ベートーヴェン 交響曲第3番『英雄』 カラヤン&BPO(1982 LIVE DVD)
1982年4月30日に行われたカラヤン&ベルリン・フィルのコンビによる「BPO創立100周年ライヴ!」の映像です。
いやはやこれは圧倒的な演奏です
カラヤン&ベルリン・フィルのコンビはいつも汗を感じさせない演奏をする印象があり、全力で演奏したらどうなるのだろうとずっと思っておりました。その結果が今回のライブです。
「創立100周年ライヴ」ということもあってか、いつもは外面を気にするカラヤンが汗を拭いながら集中力の高い気合の入った指揮をすれば、ベルリン・フィルのメンバーは気迫のこもった全力投球の演奏で答えており非常に緊張感に満ちた燃焼度
出来としては推進力がある第1楽章と圧倒的なクライマックスを築いている第4楽章が特に感慨深い演奏でした。第2楽章はアンサンブルのバランスがよすぎて素晴しい演奏ですが「葬送行進曲」といった部分は後退している感があります。
映像も一発ライブという事もありカラヤン特有の過剰な演出はなく素直にライブに集中できるのも好印象。録音はまずまずといったところでしょうか。
現代オーケストラの完成形を観たような印象があり、アンサンブルの素晴しさは(ベートーヴェンの精神的な部分があまり感じられない部分があるにしろ)聴くものを納得させる説得力があります。やはりカラヤンは偉大な巨匠だったといえるのではないでしょうか。

チャイコフスキー 交響曲第4番、第5番、第6番 カラヤン&ベルリン・フィル
ちなみにカラヤンらしい映像として有名なのがこのチャコフスキー。音声部分は晩年のウィーンフィルの演奏より豪快。映像部分はカラヤンらしい美学がつらぬかれ一部カットの差し替えなどもあったりやりたい放題。興味のある方はどうぞ。
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