2009年03月18日

ヴェルディ レクイエム ムーティ&スカラ座

オペラハウスに相応しいヴェルディ

R.Muti_Verdi_requiem.jpg

ヴェルディ レクイエム ムーティ&ミラノ・スカラ座管&合唱団(2CD)


イタリア人指揮者リッカルド・ムーティがスカラ座で行ったライヴ録音による「ヴェルディ レクイエム」が今回聴いた演奏(1987年録音)

聴いて見た印象としては「ライブらしく劇場的高揚感に満ちた演奏」といった感じ。ジャケットを見る限りスカラ座オケのメンバーはオーケストラピットではなくステージで演奏したようで録音の音がダイレクトに伝わってきます。

ムーティのもっている音楽の方向性、スカラ座オケのスタイル、スカラ座でのライヴ録音という状況のどれをとっても「オペラ的」「劇場的」な解釈になるのは至極まっとうでしょう。当然この演奏も宗教的な側面より激性やオペラ性が強調されるものとなっております。

出だしの「レクイエム」からスカラ座合唱団の素晴らしい歌唱が聴かれます。さらに「キリエ」ではパバロッティの輝かしい高音が響きわたりまさに本場イタリアの音楽が堪能出来ます。「怒りの日」では輝かしいスカラ座オケが、「涙の日」での女性歌唱陣の検討も印象的。

ムーティの全体的な流れを重視した見通しのよい(ある面快適ともいえる)指揮はなかなか巧い。特にライブでこれだけの規模の編成を締め付ける事での統率ではなく自由な雰囲気をもちながらの統率は流石。

ただ精神面とか宗教面を重視する人から見ると不満が多い演奏なのかもしれません。このあたりムーティの日本における人気がイマイチなのと関係があるのかも。

自分はイタリアの空の青さのような明るい感動を覚える演奏で満足いたしました。


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posted by やったくん at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 声楽 オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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