2008年03月11日

シューベルト 歌曲集「冬の旅」 ゲルハーエル

冬から春へと季節は変わってきています。

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シューベルト 歌曲集「冬の旅」 ゲルハーエル(Br)フーバー(p)



歌曲王シューベルトの晩年の代表作であり、古今東西の歌曲でも名をはせている歌曲集「冬の旅」が今回聴いたもの。ドイツのゲルハーエルが30歳前後に録音した演奏で伴奏はゲルハーエルの同郷出身フーバーが弾いております。

聴いた印象としては非常に耳障りがよく聴きやすいと感じましたるんるん。ゲルハーエルの声には若々しく優しさがあり非常に丁寧、曲によってメリハリをつけていく歌い方ではなく全体の流れを重視しして聴く事に主眼をおいたものとなっております。フーバーのピアノも語り過ぎず引っ込み過ぎずよい感じです。録音は普通でしょうか。

シューベルトの「冬の旅」は詩人ヴィルヘルム・ミュラーの同名の詩集から作曲されたものであり(詩集とは違う順番で作曲されていますし)連作歌曲といった意味合いが強いのですが、ゲルハーエルの場合「若者が失恋から街を離れ旅をしながらさまよい死を求めて...」といった感じの物語性が聴き取れておりこのあたりよく考えられていると思います。揺れ動く若者の姿をじっくり聴かせてもらいました。

この曲を聴いていつも思うのは「意外と孤独な現代人」に「冬の旅」がもっている疎外感、死と絶望などのテーマ性は非常に訴えかけるものがあるのではないかということです。歌曲は日本では人気が薄いですが、現代風に言えば路上ライブのように人々と対面するような身近さがあり聴く人の輪が出来るジャンルでもあり、iPodなどでじっくりしんみり聴くにもよいジャンルだと思います。

ゲルハーエルの演奏値段もお手軽ですし、喜多尾道冬氏の解説も非常に丁寧に書かれており好印象。歌曲入門編にオススメです。


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posted by やったくん at 22:04| Comment(4) | TrackBack(0) | 声楽 オペラ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんは。

おお、冬の旅ですね。
この曲はしばらくF=ディースカウとブレンデルのディスクを愛聴していましたが、
私も5年前にこのゲルハーエルの冬の旅を聴いて、随分気に入っています。

最近だとソプラノのシェーファーのものが特に好きです。
Posted by ピースうさぎ at 2008年03月12日 22:07
>ピースうさぎ殿

コメントありがとうございます。

F=ディースカウですか、自分はDGのムーア盤が一番お気に入り、次はデムス盤とピアノが雄弁に語るブレンデル盤といった感じで...。

女性の「冬の旅」は聴いた事がないのシェーファー盤探してみます。情報ありがとうございます。
Posted by 管理人 at 2008年03月12日 22:33
こんばんわ(^^)。
歌曲はほとんど聴いたことがないですが、この曲はタワレコでディースカウ盤を試聴して強い印象があったものの、ゲットに至らずでした。。。
やっぱり、聴こう!ディースカウ+ムーア盤から始めてみようと思ってます。
Posted by 左党 at 2008年03月12日 22:39
>左党殿

コメントありがとうございます

ディースカウ+ムーア盤ですかいいですよ(ちなみにゲルハーエル盤は解説充実の国内盤にして1000円ですからまずちょこっと聴く分にはこちらもお得です。)

今後も一緒に歌曲も聴いて行きましょう
Posted by 管理人 at 2008年03月12日 23:43
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