2008年10月20日

ドビュッシー 前奏曲集第2巻 モニク・アース

先週聴いたミチョモランマからの一曲

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モニク・アース/DGコンプリート・レコーディングス(8CD)


モニク・アースは往年のフランス女流ピアニスト。その彼女が最も得意としていた近代フランス物であるドビュッシーが今回聴いた演奏。曲は「ドビュッシー 前奏曲第2集」(1963年録音)

モニク・アース/DGコンプリート・レコーディングス(8CD)からの一曲であります。

このモニク・アースの演奏ですが「今となっては貴重なフランス音楽の息吹を感じる演奏」で聞き惚れてしまいました。

まず素晴らしいのがピアノのタッチ。これだけ重みをかけずに軽やかなタッチで流暢に曲を弾いていく様を聴いていると(個人的な推測ですが)指を立てて弾いているのではなく指の関節を柔らかく使った滑らすような弾き方をしているような感じがします。一音一音を吟味しながらアプローチをするのではなく曲全体の流れを意識したアプローチで非常にすっきりとした仕上がりになっているのもドビュッシーには好ましいです。

モニク・アースは上記にあげた美点を活かして弾いており、第1集よりも曲としての難易度や弾き分けが非常に難しいと言われる「前奏曲集第2集」の方でより顕著に素晴らしさが感じられます。各曲を淡々とさらりと弾きながらそこから漂ってくる香りが非常にエレガント。もちろんテクニック的にも破綻はありませんが、それは現代のピアニストのように問答無用の超絶技巧をひけらかす事によって聴き手を圧倒するような類ではありません。演奏を聴いているとモニク・アースにとってそれは必要最低限の事でしかなく、感性(インスピレーション)を強く意識しているように聴こえます。そこにはフランスの伝統文化というものも感じられるように思えました。

一曲目の幻想的な「霧」から最後のパッションを感じる「花火」までどの曲過不足なく清々流々と流れていき極めて自然。この40年以上前の演奏ながら古びた感じのない演奏は非常に心地よい響きは大きな満足感を与えてくれました。

モニク・アースのセット、次はラヴェルの演奏でありましてこれも聴く前から楽しみであります。




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posted by やったくん at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 器楽曲 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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