奏が多いですが、余分な音が省かれて濃いエッセンスだけが残っているが為、記憶に残る演奏となっているのかもしれません。

この演奏は毎日繰り返して聴く類の演奏ではありませんが、「一生に一回聴くだけで充分満足」という演奏であると思います。(まず今後現れる事のないタイプの演奏である事は間違えありません)



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2007年10月21日

モーツァルト レクイエム ティーレマン&ミュンヘン・フィル

「王道の演奏」と言えば普通にやれば意外と出来そうですが実際は難しいものでしょう。





モーツァルト レクイエム ティーレマン&ミュンヘン・フィル

最近の若手には珍しく懐深いゆったりとしたドイツ伝統的な演奏する指揮者にティーレマンがいます。

彼は現在レヴァインの後任として2004年からミュンヘン・フィルの音楽監督に就任しています。このコンビ相性がよいらしく、それまでは地味でパッとしなかったティーレマンが実力を発揮し始めているような
気がします。

そのコンビが挑戦したのはクラシックの有名曲である「モーツァルト/レクイエム」(モツレク)です。

演奏はオーソドックスな演奏で非常に安定感があり、自分なんかは「久々にモツレクを聴いたな」と思う素晴しく美しい演奏です。特に声楽曲では大きなウエイトを占めるコーラスの出来がよく、録音もうまく空間をとらえたものとなっており非常に満足感が高いです。

アーノンクールや古楽器による先鋭的な演奏ではなく言ってみれば丸い演奏ですが、ベームなどが活躍した一昔の音楽を聴いているような錯覚してしまう演奏で癒しを感じる事が出来ます。

あとこの演奏の特長を一つあげるとすれば、何回でも繰り返し聴く事が出来るという事があげられます。これは演奏が非常にバランスよく心地よい音楽となっているためではないかと思います。

今後「モーツァルト/レクイエムを聴くとすれば誰がいい?」と聴かれたらまずはティーレマンの演奏を教えてあげたいです。



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2007年10月03日

『ウェスト・サイド・ストーリー』バーンスタイン指揮盤

指揮者でも音楽家と言える人がかなりいます。古くはマーラー、フルトヴェングラーも自身は作曲家と思っていたような感じがします。ただし商業的にも成功した人となるとなかなかいないものです。二足のわらじを履くのは難しいといったところでしょうか。





『ウェスト・サイド・ストーリー』(初演50周年記念限定盤) バーンスタイン指揮、テ・カナワ、カレーラス、他(CD+DVD)

マルチな活躍をした指揮者にも作曲家としても商業的に成功した人が今回紹介するバーンスタインです。

このバーンスタインは自分にとっては幻の指揮者です。なぜならロンドン交響楽団と最後の来日をした際、体調を崩してしまってそのまま帰国してしまいまして、演奏出来なかった大阪公演のチケットを持っていたので聞き逃してしまったからです。?????[???i???j

さて作曲者バーンスタインの代表作が『ウェスト・サイド・ストーリー』です。映画にもなってアカデミー賞を受賞しております。このミュージカルが初演されて今年で50周年になります。

このミュージカル「トゥナイト」「アメリカ」「サムウェア」などみなさんも聴いた事があるナンバーもたくさん入っており非常に楽しめる作品となっております。

実はこのミュージカルはずっとバーンスタイン自身が全曲を演奏した事がなかったのですが、1984年に初めてで唯一の全曲を演奏しているのが今回紹介しているCDです。トニー役にホセ・カレーラス、マリア役に当時絶頂期だったキリ・テ・カナワを配し、ソロにマリリン・ホーンを迎えるなど豪華メンバーの競演となっております。

しかし録音は大変だったようで、声は申し分のないカレーラスですが、ミュージカル的な歌い方が上手くいかずに席を立ってしまうなどかなり苦労したようで、この録音風景は同封されているメイキングのDVDに収められています。ちなみにカレーラスがどのようにこの困難を乗り越えたかはメイキングを見てみて下さい。

演奏に関してはバーンスタイン晩年の演奏とあって結構ヘビーな演奏ですが十分満足のいく内容だと思います。これは作曲者自らの自演という事で曲のツボを的確に押さえており、音楽的に聴く事を前提に演奏されているからのような気がします。

でも気軽に聴くには丁度よいです。音楽を聴くと楽しくなる演奏とはよいものです。(自分はこれを聴くと映画も見たくなるのですがみなさんはどうでしょうか?)




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2007年09月10日

ワーグナー ワルキューレ第1幕 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル

先週マゼールのワーグナーを紹介しましたが、「指環」の全曲に手を出す前にもう一つ聴いてほしい演奏があります。


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ワーグナー ワルキューレ第1幕 クナッパーツブッシュ&ウィーン・フィル

まず「指環」は全曲を聴く前に話が面白く、曲もいいワルキューレの第1幕を聴くのがよいと思います。(CD1枚で終わる長さですから)長さも適当でしょう。

この第1幕を聴くとマゼール盤で聴いた事のあるフレーズが数多く出てきます。これがライトモティーフ(今風に言えばテーマみたいな感じでしょうか)というものでして、その場面に出ている登場人物のフレーズが出てくるように作曲されています。重要なキーワードである槍や剣などもライトモティーフの対象となっております。

演奏は以前紹介したコンビであるクナッパーツブッシュ&ウィーン・フィルのコンビ。とにかく大きなスケール感でダイナミックな演奏をしておりワーグナーサウンドを堪能できます。録音もかなりよいので満足です。

これを聴いて向いていないという人は「指環」の全曲は聴かない方がよいでしょう。

来週あたり「指環」全曲盤の紹介をする予定です。


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タグ:ワーグナー
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2007年09月07日

イタリア民謡集 パヴァロッティ

自分がパヴァロッティの一番彼らしいと思う演奏がイタリア民謡です。





オ・ソレ・ミオ〜イタリア民謡集 ルチアーノ・パヴァロッティ


パヴァロッティのイタリアオペラも素晴しい演奏がたくさんあります。でも「キング・オブ・ハイC」と呼ばれる彼の特長、それにキャラクターが最も魅力的に出ているのがイタリア民謡だと思います。

「オ・ソレ・ミオ」「帰れ、ソレントヘ」など誰でも知っている小品の数々、イタリア人であるパヴァロッティの歌は郷愁も誘い感動的であります。

ここで聴くパヴァロッティの輝く美声は彼の全盛期の声。曲によっては過剰なほどのデフォルメをつけているのですが、それが民謡という種類もあっていやみに聴こえないあたりさすがという感じです。やっぱかっこいいですよね。

いつもはこのCDを聴くと昔見たイタリアの海を思い出すのですが、今日はパヴァロッティの笑っている顔が出てきそうです。


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2007年07月16日

グリーグ 歌曲集 オッター(Ms)

今年はグリーグ没後100周年です。それにちなんで自分が一番よく聴くグリーグのCDを紹介します。





 グリーグ 歌曲集 アンネ・ソフィー・フォン・オッター(Ms)/フォシュベリ(P)

グリーグの曲は「ペールギュントの朝」「ピアノ協奏曲」などが有名ですが、ピアノ小品、歌曲などでも数多くの名曲を作曲しています。

グリーグはノルウェイのベルゲン出身です。ここの自然と海をこよなく愛しており、グリーグの音楽はノルウェイの自然のような素朴な感じがします。さて今回紹介する歌曲には彼の愛妻であるニーナが声楽家であったことが大きく影響しています。グリーグの歌曲のよき理解者だった妻ニーナと二人三脚で作曲されたようです。グリーグ自身が「妻ニーナは私の歌曲の真の理解者です」と語っていたらしいですから、その信頼関係は強かったのでしょう。グリーグの歌曲で一番有名と思われる「君を愛す」はニーナと婚約するのがきっかけで作曲されたそうです。

グリーグの歌曲は劇的でも刺激的でもありませんが、非常にやさしく自然な(素朴な)温かい曲です。包み込まれるような曲が多くグリーグの人柄がでた曲のような気がします。

今回紹介のCDはスウェーデン出身のメゾソプラノであるアンネ・ソフィー・フォン・オッターが歌ったもので、グリーグの歌曲の特長を壊さずに心のこもった歌となっております。伴奏のフォシュベリも地味ながら味のある伴奏をしており、息もぴったりです。自分は日頃あまり歌曲などは聴かないのですが、疲れたとき、ほっとしたいときなどにこのCDを聴きます。一度は行ってみたいと思っている北欧の息吹が感じられます。

ちなみにグリーグの墓はベルゲンにある湖を望む岩壁にあります。妻のニーナも同じ墓で眠っているそうです。


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2007年07月10日

オルフ カルミナ・ブラーナ ラトル ベルリンフィル

自分はカルミナ・ブラーナが好きで結構CDを所有しています。もちろん定盤のヨッフムも悪くないのですが、今回はラトル盤を取り上げます。この曲の最初の”おお、運命よ!”のフレーズはみなさんも聴いた事があると思いますよ。





 オルフ カルミナ・ブラーナ ラトル&ベルリンフィル

昔からラトルという指揮者は打楽器奏者からキャリアを始めた経緯もあり、打楽器の使い方にこだわりを、また声楽にも並々ならぬ思いをもっていると日頃から感じておりました。この2004年大晦日のジルヴェスターコンサートで演奏された「オルフ カルミナ・ブラーナ」は打楽器&声楽に対する思い入れが音となって現れた演奏と言えます。出だしの一瞬の間をおいてのティンパニーの一撃exclamationはかなり強烈なインパクトがあります。それに合唱もすばらしい出来です。(自分は声楽専門じゃないので異議があるかもしれませんが、その辺はお許し下さい)全体にライブという事もありノリもよく一度聴いてみる価値はあると思います。


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